プライオリティパスで利用できたパリ・シャルルドゴール空港ターミナル1にあるスターアライアンスラウンジが2024年2月29日に閉鎖するので調べてみました。
パリ・シャルル・ドゴール空港でプライオリティバスが利用できるラウンジ
執筆時点(2024/2/16)でプライオリティパスで利用できるラウンジは以下のとおりです。
スターアライアンスラウンジ(T1、シェンゲン内)
YotelAir Paris Charles de Gaulle(T2E Lゲート)
スターアライアンスラウンジはANAなどスターアライアンス加盟航空会社が多く利用しているターミナル1にあります。ターミナル1はチャンギ空港型とも言える、搭乗ゲート直前に手荷物検査があるタイプであります。
ターミナル1は独特に形をしており、バームクーヘンみたいな円形の建物であります。ザ・プリンス京都宝ヶ池と言うかアップルの本社と言うかそんな感じであります。ただ、中心部はエスカレーターなどがあり、あまり吹き抜け空間はありません。
スターアライアンスラウンジ(プライオリティパスで利用できる方)はシェンゲン内にあります。場所は11階にあり、11階の受付をした後に1フロア降りたところにラウンジがあります。喫煙スペースはオープンスペースにあったりします。
以前訪れた時のレビューは以下のとおりです。
そして、もう一つはターミナル2EのLゲートにあるYotelAir Paris Charles de Gaulleであります。カプセルホテルみたいな宿であり、ラウンジと言えるのかと思いますが、ラウンジスペースがあり、そこで利用できるようであります。ターミナル2Eはエールフランスなどが乗り入れているのでCDGはエールフランスの本拠地と言う事もあり、利用機会が多いのかもしれません。こちらは完全なエアサイドであり、非シェンゲンかつ手荷物検査後であります。
スターアライアンスラウンジの入れ替え
閉館となるとANA上級会員はANA便フライトまでに寛ぐ場所がなくなり、困るかと思いますが、ターミナル1の3階に新しいスターアライアンスラウンジがオープンしており、こちらの利用となります。こちらもエアサイドですが、非シェンゲン国へのフライトのみの対象となります。
ANAサイトでは空港ガイドの動線として新しいラウンジのみが案内図に記載されています。2つのラウンジを併用して運営していたのはパリ・オリンピック需要かと思いましたが、そうではないようです。
古いスターアライアンスラウンジは2月29日で閉鎖
シェンゲン国向けのエアサイドにあるスターアライアンスのラウンジは2月29日で閉館とプライオリティパスのサイトには以下の通り記載されています。
営業時間
毎日:午前5時30分~午後10時
注意:フライトスケジュールに応じて営業時間が変更される場合があります。
このラウンジは2024年2月29日をもちまして閉館します。
スターアライアンスのラウンジ・ファインダーのページには記載されていませんが、閉館は事実のようであります。
シェンゲンエリア内でパリからスターアライアンス便を考えるとフランクフルト、ミュンヘン、コペンハーゲン、ストックホルム、リスボン、ワルシャワ、チューリッヒ、ジュネーブ等ぐらいであり、それほど便が多くもなく、近場であれば高速鉄道を利用する人も多いと考えられます。
そうした事もあってか、アメリカやカナダ、アジア、アフリカ、中東のスターアライアンス便を優先すると言う事で閉鎖をするのかもしれません。
まあ、そもそも設備が古くなっているので、最初からスクラップアンドビルドだったのかもしれませんが。
最後に
パリ・シャルル・ドゴール空港でプライオリティパスで利用できるラウンジは2か所から1か所になる見込みです。新スターアライアンスラウンジをプライオリティパスで利用できるようになるかは不明であります。
ターミナル1はスターアライアンスとアライアンス非加盟の航空会社の非シェンゲン行きが多いので、ANA SFCを保有していれば、スターアライアンス便での乗り継ぎでスターアライアンス便は利用できます。
それ以外はそもそもパリで乗り継ぎをしないでフランクフルトで乗り継ぎとなりそうなので影響は少なさそうであります。
2024年はオリンピックがあり、これから混雑しそうなのでパリも早めに行きたくなってしまいました。