ゴールデンウィークに行きたいけど旅費が高いと悩んでいる人は一見。ソウル発のルフトハンザドイツ航空のアテネ行きのプレミアムエコノミー往復が割安なため、まとめてみました。
日本発だけが高いゴールデンウィーク
日本人は年に三度、大移動をします。年末年始、ゴールデンウィーク、夏休みの期間であります。こうした民族大移動は日本だけではなく、中国では春節の時期、ヨーロッパでは夏のバカンスの時期、アメリカではクリスマスシーズンの12月とどこの国でもあります。
しかし、日本から海外に行こうとした場合、絶対に使うのは飛行機であり、飛行機というのは東海道新幹線のように頻繁に運行されていないため、座席数が限られます。
あわせて、最近の国策によるインバウンド需要がゴールデンウィークなどの座席数の満席に拍車をかけているとも言えます。
隣国は安い
日本発は繁忙期にはフライトチケットは高額ですが、隣国の韓国や台湾、中国発のチケットは当ブログで何度となく記事にしていますが、割安で年中比較的安定した運賃と言えます。中でもワンランク上のプレミアムエコノミーやビジネスクラス運賃が日本発と比較して割安であり、ここ数十年、割安度は年により変動するものの、安いのには変わりありません。
また、以前は発券国にチケットを取りに行く必要があったり、発券国のパスポートがないと航空券を購入することが難しかったものの、現在はインターネットでのチケット購入が主流となり、ソウル発や台北発などのチケットも日本にいながらパソコンやスマホで予約・購入することができます。
ただし、ソウルや台北でチェックインの際に、自分の国籍の国、すなわち、日本への航空券を提示しないと搭乗できない可能性もありますが、あらかじめ、日本行きのソウルや台北からの割安なLCCチケットなどを購入し、旅程表のプリントやスクリーンショットを提示すれば問題ありません。
ルフトハンザ・プレミアムエコノミー ソウル=アテネ往復
今回はゴールデンウィーク初日の4月27日にソウルを出発し、5月2日にアテネからソウルに戻る旅程で想定してみました。
往路は5月2日の14:25にソウル仁川を出発し、フランクフルトには18:40に到着します。約2時間の乗り継ぎで、アテネに向かいます。アテネまでエコノミークラスとなります。到着時間は日付の変わった0:20となります。アテネ空港近くのホテルでも良いですし、市内までのバスは24時間運行(深夜割増あり)もあるため、当日遅くても市街地ホテルにチェックインし、翌日ゆっくり起床してアクティブに観光することもできます。
復路はちょっと早いですが、5月2日の昼下がりの14:20にアテネを出発し、フランクフルトには16時半前に到着します。そして、復路も乗り継ぎが良く、2時間弱でソウル行きは出発します。フランクフルトを18:20に出発し、ソウル仁川には翌日11:20に到着します。
この旅程であれば、日本の各都市にフルサービスキャリア・LCC含めて、乗り継ぎ可能なフライトもあると言えますし、まだ5月3日のため、折角のソウルを1~2泊して、ヨーロッパとソウルと一粒で二度おいしい旅行もなかなかいいかもしれません。
ソウルとフランクフルト間はジャンボ機
今回の旅程の中で、一番長いフライトはソウル=フランクフルト間であり、往復ともに10時間10時間超となります。この区間は往復ともに大型機のボーイング747-400となります。いわゆるジャンボ機であり、プレミアムエコノミーではシート配列は2-4-2配列であり、横幅は余裕があると言えます。なによりもエンジンが4基搭載されており、安心感と安定した飛行を感じることができると言えます。
ただし、空調などはルフトハンザで保有するエアバスA380、A350、ボーイング747-8型機と比較すると前世代のため、水平飛行中は寒く感じることもあり、厚着をするか毛布を余計にオーダーするなど対策が必要かもしれません。
運賃・予約クラス
運賃は日本円で約142,173円であります。予約クラスは、プレミアムエコノミー区間はNクラス、エコノミー区間(フランクフルト=アテネ間)はYクラスとなります。いずれもANAマイレージ区間で100%積算となります。
積算マイル・プレミアムポイント
ANAマイル修行を考えている方以外にはあまり関心がないかもしれませんが、
積算マイルは12,906マイル
マイルプレミアムポイント14,506PP
PP単価は9.80円と10円を切っています。
もちろんヨーロッパ往復のため、ANAのライフタイムも大きく加算されます。
マイル修行をしていなくても、日本発のエコノミーと比較すると倍近いマイルが積算されるため、貯まったマイルで国内線旅行への近道ともなります。
最後に
とにかく、長期休暇にヨーロッパでゆっくりしたい人にとって、日本発の年末年始、ゴールデンウィーク、夏休みの運賃の高さは気になるところでもあります。とりわけ、新緑のシーズンであるゴールデンウィークと日照時間の長い夏休みは人気でありますが、反面コストも高くなります。
そうした中で、乗り継ぎ時間はかかりますが、快適で割安なチケットを利用して欧州に行けるのは良い点とも言えます。日本発直行便以外も選択肢として、賢いトラベルをするのも今後は必要かもしれません。