ANAが3月19日に発表してから6日後の3月25日にJALは新型コロナウィルスの救済策を発表しましたのでお伝えします。
FOP2倍の内容
概要
2020年2月1日(土)から2020年7月31日(金)までのJALおよびJALグループ運航便搭乗で獲得したFLY ON ポイントを通常の2倍として積算
対象者
対象期間中に搭乗したJALマイレージバンク(JMB)会員
ご搭乗実績に応じて積算するため申請は不要
対象期間
2020年2月1日(土)から2020年7月31日(金)搭乗分
2月1日(土)以降、すでに搭乗した分も通常の2倍のポイントを積算
2020年2月1日(土)から3月31日(火)までの積算分は、4月末までに一括で積算
2020年4月1日(水)積算分以降は、通常のFLY ON ポイントと同時に積算
対象路線
JALおよびJALグループ運航の国内線・国際線全路線
他社が運航するコードシェア便は対象外
対象運賃
フライトマイル積算対象運賃
注意点
JALカード会員限定初回搭乗、搭乗ボーナスなどキャンペーンによるFLY ON ポイントは2倍での積算の対象外となります。
その他
2月1日(土)から3月31日(火)ご搭乗分までのフライトマイル事後登録分については、4月15日(水)までにマイル積算された場合に限り、2倍の対象といたします。
通常事後登録は6か月以内ですが、2倍の事後の登録については対象如何は上記以上記載されていないため、4/15まで事後登録しておくのが良いと思います。
JGCを獲得するまでの簡単な段取り
JGC入会の条件
JGCはJALグローバルクラブの略称で下記の条件で入会できます。
1〜12月の12カ月間にJALグループ便ならびにワンワールド アライアンス加盟航空会社便にJMBのマイル積算対象運賃でご搭乗いただくと積算される「FLY ON ポイント」が50,000FLY ONポイント(うちJALグループ便25,000FLY ONポイント)以上、または50回(うちJALグループ便25回)以上かつ15,000FLY ONポイント以上のご搭乗実績があること。
JALグローバルクラブ JALカードのCLUB-Aカード、CLUB-Aゴールドカード、JALダイナースカード、プラチナのいずれかをお持ちいただけること
ANAスーパーフライヤーズカード同様、ステータスポイントを5万ポイント貯めることは必須となります。
条件クリアには
まず、この5万ポイントをどのように貯めるかかです。
先述のとおり、JALカード会員限定 初回搭乗 FLY ON ポイントボーナスキャンペーンがあります。このポイントは2倍になりませんが、JALカード本会員/家族会員が初回の搭乗で5,000FOPを獲得できます。
初回の搭乗で得られるFOPの他に5,000FOPがついてくるという言い方もできます。
逆算すると
50,000FOP-5,000FOP=45,000FOP
45,000FOPが今回の取り扱いでは2倍により、実質22,500FOPで済みます。
羽田=沖縄をクラスJ割引運賃で利用した場合は、片道2,072FLY ON ポイントと特別対応の1,672FLY ONポイントが積算されるため、実質6往復でクリアできます。
羽田=沖縄をファーストクラス割引運賃で利用した場合は、片道通常の2,860FLY ON ポイントと特別対応の2,460FLY ONポイントが積算されるため、実質5往復でクリアできます。
ファーストクラスは座席数が少ないため、競争率は高く厳しいかもしれません。
達成段取り
以上のように、達成までの手順は下記のとおりです。
- JALカードを発行申し込みをする
- マイル修行計画を即計画し、予約する
- 2020年7月末までにJAL運航便に搭乗する
- 22,500FOP(45,000FOP)達成
- JGC申込
不要不急の外出を自粛
東京都では3月25日夜、新型コロナウィルス感染爆発の重大局面として、週末(3/27-3/30)は外出自粛を要請しています。
手洗いうがいだけでは不十分なので、今週末はまだJALカードを保有していない人はネットで申し込み、そして、マイル修行で最も重要なルートづくりをするのがベストと言えます。自宅でステータス修行と言ったところです。
また、今後の新型コロナウィルスがどのように展開していくか不透明なため、フレキシブルな割引運賃(株主割引)などを活用するのが良いかもしれません。
海外渡航はご法度
同日、外務省は渡航や滞在に特別な注意が必要な場合に出す「危険情報」について、全世界を対象に、レベル2の「不要不急の渡航自粛」を出す方針を固めているようで、国際線でのFOP獲得はやめた方が良いと言えます。史上初の事態です。
世界各国の渡航制限をウォッチしている人はわかると思いますが、ここ数日で、日本から就航している国のほとんどで入国禁止や14日以上の隔離の措置が取られています。
また、帰国しようとしても空港が閉鎖されるなどして帰国できない場所もあるようです。JALでも4月以降の国際線は6割減便であり、行きたくてもほぼいけない状況です。
最後に
ANAは1-6月分が2倍の特別対応、JALは追随と言いつつも、2-7月と若干違います。これはJALの上級会員向けの好きな月を2倍にするキャンペーンのことも考慮しているようですが、JALの方が先に長いため、新型コロナウィルスの先が見えない時期には有効かもしれません。
また、東京オリンピックの延期により7月は空いている事態も想定され、実際の搭乗は6-7月に活動する計画をするのが良いかもしれません。