モクシー京都二条に滞在しましたので、お伝えします。
ロケーション
JRの二条駅の真ん前にある千本通りと姉小路通りが交差するところにあります。駅からはとても近いです。
ただし注意したい点としては二条駅東口交差点の横断歩道で渡らないでホテル側に進むとホテルを目の前にしてさらに歩かないと横断歩道がなく、大回りとなってしまいます。
住所:〒604-8412 京都府京都市中京区西ノ京南聖町12
夕方にアクセスするとバーカウンターの照明が賑やかで、光に惑う夜の虫のように吸い寄せられてしまいます。
ロビーなど
モクシーの特徴としては各部屋の狭さの割にはロビーフロアは広く設定されています。共用部を広くして結果的にいろいろな体感をさせて、広く感じさせるということかもしれません。
ロビーでは大体はノートパソコンで仕事がしている人であり、狭い部屋では滅入ってしまうのかもしれません。インサイダーな仕事を扱う人には向かないのかもしれません。
ぬいぐるみは必要かと思ってしまいますが、映えることが大事と言うことなのかもしれません。すぐに飽きてしまいそうですが。そうして廃棄されるぬいぐるみはかわいそうです。ミレニアム世代の人は消費カスとなったモノの運命まで考えているのかと感じてしまいます。
アテネやローマもそうですが、昔からの都市は人口密度が高いため、ホテルの部屋は狭いところが多い印象があります。また、1階に客室があったりしますが、同ホテルでも1階に客室があります。
田舎だと1階でも窓を開けると海や山が見えたりしますが、都会ではそうは行きません。ホテルのような短期間の滞在では疲れて寝るだけであれば問題はないかもしれません。
個人的には、学生時代や社会人なりたての頃はこうした部屋で暮らしていたので慣れるかもしれませんが、あまり良いものではありませんでした。
景色のない部屋
ルームレビュー
滞在する直前に予約となり、アップグレードがないレートと言うことで止む無く、そのレートで予約します。
案の定、支配人から丁寧な説明があり、アップグレードはなく、景色のない部屋となります。部屋番号は縁起が悪すぎて記載できないくらいの4階の部屋であります。
隣にはアイロン室があります。各部屋にアイロンとアイロン台を置くよりは無駄に空いた空間をアイロン室にした方がコスト削減と消防観点からメリットになるという考えが見えます。
ルーム全景となります。デフォルトでは光を通すロールスクリーンが下げられていますが、どうせ外から見えないのであればと思い、全開にしてみます。
曇りガラスの大きな窓があります。日中はそれなりに光が入ってくるため、朝昼晩が一応わかります。
また、窓の先にはマンションの廊下があるようであり、廊下を通る人の物陰が時折、殺気のように感じてしまうのがちょっと気になるところでもあります。
窓側から部屋を見てみます。大きなベッドに大きな壁掛けテレビがメインであり、冷蔵庫と金庫がコンパクトにまとめられています。
ベッド回りは京都をポップに仕上げていますが、そこまで必要かと思ってしまいした。モクシーと言うブランド縛りかもしれませんが、なくてもいいかもしれません。
ベッドサイドはコンセントのほかにUSBポート(タイプA)があるので、そうした面ではきちんとしています。
照明は紅葉が投影されるものと思っていましたが、下の下なのか簡素な照明でした。
フェアフィールドと変わらない壁面をかなり高い位置まで利用した収納であります。経年すると低い位置にあるものをとるために屈むことと、高い位置にあるものをとるために背伸びすることを比較すると意外と後者の方が容易く、これはこれでいいかもしれません。
インディゴ軽井沢で見た充電式コードレス・ランタンのようなものがあります。かなり樹脂感が強いですが。。。
テラスどころか、景色のない部屋でどうやって使うのだろうと考えてみました。
折り畳みのデスクに折り畳みの椅子を広げて手元を明るくするのに使用するのが最適そうです。
