弾丸トラベルは怖くない!

マイル、飛行機、鉄道、海外・日本国内トラベル情報、ホテル、海外発券など

ぷらっとこだまで静岡に行ってみました

スポンサーリンク

N700A

ぷらっとこだまで静岡まで行ってみましたので、お伝えします。

ぶらっとこだまの特徴など

切符ではない切符みたいなツアー

東京駅 JR東海窓口

ぷらっとこだまは東海道新幹線の東京から新大阪間に設定されており、同区間の新幹線に乗るためのものです。切符と言わないのはJR東海のグループ会社のJR東海ツアーズが企画しているツアーであります。

乗車前日の22時までネットで予約ができ、乗車に必要なチケットは当日に東海道新幹線の各駅の自動券売機で発券できるなど極力も、切符に近いですが、あくまで旅行企画であり、以下のことには注意したいところであります。

  • 指定された乗車日・区間・列車・座席に限り利用可能
  • 途中乗降不可
  • 座席が指定のみ、自由席は利用不可
  • 予約変更不可
  • 新幹線(東海道新幹線)専用改札口を利用

ガッチガチのツアーであり、予約の変更はできません。仮に東京→名古屋で申込したぷらっとこだまにて乗車しても、豊橋で下車することはできません。

実際には下車することはできますが、東京から豊橋までの乗車券と新幹線特急料金を全額清算しないので行けないので、普通の切符の方がましとなります。

そんなガッチガチにFIXされて旅行と言うか切符ですが、1か月前に申し込みをしても前夜に申し込みをしても、代金に変化はありません。

もちろん、座席には限りがあるので、普通車は早めに申込しないと乗りたい時間帯に乗れないことはあります。

東海道新幹線全駅の各区間で設定されていない

新幹線の切符では東京から新大阪まで乗る人もいれば、小田原から米原まで乗車する人がおり、人生色々でありますが、ぷらっとこだまはそんな色々な人生には対応しておらず、特定の区間のみの設定となっています。

設定されているのは以下の駅を発着するのみに限定されています。

東京、品川、新横浜、静岡、浜松、名古屋、京都、新大阪の駅間のみの設定となっています。

ただし、東京と品川と新横浜の各区間、静岡と浜松間、京都と新大阪間の短距離区間は設定されていません。

子供代金は半額ではない

子供料金は乗車券では半額というイメージがありますが、ぷらっとこだまはでは半額ではなく、大人の旅行代金の6割ちょっとに設定されています。子供をたくさん連れての旅行の場合は、意外と安くならなないため、チェックが必要です。

グリーン車は破格だが所要時間を考えると

グリーン車は東京⇔名古屋で+1,000円、東京⇔京都・新大阪では+1,500円と通常の乗車券で切符を購入すると5,000円から1万円近くも高くなるグリーン車と比較すると破格であり、乗り得とも言えます。

東京から新大阪までの各駅区間の繁忙期の普通車とグリーン車の旅行代金の値差は下記のとおりです。

  静岡 浜松 名古屋 京都 新大阪
普通席 5,500 7,300 9,800 12,000 12,400
グリーン 7,100 8,900 10,800 13,500 13,900
値差 1,600 1,600 1,000 1,500 1,500

東京から名古屋がもっとも値差が安く、その他は1,500~1,600円前後の値差となります。豪華なグリーン車に+1,000円で乗れるのであればメリット大と言えますが、時間がかかるというのがデメリットでもあります。

Time is moneyという言葉あるとおりであります。のぞみは東京から名古屋まで100分前後、京都までは135分、新大阪までは150分となります。

一方でこだまの場合、東京から名古屋までは160分、京都までは217分前後、新大阪までは232分前後と遠くなるにつれて時間が伸びます。

東京と新大阪で約80分の時間差があり、到着後のスケジュールを考えると高額なのぞみでも良いと言えますが、動くオフィスとして考えると1,500円は安く、パソコンで仕事ができそうです。

一方、静岡、浜松は値差が大きいものの、ひかりとこだましか選択がなく、時間の差が少ないため、グリーン車に乗るという点ではメリットかもしれません。

一方で小一時間のひかりと75分ほどのこだまのグリーン車にあまり差はないことを考えると普通車の方が枠一杯になるようです。

高速バスは3,000円台ですが、時間を考えると静岡付近ではぷらっとこだまは結構強いかもしれません。

ネット発券は慣れれば簡単

入力画面

ぷらっとこだまはネットで決済まで完了しますが、当日、駅の自動券売機での操作が必要です。旅行代理店で事前に旅行券を入手していれば、その限りではありませんが、名古屋駅はJR東海駅なので問題はありませんが、東京駅と新大阪駅ではJR東海の自動券売機を探さないといけないのでちょっと時間がかかります。

クレジットカードを挿入すれば、すぐに発券かと思うと、購入した時点で受信したメールにあるリンクからアクセスしてQRコードを表示させて、その画面を券売機にかざす処理が必要であります。それを知らないと意外と時間がかかります。

ぷらつとこだま切符

そんな作業して、ようやく改札を通れる乗車標(あくまで乗車券ではない)が発券されます。記載された列車のみ有効と言うのは飛行機での格安航空券には良くあるので当日乗車直前では違和感は有りません。

そして、ぷらっとこだまのもう一つのメリットであるドリンク券が発券されます。

ネット操作は慣熟すると、簡単であり、電話待ちや行列待ちもないので、ベストと言えます。折角ネットであれば、紙の発券不要かとしてほしいですが、リニアまではとにかく変えないJRセントラルと言ったところでしょうか。

