スターアライアンスビジネスクラスのルクセンブルク発券で単価の良いルートがありましたので、お伝えします。
ルクセンブルクとは
ルクセンブルクはフランスとベルギーとドイツに隣接した国家であり、シンガポールやモナコのような規模の国であります。国土内にはフィンデル空港(LUX)があり、すべて国際線となっています。この辺りはシンガポールと同じであります。
旅客便では同国のルクスエアが欧州内に就航しており、同社がルフトハンザと提携している関係からルフトハンザグループの就航地も多いと言えます。
スターアライアンスではルフトハンザ、スイスインターナショナル・エアラインズ、LOTポーランド航空、TAPポルトガル航空、ターキッシュエアラインズと最多であり、次いでスカイチームがアリタリアとKLMとなり、ワンワールドはブリティッシュエアウェイズのみとなっています。
行ってみると見る場所が多く、パリで一日寝ているよりはTGVに乗って日帰りでも行ってみた方が良いかもしれません。もちろん、飛行機でも行けるのでパリに限らず、欧州他の都市から行ってみるのも良いですが。
運賃・予約クラス・プレミアムポイント
今回はルクセンブルク発券の片道、ルフトハンザビジネスクラスであります。期間はGW期間中です。運賃・予約クラス・プレミアムポイントは下記のとおりです。
運賃 約7,129円
予約クラス Cクラス(125%+400PP)
プレミアムポイント 735PP
PP単価 9.70円/PP
セーバーよりフレックスが安いのでバグのようですが、単価は10円以下となっています。
ミュンヘンが最安ですが、フランクフルトは9千円台であるものの距離が短いため、単価は厳しくなります。グループではスイスインターナショナル・エアラインズがルクセンブルク発券のチューリッヒ片道が8,833円(630PP PP単価14円)とミュンヘン一択のようです。
ぐるぐるは可能のか
ぐるぐるとは空港に着いて、そのまますぐに戻りのフライトに搭乗し、また、空港に着いたら、同一路線で起点の空港に戻り、さらに、また、同じ空港に行くことを言います。
ANAマイル修行では羽田⇔大島や沖縄那覇⇔石垣などが対象でしたが、回数修行が廃止されてからはぐるぐると言う言葉熊本の料理名でしか聞かなくなりました。
今回は片道であり、ミュンヘンに到着してしまうと、ミュンヘン発券は高いため、終わりとなってしまいます。ぐるぐる達成には往復が必要であり、往復の単価を調べてみました。
同じ日での往復となり、ルフトハンザのシステムはコンサバなのか4時間近く間が空いてしまいます。
数日間ぐるぐるする前提で、禁断のend-on-endに交叉させるとかとなっています。
往復の運賃は下記のとおりです。
運賃 約18,689円
予約クラス Cクラス(125%+400PP)
プレミアムポイント 1,470PP
PP単価 12.71円/PP
単価的には日本国内でマイル修行をした方が良いと結果となります。ミュンヘン発券のエコノミー片道では今回のチケットよりもはるかに単価が高く、TAPはリスボン経由であるものの時間がかかり過ぎとなってしまいます。
スターアライアンス他キャリアの欧州内片道特典で少ないマイル数を探すか、スターアライアンス世界一周特典を活用するとしても欧州での途中降機は3回までであり、なかなかハードルは高そうです。
最後に
バグ運賃のようであり、片道と言うこともあり、連関性が少なく、マイル修行ついては逡巡しても難しそうです。純粋にルクセンブルクに行った後にTGVでパリに戻らずにミュンヘンかフランクフルトに行けるので、そのまま帰国には安上がりで決して損のないPP単価併用のチケットとして活用が妥当と言えます。
ぐるぐるはANAマイレージクラブではもはや回数修行がなくなったため、事実上厳しいと言うことかもとれません。ブリティッシュエアウェイズにてルクセンブルク発券でこうした事例があると違うのかもしれませんか。