JALマイレージバンクにおけるキャセイパシフィック航空のビジネスクラスに新たな積算率が搭乗することとなり、今後のマイル修行での注意が必要となるため、まとめてみました。
ビジネスクラスの段階的な積算率変更
JALマイレージバンクではキャセイパシフィック航空搭乗時の積算率に変更が段階的に入ります。
時期としては2020年7月1日からと2020年10月1日からと二段階となっています。
7月1日から
これまでのビジネスクラスのJ,C,D,I(いずれも125%)に加えてPクラス(125%)が追加となります。スターアライアンスでPと言うとネガティブな感じがしますが、125%積算であり、選択肢が増えるので基本的にはポジティブと言えます。
10月1日から
ビジネスクラスの種別が5つに増えたのも束の間、Iクラスが他の種別クラスと分かれて70%積算となります。ワンワールドではこれまで安くても125%が守られてきたキャセイパシフィック航空もついに70%化となります。
時代の波なのかわかりませんが、また一つマイル修行のハードルが高くなったとも言えます。
しかし、7月や10月と言ってもほとんど搭乗する機会がなく、国際線に乗れる時には70%積算チケットが溢れていると言うことも想定できます。
積算率は下がるものの運賃が下がる区間も
上記はキャセイパシフィック航空のカトマンズ発券、香港ストップオーバーのニューヨーク(ニューアーク)の片道運賃です。
カトマンズから香港まではキャセイドラゴン運航で11月末に移動します。この日はこれでおわり、別切りのチケットで日本に戻ることも可能です。
香港からニューアークまでは12月27日にキャセイパシフィック航空運航のA350-900で行くこととなります。
運賃は約133,983円となり、予約クラスはIクラス(11月,12月断面では70%)となり、FLY ONポイントは6,297FOPとなり、FOP単価は21.28円となります。
これが125%のままであれば、12,371FOP(単価10.83円/FOP)とかなり優秀と言えます。
9月中の駆け込みで旅程を検索してみると19万円台と運賃が高くなってしまいます。これは積算率を下げた効果で運賃も下げられたのか不明です。
最初は下げても徐々に上げていき、積算率70%が溢れるようになるかもしれません。
最後に
JALマイレージバンクにおいて、FOP対象且つ125%のみ加算ができるビジネスクラスのキャリアはブリティッシュエアウェイズ、カンタス航空、アメリカン航空、カタール航空、ロイヤル・エア・モロッコ、S7航空、そして、マレーシア航空となります。
Iクラスで125%キャリアも多く、こうしたキャリアに利用を集中すれば、まだ安いビジネスクラスで一気にFOPを積算できそうです。
一方で、いずれ改悪と言う懸念に抱き、びくびくしながら予約・購入することとなりそうです。