JALの羽田空港国際線ターミナル(2020年4月以降はターミナル3)のサクララウンジ本館が改装に入る直前に利用し、JALオリジナルカレーをいただきましたのでお伝えします。
- JAL羽田国際線ターミナル(ターミナル3)のラウンジの改装状況
- スカイビューラウンジは10/29に新装オープン
- 改装期間中にアクセスできるラウンジは会員種別により異なる
- 本館サクララウンジのアクセス基準
- ラウンジレポート
- JAL特製オリジナルビーフカレーを食べる
- 最後に
JAL羽田国際線ターミナル(ターミナル3)のラウンジの改装状況
スカイビューラウンジは10/29に新装オープン
JALでは本館とスカイビュー(114番ゲート付近)の改装を段階的に進めています。10/28まで閉鎖されているスカイビューラウンジは10/29より新装オープンします。
一方で、パスポートコントロールから近い本館ファーストクラスラウンジとサクララウンジ4階は10/29から閉鎖されます。再オープンは2020年3月末を予定しています。
改装期間中にアクセスできるラウンジは会員種別により異なる
そのため、総ラウンジ面積が狭くるため、代替のラウンジとして、スカイラウンジアネックス(スカイビューラウンジの1フロア下)を利用可能です。
ただし、会員種別により、アクセスできる場所が異なります。
スカイビューラウンジはファーストクラス、JMBダイヤモンド、JGCプレミア、one worldエメラルド、ビジネスクラスとなります。
本館5階とスカイラウンジアネックスはJMBサファイア、JALグローバルクラブ、one worldサファイア、プレミアムエコノミークラス、エコノミークラス(Flex Y運賃)となります。
ANAの羽田国際線スイートラウンジで過去に改装したことがあり、その間はANAラウンジの一部区画をスイートラウンジ対象者向けに提供していたことがありますが、その対応よりはJALの方が良さそうです。
もっとも、スイートラウンジは出発が重なるピーク時はかなり混雑しており、当時が懐かしい位です。
本館サクララウンジのアクセス基準
これから改装に入るため、来年春から本格的な利用となりそうですが、アクセス基準は下記のとおりです。
JALマイレージバンク会員、ワンワールドエリートステータス会員
JALダイヤモンド会員、JGCプレミアム会員、JALサファイア会員、JGC会員、ワンワールド・エメラルド、サファイア会員(各同行者1名可能)
JAL運航便
ファーストクラス、ビジネスクラス、プレミアムエコノミー、エコノミーY運賃
ファーストクラスでは同行者1名が可能であり、プレミアムエコノミーではエコノミーから当日アップグレードは対象外、エコノミーではグアム、韓国線は不可となっています。
ワンワールド会員以外
エールフランス、中国東方航空、チャイナエアライン、エミレーツ、ハワイアン航空、大韓航空、上海航空、ベトナム航空のファースト、ビジネスクラス搭乗客、およびラウンジアクセス権を持つ上級会員
JALとコードシェアを実施しているキャリアが多く、スカイチーム・エリートプラスを保有していれば、MUなどでも利用ができます。ベトナム航空はANAとコードシェアを実施していますが、ANAのチケットでVNコードシェア便の場合はサクララウンジが利用できるのは面白いところです。
ラウンジレポート
パスポートコントロールを通過して、ANAは向かって右、JALは向かって左に曲がるとすぐに案内があり、アクセスのためのエスカレーターがあります。
入口にはスカイトラックス社5つ星が掲示されています。
受付カウンターは天気の影響もあり、大混雑と言うか混乱しています。レセプションからカレーの香りが漂うのはJALらしいところです。ANAの場合は、ANAオリジナルアロマが漂い、対照的です。
サクララウンジ本館は4階と5階の2フロア構成となっており、4階は主にダイニング、5階は寛ぎやワークエリアとなっています。
4階エリア
シャワールームやロッカースペース、ちょっとしたラウンジスペースはありますが、基本的には飲食スペースであります。
改装を待つだけあり、少し経年感は感じます。ANAの羽田の LOUNGEと比較するとANAの方が良さそうです。改装して、追い越すことを期待します。
お酒については、欧州のラウンジと比較するとワインの種類は少ないですが、その分、日本酒と焼酎が多く、日本らしくて良いでしょう。
ホットミールからサラダまで深夜でありながら充実しています。深夜でも食欲旺盛な人が多く、結構食べられてしまっています。
カウンターテーブルはこんな感じです。
鯛焼きもあります。上品なANA、こだわりのJALと言った感じもします。
5階エリア
5階エリアには階段かエレベータでアクセスできます。
上からの階段はこんな感じです。
改装後なのか新しく快適であります。
仕事ができるワークスペースは深夜となると空いており、こちらの方が快適であります。
複合機はエプソン製であります。コンセントは日本・アメリカタイプのみです。
ソファ席は大混雑であります。ファーストクラスのようなリラックスブースは満席であります。
ドリンクバーもあり、わざわざ4階に行く必要もありません。階段の移動でグラスを落としたり、転倒したりトラブルの温床となるため、5階に設けるのは当然ですが。
JAL特製オリジナルビーフカレーを食べる
JALのラウンジと言えばカレーと言うほど、キラーコンテンツであります。ANAでもカレーを提供していますが、あまり食指が伸びません。
海外では、シンガポール航空などアジアの航空会社のラウンジでもカレーの提供はありますが、なぜかJALのラウンジのカレーは惹かれてしまいます。
その理由としては、徹底的に日本流のカレーを追及しているようであり、日本の米との最適化をしているようにも感じます。
コクとトロ、味わい、区材の大きさ、そして、器たっぷりにボリュームだけでも満足ができます。
今回のコメは山形県産の「雪若丸」でありました。同県のトップブランドの「つや姫」の弟分らしく、カレーには最適なのかもしれません。
温暖化のせいか、おいしい米の産地が東北北部や北海道産が増えており、「雪若丸」もそうした中で、選りすぐられた米なのでしょう。
カレーと言うとカレー自体の中身に注目が行きがちですが、ともに食べる米も重要であり、JALのラウンジカレーが長く人気なのは米のセレクションも大事にしていることが想定されます。
最後に
ラウンジにて、カレー大盛りで食べたため、羽田からのフライトでの機内食はパスして、その次のフライトではきっちり食べ、飲むことができました。
個人的にはANA利用が多く、基本的にはサクララウンジを利用することほとんどありませんが、今回は、スカイチームフライトで利用する機会がありました。
海外の航空会社では経験できない体験ができ、どちらの航空会社も素晴らしいと言えます。こうしたキャリアを国内線の活用や海外発券にて、最効率で上級会員になれるのは、いいことかもしれません。