オスロ空港にあるスカンジナビア航空のSASゴールドラウンジを利用しましたので、お伝えします。
場所
セキュリティチェックを通過した後のエアサイドにあります。オスロ空港の場合、最初から国内線と国際線の導線が分かれている、シェンゲン国の空港としては特徴的な空港であります。
オスロ空港ホームページより
ラウンジは出発階の中心部よりやや地図で言う右側にあります。非シェンゲン国への搭乗者に配慮した形でしょうか。オスロから直行便がある非シェンゲン国はそれほどない気もしますが。
出発階から1フロア上がったところにラウンジがあり、SASラウンジと非航空会社系のOSLラウンジがあります。プライオリティパスで利用できるラウンジがない空港なので、NH*Gは持っておきたいところであります。
まずは有人の受付でラウンジアクセスをして、その後にゴールドラウンジへの改札をします。搭乗券にあるバーコードをスキャンして通過するタイプでした。
しかしながら、ビジネスラウンジにあたるエリアは誰もおらず、ドリンクやフードも置いてありませんでした。運用の効率化で大は小を兼ねるタイプなのか不明ですが、折角のスペースが勿体ない気もします。
SASラウンジとSASラウンジの差分は搭乗者によってあるのですが、それがなかったという事になります。
念のため、SASゴールドラウンジについては以下のとおりです。
同社のマイレージサービスであるEuroBonusダイアモンドまたはゴールド会員
当日出発のSAS便、ヴィデロー航空便、またはスターアライアンスの運航便を利用する場合とSAS便のアジアとアメリカからの長距離便で到着した場合。
同一旅程の同伴者1名または近親の家族(配偶者/パートナー/ご両親/お子様)4名様まで
スターアライアンスゴールド会員
当日出発のSAS便または日に出発するスターアライアンス運航便を利用する場合
同一旅程の同伴者1名までアクセス可能
ビジネスクラス・フレックスクラス
スターアライアンス加盟航空会社とアイスランド航空のビジネスクラス利用者
ヴィデロー航空のフレックスクラス利用者
コペンハーゲン空港などと基準は統一されています。
ラウンジ営業時間はSAS便の定期始発便の1時間前にオープンし、SAS定期最終便の30分前にクローズします。
ラウンジレポート
全体としては北欧家具のソファと言うかチェアと言うか腰を深くかけて座るシートが多くコペンハーゲンと比較すると単調ではあります。
談話エリアとサイレントエリアに分かれていますが、どこのエリアも比較的静かでした。東北の人が電車に黙って乗っているのと同じような感じなのでしょうか。
ラウンジ内にはトイレは当然のようにあります。ウォッシュレットは有りませんでした。
ゲストオフィスがあり、外付けモニター付きのワークスペースタイプでした。ここでテレワークをすると結構作業が捗りそうです。冬は暖房代がかからなくて良さげです。
個室ブースはチェアとコンパクトコーヒーテーブルがあり、構成的にはANAスイートラウンジの個室ブースに似ています。ただし、ANAの方はテレビがついている反面、ドアがないと言う差があります。
コンセントについては豚の鼻のCタイプであります。ここでもユニバーサルタイプはなく、結局受付に行くと横のキャビネットを開けてくれて、"好きなタイプをピックアップしてください"と言われてゲットしました。忘れ物の有効活用と言う感じでした。
ソファ席ばかりでなく、カウンター席も有ります。電源は完備されていました。蕎麦屋のカウンターのようにも見えます。
奥の壁にディスプレーされている馬の絵はヨーテボリ空港の同社ラウンジで見たことがあります。
フード・ドリンクは種類が多い
フードドリンクコーナーは結構な面積を占めており、アイランドタイプのところがフードコーナーであり、奥の壁に面したカウンターはアイラアンド囲むようにL字となっており、アルコールからソフトドリンクまでありました。
サラダ類だけでも種類が多く、この他フルーツ、肉系なホットミール、パンなど種類は結構ありました。
ワイン他のお酒は結構種類がありますが、基本的にはコペンハーゲン空港と同数・同種類でした。
氷を必要としないクーラーなのかとても取りやすく便利であります。白は2種類と泡が1種類でした。
ビアサーバーはカールスバーグであります。スカンジナビア航空の本拠地はストックホルムですが、最大のハブ空港がデンマークのコペンハーゲンという事もあってか、カールスバーグのようであります。
ラウンジに3時間ぐらい滞在したので、結構ワインを飲んでしまい、記憶が飛び飛びとなってしまいました。若い頃のように夜10時くらいから翌朝目が覚めるまで全く記憶が飛ぶという事ではないのですが、飛び飛びになった時間帯に撮影した写真を見て問題をないことを確認してしまう体たらくでした。
最後に
ラウンジは結構アップデートが多く、前回来た時よりも随分変化していました。オスロはなかなか来ることはないですが、久々に来ると結構豪華でありました。北欧らしい木とデザインの優れた空港であり、それだけでも利用価値があったと言えます。