ANAのプレミアムエコノミーのクアラルンプール=シアトル往復(東京で滞在可能)の往復でダブルマイルキャンペーンを利用すれば、ダイヤモンド会員であれば、4.6万円獲得可能なため、まとめてみました。
プレミアムエコノミー クアラルンプール=シアトル往復
旅程
今回は、4月の連休前にクアラルンプールと東京、そしてその週末シアトルを弾丸で往復し、翌週末再びクアラルンプールに行く旅程でシミュレーションしてみました。
往路は4月7日(日)の午後にNH886便でクアラルンプールから羽田に向かいます。羽田には当日の夜22時過ぎに到着します。羽田到着は結構早着ですが、沖止めも多く、時間は、およそ定刻通りと言えます。その週末の4月12日、金曜日成田からシアトルに向けて夕方の18時過ぎに出発し、シアトル・タコマ空港には同日の午前11時過ぎに到着します。シアトルには日本人にもなじみ深い、マイクロソフトやアマゾン、スターバックス、マリナーズの本拠地であり、なにかしらの関連した施設を弾丸でもアクセスできると思います。また、金曜日夕方発のため、午後半休と言う技も使えると言えます。
復路
復路は翌日4月13日土曜日の午後出発し、成田には翌日の夕方に到着します。シアトル発が午後であるので、ホテルでの起床時間が早くないため、弾丸ながら辛くないところであります。そして、その週末の4月19日の23時過ぎに羽田からクアラルンプールに向けて出発し、翌朝の朝6時前後にクアラルンプールに到着します。
運賃・積算マイル
運賃は210,400円であり、クアラルンプールから北米行きとしては距離の面からする安いといは言えませんが、プレミアムエコノミーとしては最安のEクラスとなります。
積算マイル・プレミアムポイント
積算マイルとプレミアムポイントは下記の通りです。
フライト | 機材 | 区間マイル | 積算マイル | PP | ||
4月7日 | KUL | HND | B789 | 3,338 | 3,338 | 5,407 |
4月12日 | NRT | SEA | B789 | 4,775 | 4,775 | 5,175 |
4月13日 | SEA | NRT | B789 | 4,775 | 4,775 | 5,175 |
4月19日 | HND | KUL | B789 | 3,338 | 3,338 | 5,407 |
合計 | 16,226 | 16,226 | 21,164 |
積算マイルは16,226マイルであり、プレミアムポイントは21,164PPとなります。PP単価は9.94円となります。
ダブルマイルキャンペーン
ANAでは、11月2日から登録を受け付けている成田=シアトル間ダブルマイルキャンペーンを実施しています。
キャンペーン概要
概要は下記の通りです。
2018年11月2日(金)10:00~2019年5月31日(金)23:59<日本時間>
★キャンペーン参加登録がない場合、対象になりませんのであらかじめご了承ください。
★キャンペーン参加登録方法は画面下にございます。以下の概要をご確認いただき、参加登録へお進みください。
★期間中はいつでも参加登録できます。
キャンペーン期間
2019年3月31日(日)~2019年5月31日(金)(ご搭乗分)まで
キャンペーン内容
期間中、以下の条件をすべて満たしたお客様に、ご搭乗ごとにダブルマイルをプレゼントいたします。
※ダブルマイルとは、通常積算されるフライトマイルと同額のボーナスマイルです。
■キャンペーン条件
1.ANAウェブサイトからキャンペーン参加登録
2.成田⇔シアトル線(NH178/NH177)を対象予約クラスにてご搭乗
3.ANAマイレージクラブにフライトマイルを積算
対象のお客様
ANAマイレージクラブ会員
対象路線
ANAグループ運航の成田⇔シアトル線(NH178/NH177)
※提携航空会社が運航するコードシェア便は、全て対象外です。
成田⇔シアトル線の詳細について
対象予約クラス
マイル積算可能な国際線全予約クラス
ボーナスマイル積算時期
キャンペーン条件達成後、1週間以内に積算いたします。
ご注意
※本キャンペーンの対象となるフライトマイルの事後登録は、2019年6月11日(火)23:59<積算分(日本時間)>までです。
※ボーナスマイルは、プレミアムポイントの対象外です。
※本キャンペーンにお申込みされた方は、当社が同時期に実施する他のキャンペーンに当選できない場合がありますので、ご了承ください。
※個人情報の取り扱いは、ANAプライバシーポリシーをご参照下さい。
参加登録方法
ANAホームページキャンペーンページより
※キャンペーン参加登録がない場合、キャンペーンの対象となりませんのであらかじめご了承ください。
ANAホームページより
これは、JALが同時期よりシアトル線を就航するにあたり、JALマイレージバンクでダブルマイルキャンペーンを実施するにあたり、対抗としていると思われます。JALはプレミアムエコノミーの設定のない機材ですが、エコノミーは新間隔エコノミーであり、距離も5,000マイル弱であり、足元が広ければ安いエコノミーと言う選択もあり、それに対抗していると思われます。ANAの方がプレミアムエコノミーもあり、エコノミーで購入してもメリットはありますが、上述の通り、プレミアムポイントのメリットが有るため、悩ましいところです。
