国際線でプレミアムポイント単価5円台と言うのはさすがに稀有であり、これをつかむための方法を考えてみました。
PP単価5円台ビジネスをおさらい
以前に記事にしましたが、今現在でも再現性がある運賃のため、改めてまとめてみました。
旅程
3月6日にマニラを夜10時に出発し、翌朝6時過ぎにイスタンブールに到着します。機材はA350-900となります。イスタンブールでの乗り継ぎは良くありませんが、大遠征のスタートでもあり、遅延があっても冷や冷やすることはなさそうです。
その日の午後にカナダ東部のモントリオールに向けて出発します。機材はボーイング787-9とターキッシュ新時代を感じます。
モントリオールには夜7時前に到着し、乗り継ぎ時間2時間でバンクーバーに向かいます。ここからはエアカナダ便であり、ナローボティ機材となります。バンクーバーに日付が変わるギリギリの23:35に到着します。
復路はまず、トロントに向かいます。3月10日の正午に飛び、トロントにはあっという間の夜8時に到着します。ここでも乗り継ぎは良く、2時間半でイスタンブールに向かいます。機材は77Wであり、往路で新しい機材に乗ったため、少し古くは感じますが、スペースは広々の機材です。
イスタンブールには翌日到着し、また、9時間超の乗り継ぎとなります。その時間を耐えればあとはラストフライトであり、A350-900でマニラに向かい出発から2日後の夜7時前に到着します。
ターキッシュの最新機材とエアカナダを利用できるルートでもあり、結構そそられます。
PP単価5.77円
運賃・予約クラス・プレミアムポイント下記のとおりです。
運賃 | 約199,629円 | |
---|---|---|
予約クラス | AC区間 | Jクラス(125%+400PP) |
TK区間 | Jクラス(100%+400PP) | |
プレミアムポイント | AC区間 | 11,750PP |
TK区間 | 22,884PP | |
合計 | 34,634PP | |
PP単価 | 5.77円/PP |
おそらく、国際線での大量プレミアムポイント獲得ルートでは地球最強の単価を誇るルートであります。エアカナダ区間だけでも1万PP越えであり、最強と言えます。
これほどのプレミアムポイントが積算でき、単価は5円台と言うのは国内線を含めてもなかなかない路線であり、何度見てもアトラクティブな単価であります。
マニラ行きはどうするか
日本からマニラへはANA便は羽田と成田が就航し、フィリピン航空が新千歳、成田、羽田、名古屋、関西、福岡に就航しています。
有償エコノミーでも良いのですが、PP単価はあまり良くなく、フィリピン航空利用となるとプレミアムポイントにならないという点もあります。
特典航空券を利用すれば手数料は約5千円で済みます。また、ビジネスでは4万マイルと東南アジアの都市ではありますが、香港と同じくくりとなっているため、マイル数も得となります。行きは空港で待ち、帰りは空港近くのホテルで滞在が必要となりますが、全区間ビジネスで完結できます。
最後に
ANAダイヤモンド会員となるためには10万プレミアムポイントの獲得が必要であり、アップグレードポイントも大量に欲しい場合は、ANA便縛りとなります。
まずはダイヤモンドになりたい場合はスターアライアンス便の利用を混ぜる方が有利でありますが、今回のルートは単価5円台ビジネスで一回の旅程で3分の1超を獲得できてしまうので、通常の世界であれば、絶対利用するルートと言えます。
来年までこの運賃が続けばぜひ実施したいルートであります。