こだまは車内販売がない

意外なところでは東海道新幹線内のこだまで車内販売がないところであります。人件費込みの車内販売は高いので避けるという人もいるかもしれませんが、こだまは新大阪まで4時間近くかかり、東京駅で購入した飲み物は温くなってしまったりします。

しかし、車内販売がないと喉が渇いても、新大阪まで我慢と言うことになってしまいます。対策としては東京駅でたくさん買い込むのがベストと言えます。

ただし、夏場は飲み物などはすぐに温度が上がってしまい、美味しくなくなります。ロックアイスを保冷剤替わりに活用するのもありかもしれません。

強いていうと、こだまは途中駅でのぞみ等の速達列車の追加待ちをするので3-10分くらい停車するので、その間に改札手前まで降りて、そこで調達すると言う手もあります。その場合はタイムマネジメントが重要ではありますが。

ぷらっとこだま乗車記

東京駅八重洲口

JR東海の窓口は八重洲側口に集中しているため、八重洲口にでます。大丸の屋号を見たのは初めてかもしれません。松井証券の屋号(マルロク)に似ています。

こだま715号

静岡駅には11:30前に到着したかったため、こだま715号となります。こだま時間感だともっと早く出ないといけないと思っていましたが、意外と所要時間は静岡までだと短い感じです。

青春18きっぷがコストではベストですが、7時台に東京駅を出発しないといけないので、そこは新幹線の早さと言うことかもしれません。

N700A

今日はAが大きいN700Aでした。Aとして製造された車両であります。Sには勝てませんが、静岡までなので良しとします。

グリーン車

直前の申込でも空席が多いグリーン車が多いですが、意外と混んでいます。もっとも、普通車はかなり混んでおり、時期的には仕方ありません。と言っても、静岡まで隣席に誰か来ることはありませんでした。

ドリンク券

ドリンク引換券は色々な選択肢があります。

《ドリンク引換券について》
・東海道新幹線(東京~新大阪間)各駅にあるJR東海ツアーズ指定の東海キヨスクなどの駅売店(「クーポン券引換店」のステッカーが貼ってある駅売店に限ります。)で営業時間内にお引き換えください。※こだま号車内では引換できません。
〈引換商品〉
・660ml以下のソフトドリンク(医薬部外品を除く)
・350ml以下の缶ビール
・500ml以下の酎ハイ、発泡酒(日本酒は引換不可)
・ドリンク券+180円で187mlワイン(一部店舗除く/追加代金は引換えの際にお支払いください)。

JR東海ツアーズより

ソフトドリンクとの交換はほぼOK、ただし、ドリンク剤は不可。ビールについては純粋なビールは350ml缶限定。アルコールをできるだけ摂取したい場合は、発泡酒や酎ハイは500mlまでOK。

+180円支払うと187mlのワインも交換可能であります。

以上から、限られた規則の中で最高量のアルコール分を摂取すべく、ハイボール(500ml)にしてみました。

東海道新幹線機内誌

車内誌は相変わらず、エッジの効き過ぎた内容が多いです。何が歪んでいるのか理解できませんが、歪みとは何かとか考えてしまいました。

東海道新幹線グリーン車内

それでも、平穏なグリーン車内です。E5系はスピード番長で、福島あたりと一ノ関あたりは飛ばしており、気持ち悪くなるくらいの早さですが、東海道新幹線は計算されつくしているので、乗り心地も上々です。

熱海駅

通過待ちのない熱海駅に停車です。目的地を静岡までとすると小田原と三島と新富士のみの通過待ちがあり、ひかりでなくともこだまも有りかもしれません。

静岡駅到着

81分で静岡に到着です。青春18きっぷでは実現できない時間であります。一方であまりに楽すぎて、コストを考えるなら下道とも言える在来線の利用もありかと考えましたが、踊り子はあまり変わず、小田急ふじさんと御殿場からのバスとか考えましたが、ここはストレートに言った方が良いということかもしれません。

 

N700A静岡

静岡駅で下車です。同列車は終点までまだまだ長い道中であります。

静岡駅

静岡駅南口であります。大きな街でありますが、意外とシンプルであります。

静岡駅北口

北口に行ってみてもシンプルであります。最大都市の浜松の方が駅前は大都市感がありますが、地下街が見えないかもしれません。学生の頃にバイトできた時はもっと活況があったようにも感じましたが。

最後に

ぷらっとこだまの利用するシーンとしては保守的な東海道新幹線区間で時間は有るけども割安に利用したい場合に候補になります。

利用日前日まで申し込みができるものの、直前では最安値の普通車は完売と言うケースがあります。わずかにコストでプレミアムなグリーン車が利用できるので、選択肢は多いと言えます。

航空路線ではJALもANAも対抗した運賃を設定しいる以外に、ANAでは今週のトクたびマイルで東名阪路線を設定してくることが多々あり、こっちの方が強力と言えます。

とは言え、東京から静岡まで移動となると飛行機の選択肢はなく、地上移動一択となります。高速バスか在来線か新幹線となります。

コストでは高速バス最強ではありますが、3時間超かかります。一方で、在来線は4時間弱はかかります。そうなると新幹線であり、2時間はかからずに到達にできますが、コスト次第であり、その中でぷらっとこだまの存在感と言えます。

Copyright ©Dangan-Lucky All rights reserved.