ダブルマイルで積算されるマイル数
ダブルマイル数で積算マイル数は下記の通りです。キャンペーンでは搭乗したクラスごとの積算率と同じマイル数が積算されます。今回のシミュレーションでは、プレミアムエコノミーのため、通常積算されるマイルとダブルマイル合わせて200%加算されます。
フライト | 機材 | 区間マイル | 積算マイル | ボーナス | 合計 | ||
4月7日 | KUL | HND | B789 | 3,338 | 3,338 | 0 | 3,338 |
4月12日 | NRT | SEA | B789 | 4,775 | 4,775 | 4,775 | 9,550 |
4月13日 | SEA | NRT | B789 | 4,775 | 4,775 | 4,775 | 9,550 |
4月19日 | HND | KUL | B789 | 3,338 | 3,338 | 0 | 3,338 |
合計 | 16,226 | 16,226 | 9,550 | 25,776 |
ダイヤモンド会員の場合は4最大.6万マイル超の獲得
ダイヤモンド会員で且つダイヤ継続2年目、ANAコールドカード保持者であれば、下記の通り、ダブルキャンペーン+ダイヤモンド会員ボーナスが加算されるため、これだけで4万6,000マイル超積算されます。さらに、現在実施されているANAカード切り替えキャンペーンに乗っかり、ANAプレミアムカードに切り替えて決済したりすると結構すごいことになりそうです。
フライト | 機材 | 区間マイル | 積算マイル | ボーナス | DIA | 合計 | ||
4月7日 | KUL | HND | B789 | 3,338 | 3,338 | 0 | 4,339 | 7,677 |
4月12日 | NRT | SEA | B789 | 4,775 | 4,775 | 4,775 | 6,208 | 15,758 |
4月13日 | SEA | NRT | B789 | 4,775 | 4,775 | 4,775 | 6,208 | 15,758 |
4月19日 | HND | KUL | B789 | 3,338 | 3,338 | 0 | 4,339 | 7,677 |
合計 | 16,226 | 16,226 | 9,550 | 21,094 | 46,870 |
今回の旅程でアップグレードするとしたらどの区間
プレミアムエコノミー運賃はマイルまたは上級会員に付与されるアップグレードポイントでビジネスクラスへのアップグレード特典枠に空席が有れば可能です。今回、4レグありますが、どの区間がアップグレードすればよいか考えてみました。
東京=マレーシア間はマレーシア発羽田行き
東京とマレーシア間の飛行時間は季節によっても大差はなく、差は1時間程度です。一方で、羽田発は深夜便、クアラルンプール発羽田行きは昼便で夜に到着します。既に搭乗されている方は知っておられると思いますが、深夜便は寝ることを前提として、ビジネスクラスではリクエストベースでもつまみや軽食となり、正式な食事は朝食のみとなります。しかし、朝食からステーキを出す事もなく、和食は焼き魚程度、洋食はオムレツとなります。一方で、クアラルンプール発の羽田行きは午後発であり、フルコースの昼食が楽しめ、そのあと軽食が到着直前まで楽しめるため、食べ物という観点ではクアラルンプール発羽田行きをアップグレードした方が良いと言えます。
東京=シアトル間はシアトル発の方がおすすめ
東京とシアトル間は偏西風の影響があるため、東京からシアトルに行くより、シアトルから日本に戻る方が時間はかかります。また、気分的にも弾丸旅行の場合、時差ぼけも少ないため、日本発は日本時間で言うと、夜から早朝に向けて到着のため、眠いため、プレミアムエコノミーのシートでも眠れることが多いと言えます。
一方で、シアトル発は日本時間の朝6時前であり、起き出す時間であり、お腹もすきだす、プラス、現地時間では午後発のため、食事は多めとなるため、満足できると思います。ただし、シアトルの夜でたくさん食べ、ラウンジなどで食べると機内でも食べると成田に着いた後は結構きついので、ラウンジやシアトルの夜はドリンクと軽く収めるコントロールがいいと思います。
最後に
ツアーでバンクーバービジネス往復の70Pよりはましなルートと言えます。今回のシアトルダブルキャンペーンは単一要素では、あまり効果はありませんが、カード切り替えと組み合わせたりするとダイヤモンド会員においては、結構マイルがたまります。こうしたキャンペーンが出るとiPad Pro購入やAMEXプラチナ切り替えなど迷ってしまうところであり済ますが、ダイヤモンド会員を続けてきたことに対しての対価が欲しいところであります。例えば、スイート・テン・ダイヤモンド会員特典として、10年目の1年間はANA便を無条件に10倍マイルにするとかANAカード利用のポイントを1年間10倍にするとか実施してほしいと感じてしまいました。