2022年8月にニューヨークJFK国際空港にあるブリティッシュ・エアウェイズ ファーストラウンジ を利用しましたのでお伝えします。
ラウンジ情報
ロケーション
同ラウンジはニューヨーク・ジョン・エフ・ケネディ国際空港ターミナル7にあります。ターミナル7はブリティッシュ・エアウェイズ、イベリア航空、LOTポーランド航空、ユナイテッド航空、アイスランド航空、アラスカ航空、そして、ANAが乗り入れています。
ターミナル7には手荷物検査通過後にラウンジが4つあります。1つがアラスカ航空のラウンジ、あとの3つがブリティッシュ・エアウェイズの各ラウンジであり、クラブラウンジ、コンコルドルーム、ファーストクラスラウンジがあります。
ターミナル7はワンワールド加盟航空会社のラウンジのみであります。
ターミナル7はかなりこじんまりとしており、手荷物検査を通過してしまうとゲートと数件のショップとフードコートぐらいとなっており、あまり迷うことはありません。
ラウンジは手荷物検査通過後に出発階にエスカレーターで上がった後に振り返る形のところに位置しており、2階と言うか3階みたいな場所であり、手荷物検査場の真上ぐらいの場所にあります。
お隣はワンワールド加盟としては新しいアラスカ航空のラウンジです。
営業時間
ワンワールドのサイトによるとファーストクラスラウンジは毎日15:00 - 22:00と記載されていましたが、ANA109便のチェックインが開始される正午過ぎに行ったところ、既にオープンしていました。ANAが要請と言うか負担しているのでしょう。
ANAサイトのラウンジ営業状況では閉鎖されていると言うことでしたが、オーブンしていました。
ラウンジアクセス
ブリティッシュ・エアウェイズのファーストクラスラウンジにアクセスできる搭乗者は下記の方に限定されます。
ブリティッシュ・エアウェイズのファーストクラス搭乗者
ブリティッシュ・エアウェイズ・Executive Club Gold会員
ワンワールド・エメラルド資格を保有するワンワールド加盟航空会社の上級会員
ANA運航便のファーストクラス搭乗者
ANAマイレージクラブ・ダイヤモンド会員
いずれも同行者1名だけはアクセス可能
ワンワールド・エメラルド資格を持っていると、アラスカ航空と同ラウンジをホッピングできるかもしれませんが、今回はANA便利用でしたので、同ラウンジのみです。
アクセス基準としてはかなり狭いので、静かなラウンジと想定されます。
ワンワールドの本丸のようなブリティッシュ・エアウェイズのファーストクラスのラウンジをスターアライアンスのANA便利用できるのは何とも不思議ではありますが、スターアライアンスのコアなメンバーのユナイテッドの本丸であるEWRに移転できない大人な事情もあるのでしょう。
ラウンジレポート
同ラウンジの受付はANA国内線主要空港(新千歳、羽田、伊丹、福岡、那覇)のラウンジの受付と似ており、無印ラウンジとスイートラウンジが左右に設置されていると同じ構造です。
ブリティッシュ・エアウェイズのファーストクラスラウンジは受付に向かって左側、クラブラウンジは向かって右側になっています。クラブラウンジの方が改装は遅かったので新しくて広いみたいです。
以前、行った際はクラブラウンジ(前は名前が違ったと思います)が改装中だったため、SFC会員も同ラウンジにアクセスできたことや、羽田行きが18時ぐらいの出発のため、欧州線の利用者とバッティングしたこともあり、激込でしたが、今回は文字通り、ファーストクラスラウンジらしい人のいない空間でした。
電源はいたるところにあります。ユニバーサルではなく、アメリカ仕様ですが、日本と同じなので、不便はありません。そして、USBポートも2ポートありました。
フライト情報もラウンジ内に何か所が設置されています。ターミナル7はどちらかと言うと夜に出発フライトが多いようです。
15:00のANA109便以外では、UAのサンフランシスコとロサンゼルスの西に向かう便でありますが、それ以外はロンドン、レイキャビック、マドリード、バルセロナ、ワルシャワ、ブタペストとほぼヨーロッパ便のみであります。
ちなみにトイレはラウンジ内にありますが、シャワーはありませんでした。
ファーストクラスラウンジは大きく分けるとソファなどが多くあるエリアとダイニングをするエリアであります。
今回利用した際はダイニングエリアの奥に食べ物や飲み物をピックアップするコーナーがありますが、食べ物は置いてなく、ダイニングエリアで食べたい人はソファー側のブースから取ってこないといけないと言うものでした。
ワインなどのドリンクは一応、ダイニングエリアにもありました。
ここのラウンジは外の景色が見えないのが難ではありますが、それ以外は快適であります。
weworkみたいなスペースもありました。人が少ないので一人で占有して作業ができました。
HPのプリンターがあるのがアメリカらしいです。日本だとキヤノンとかリコーなのでしょう。
集中モードで作業したい場合はと個室ブース的なコーナーもあります。背もたれなしのスツールが疲れそうではあります。
でもこの個室ブースの一角にはワインコーナーがありました。ワインばかり注ぎに行き、作業に集中できない懸念があります。
イギリスなのに、なぜワインなのか考えてしまいましたが、イギリス連邦で見るとオーストラリア、ニュージーランド、南アフリカなどワインの生産が多いところを含むと言うことなのかもしれません。本国でも泡ワインとか熱いようで、日本のイギリス大使館とか推しているようです。
試飲コーナーも顕在であります。ロゼはかなり満タンでした。
weworkみたいなスペースの向かいには果物とアメリカ人が好きそうなお菓子とラズベリーとミントが効いたウォーターがありました。
一番気になるドリンクコーナーであります。以前と変わらずドリンクのみとしては大きな空間です。
赤ワインも種類が多いです。さすがにファーストクラスラウンジなので、そこそこのものが置いてあります。
氷で冷やさないといけない飲み物です。真ん中にあるのプロセッコであります。シャンパンぐらい置いてないのかと思いつつ、下を見てみました。
すると冷蔵庫の中に青ポメリーであります。この時間はANA便で日本人が多いので、シャンパンは目立たないようにしていたのかもしれません。結局、ポメリーばかりの選択となってしまいました。
このほか、ハードリカーが充実しているほか、カクテルに必要な果汁や生ミントなども冷蔵庫には色々な種類が置かれており、本格的なラウンジと言うのは以前と変わりませんでした。
ドリンクの話しばかりとなりましたが、食べ物もソファーブースの近くにあります。以前よりは品数は減っていますが、サラダ、煮込み系のホットミール、パンなどはありました。
最後に
前回の出発は18時前であり、他のラウンジが工事中ということもあり、ファーストクラスラウンジ正規対象者以外も多く、喧騒でありましたが、今回はファーストクラスラウンジらしい落ち着いた空間でした。
食べ物もありますが、シャンパンのみで十分であり、作業も捗りました。3年が経つと色々変わっている部分もありますが、良い部分で変わっていないところもあります。再び利用するのはいつになることでしょう。