JALが国際線においてオークションアップグレードを導入し、面白キャンペーンも実施しているので、まとめてみました。
JAL入札アップグレード
概要は以下のとおりです。
対象
JALホームページでJAL運航の国際線航空券を購入(特典航空券も)済みで、7日間前に条件が整い、案内メールが届いた利用者
※団体・ツアー運賃やパッケージ旅行は不可
アップグレード後のクラス
プレミアムエコノミー、ビジネスクラス(プレエコ設定がない場合)
入札期間
メールが届く出発7日前から出発48時間前まで
入札結果
出発24時間前までに連絡(成功しても失敗しても)
支払方法
クレジットカード(ビザ、マスター、アメリカンエキスプレス※)
※USドル、英ポンド、ユーロ、カナダドル、シンガポールドルのみ
支払いは航空券支払いと同じ通貨建て
キャンセル・変更
フライトをキャンセルした場合、入札で支払った金額は払い戻し(予約記録が複数で一部キャンセルの場合はその分は払い戻し不可)
フライトの変更では変更後も成功したクラスとはならず、入札で支払った金額は払い戻ししなります。
アップグレードに成功したが、アップグレードはやめて、そもそものエコノミーにすることはできません。
積算マイルおよびFLY ONポイント
購入したエコノミークラスの予約クラスに準じる
キャンペーンは後述します。
所感
外資系で導入しているオークション制度と同じものを利用しているようです。JALマイレージバンクの上級会員や購入したエコノミークラスの種別の強さ、オークションに入札した順番などを鑑みて成否が判定されるとのことで、ここでも上級会員の強さはあるようです。
また、プレミアムエコノミー運賃からビジネスクラスという選択肢はないようであり、プレミアムエコノミーの設定のない路線でエコノミーからビジネスクラスにアップグレードできるようです。ここが一番おいしいかもしれません。
プレミアムエコノミーの設定がない路線
JALの国際線でプレミアムエコノミーの設定がない路線(2020年夏ダイヤ)は下記のとおりです。
羽田・成田
北京、大連、上海、広州、香港、ソウル(金浦)、釜山、台北、高雄、ジャカルタ※、マニラ、バンコク※、ホーチミンシティ、ベンガルール、モスクワ、ウラジオストク、ホノルル※、コナ、メルボルン、グアム、サンフランシスコ※、ロサンゼルス※、シアトル、サンディエゴ、バンクーバー
中部
天津、台北
関西
上海、台北、バンコク
※は一部の便
JALでは長距離路線でもプレミアムエコノミーの設定がない機材が多く、ビジネスクラスへのアップグレードが入札でも期待できるかもしれません。失敗した時のガッカリ差は半端ないと思いますが。
JAL国際線入札アップグレード導入記念キャンペーン
期間 2020年6月30日まで
入札アップグレードに成功し、搭乗した場合にアップグレード後の予約クラスでマイルの積算とFLY ONポイントが積算されます。
特典エコノミーから入札UG成功の場合は積算対象外。
予約クラス
キャンペーンで積算されるクラスは下記のとおりです。
プレミアムエコノミー Eクラス(100%+400FOP)
ビジネスクラス Xクラス(125%+400FOP)
何と言うことでしょう。ビジネスクラスはIクラスではなく、125%積算とかなり強烈と言えます。これまでの常識を覆すようなキャンペーンと言えます。
最後に
時期が時期だけに国際線への搭乗が厳しいですが、新型コロナが終息すれば、とても興味のある仕組みと言えます。キャンペーンは期間延長してほしいところであります。
キャンペーン期間中はプレミアムエコノミーの設定がない便でマイル修行をする人が出てくるかもしれません。