ミレニアム世代を照準としたと言われていますが、同世代が経年していく中でこれが満足の着地点と思うと疑問を感じてしまいます。
昔はヤンエグと言う言葉がありましたが、こんな場所で重要事項を決議しないと考えるとと思う反面、極限で判断しないといけないのも人間であり、何とも言えません。
若い時は心は移ろいやすいものなので、このあとアップグレードしたいと感じるには良いもしれませんが。
一応、パジャマはありました。これぐらいないとさすがに日系のビジネスホテルに流れてしまいそうです。
水回り
同ホテルには日本らしい大浴場はなく、バスタイムは客室内のバスルームとなります。お決まりのシャワーブースなしのバストイレ一緒の空間であります。
動かなくていい半面、ちょっと狭いなと感じてしまいます。と言っても、日系の古いビジネスホテルのようなFRPで一体成形したような窮屈さまではいきませんが、倍近いレートを考えると、経験の少ない若者を雰囲気で騙しているのではないかと猜疑してしまうところでもあります。
タオル掛けであります。何の細工もないものであります。北欧に行くとタオルを乾かすためか、熱湯をハイプに通したタオル掛けとかありますが、ただのタオル掛けであります。お部屋のレビューは以上です。
館内設備
館内の共用設備を探訪してみました。コインランドリーはドラム式の洗濯乾燥機であります。マシーンに衣類を投入すれば一気通貫で仕上げてくれるため、導線が短縮されます。
フィットネスルームはフェアフィールドと異なり設置されています。と言っても、有酸素運動系メインであります。
筋トレ系のマシンも一応ありますが、そんなにないのが現実であります。
チタン会員の特典は飲み食い
ルームは予約断面からノンアップグレードでしたが、チタン会員であるため、アップグレード以外の特典は行使されました。さすがにこれもないと宿泊実績が欲しいと言っても、別日にするか大浴場付きの日系ビジホにすることでしょう。
アルコールを含むドリンク1杯と食事などに充当できるバウチャーが特典として付与されます。
普通であれば、チェックインした後に1杯、そして、朝食にバウチャーを充当しますが、今回は昼前までゆっくりしたため、rすべて昼食時間帯に行使してみます。
まずは1杯のフリードリンクをオーダーします。さすがにAM11時過ぎのバーカウンターは空席であります。それでもジンバルカメラで一周している女史がいました。
昼前からハイボールにしてみます。缶のハイボールと思いきやきちんとボトルと炭酸を混ぜていました。
モクシーとかフェアフィールドの売店システムは最適なのかといつも疑問に思ってしまいます。アマゾンがあり、日本にはコンビニと言うせっんもあり、なぜそれとは違う体系にはめるのか不思議であります。
キンキンに冷えているとか特筆すべきポイントもなく、団体旅行での消費しか想定していないのかもしれません。
時間になってもランチタイムが始まらないので聞いてみると始まりました。あおり運転したわけではないですが。
選択したのはペッパーポークフラットブレッドでした。ピザのような、コンビニで販売されているたんぱく質が採れるサンドみたいでした。
コーヒーはプラチナ以上ではフリーでした。そこまで差をつけなくてもフリーでいいのではと思ってしまいました。
この日は13時過ぎにチェックアウトしました。
最後に
20代そこそこで格式高い古いホテルに滞在と言うのは緊張して、しきたりみたいなものを調べてみたものでしたが、そうしたことが今は煩わしいことなのかもしれません。
そうした時代に登場した同ホテルでありますが、経験値の少ない若年層からは魅力的なのかもしれません。
時間の有効活用であれば、帰る日を前倒して、N700Sのグリーン車で仕事をするかもしれないですし、日系ビジネスホテルで寝るだけとして(朝は温泉と朝食は有りかもしれませんけど)、夜ははしご酒とするかもしれません。
欧米流のミレニアム世代の楽しみ方が理解できないのはもはや化石と言うことかもしれません。