マレーシア航空の成田=シドニーのビジネスクラス往復が最安で16万円台のため、まとめてみました。
成田=シドニー=ビジネスクラス往復
旅程
往路は9月最初の土曜日の1日の午前に成田を出発し、夕方にクアラルンプールに到着。7時間乗り継ぎ待ちの後にシドニーに向けて出発し、シドニーには翌日日曜日の朝に到着します。
復路は9月3日月曜日の午後1時過ぎにシドニーを出発し、夜8時前にクアラルンプールに到着します。3時間半の乗り継ぎ待ちの後に成田に向けて出発し、成田には翌日9月4日火曜日の朝10時に到着します。シドニー滞在時間は27時間と弾丸トラベルですが、往復ともに成田=クアラルンプール間はエアバスA380-800、クアラルンプール=シドニー間はA350-900と最新鋭の飛行機で往復することができます。
運賃・予約クラス
運賃は163,520円であり、予約クラスはZクラスとなります。JALマイレージバンクでの積算率は125%となります。
積算マイル・FLYONポイント
積算マイル・FLYONポイントは以下の通りです。
フライト | 区間マイル | 積算マイル | FOP | ||
9月1日 | NRT | KUL | 3,357 | 4,196 | 4,196 |
9月1日 | KUL | SYD | 4,088 | 5,110 | 5,110 |
9月3日 | SYD | KUL | 4,088 | 5,110 | 5,110 |
9月3日 | KUL | NRT | 3,357 | 4,196 | 4,196 |
合計 | 14,890 | 18,613 | 18,613 |
積算マイル・FLYONポイントいずれも18,613マイル/FOPであり、FOP単価は驚異の8.79円となります。パンチの効いたプロモーションと言えます。
マレーシア航空のねらいは何か
マレーシア航空はアジアではかなりの都市に就航していますが、北米は現在はなし、欧州はロンドンのみ、アフリカも現在はなし、オセアニアはオーストラリアとニュージランドとなっています。一方で、シンガポール建国の際に袂を分かったシンガポール航空はアジアにおいては、自社ブランドのみならず、子会社のシルクエアーと補完しながらネットワークを拡大、欧州にも一国複数都市就航してい国があるほか、最大のマーケットでもある北米にはノンストップの直行便を就航させるなど国際線ネットワークを盤石化しつつあります。一方で地元クアラルンプールを見るとエアアジアが台頭し続けており、価格競争をせざるを得ない状況であるほか、ワンワールドのホームグランドにANAが積極的に参入しており、JALとの北米リレーも危うい状況にあると考えられます。そうした中、厳しい体力勝負ではあるものの、積極的にプロモーションを実施し、顧客の新規獲得と囲い込みをしているのではないかと考えられます。
最後に
どのような事情があるかは別として、利用者視点からすると最新鋭の機材のビジネスクラスを格安に利用でき、上級会員ポイントも積算できる航空会社は貴重な存在であり、利用する価値は大と言えます。飛行機は年々、人間の足として定着としており、運賃やサービスなどをきちんと理解すると豊かな生活ができるのではないかと思います。