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ITAエアウェイズのプレミアムエコノミー プレミアポイント積算なるか

ITAエアウェイズのプレミアムエコノミーについて、現在運用されている主要機材のスペックと、それらが投入されている主な路線をまとめましたので、お伝えします。
ITAエアウェイズは機材の更新を急速に進めており、搭乗する機体によってシートの世代が異なるのも特徴的です。

ITA エアウェイズのスターアライアンス加盟

ITAエアウェイズのスターアライアンス加盟は、ルフトハンザ・グループによる買収と、それに伴う欧州航空業界の再編という大きな流れの中で進められています。
かつて旧アリタリア航空の伝統を継承した同社は、ITAエアウェイズ設立当初は継承的に「スカイチーム」の一員としてスタートしています。
しかし、イタリア政府との交渉を経て、2024年7月に欧州委員会がルフトハンザ・グループによるITAの買収を正式に承認。これを受け、グループ各社が中核を担う「スターアライアンス」への移籍が決定することとなります。この動きは、ローマを南欧のハブと位置づけたいルフトハンザの戦略と、強力なネットワークによる経営安定を望むITAの目論見が一致した結果でもあります。
移行スケジュールは着実に進んでいるようであり、2025年4月30日をもってスカイチームを完全に脱退しており、引き返さない断面となっています。
スターアライアンスの最高経営責任者会議(CEB)での承認も既に済んでおり、今年の1月〜3月頃には正式な加盟航空会社として合流する予定となっています。
この加盟が完了すれば、ANAマイレージクラブ会員にとってもメリットはあります。現在はANA便名のコードシェア便に限られているマイル積算が、ITA便名の全てのフライトで可能になるほか、NH*Gの上級会員であれば、ローマ(FCO)の専用ラウンジ利用や優先搭乗といった特典をフルに活用できるようになります。

主要機材別のプレミアムエコノミー仕様

 Airbus A330-900neo

現在、同社の長距離路線の主力となりつつある最新鋭機です。座席構成: 2-3-2の配列、計24席。シートスペック: シートピッチは約96cm(38インチ)、リクライニングは約18cm(7インチ)。設備: 15.6インチの4Kタッチパネルモニターを搭載。Bluetooth接続に対応しており、個人のワイヤレスイヤホンが使用可能です。各席にUSB(Type-A/C)ポートと電源コンセントを完備しています。

 Airbus A350-900

A330neoと並ぶ大型機ですが、導入時期により内装が異なります。座席構成: 2-4-2の配列、計24席。シートスペック: A330neoと同等の最新型シートが順次導入されています。機内の気圧と湿度が高めに保持される設計のため、長距離フライト時の身体的負担が軽減されます。設備: インフライトエンターテインメントシステム、電源ポート完備。

 Airbus A321neo

単通路機(ナローボディ機)ながら、中距離国際線用に3クラス制を採用している特殊な機材です。座席構成: 2-2の配列、計12席。シートスペック: 通路が一本の小型機ですが、シート自体は広胴機と同等のスペックを維持しています。12席のみの小規模なキャビンであるため、静粛性が高いのが特徴です。設備: 15.6インチの4Kモニター、USBポート、電源コンセント。

ちなみにビジネスは1-1配列とさらにスペックが高い仕様となっています。かつてのANAのB737-300ER BJジェットを彷彿とさせます。

Airbus A330-200

旧アリタリア航空から継承した機材であり、現在は順次退役または最新機への入れ替えが進んでいます。座席構成: 2-3-2の配列、計17席。シートスペック: 旧世代の設計のため、モニターの解像度や反応、シートの摩耗度において最新機(neo)とは差があります。ただし、占有面積についてはプレミアムエコノミーの基準を満たしています。

まとめ:機材別プレミアムエコノミーシートスペック一覧

機材 A330-900neo A350-900 A321neo A330-200
配列 2-3-2 2-4-2 2-2 2-3-2
シートピッチ 約102cm (40") 約102cm (40") 約99cm (39") 約96cm (38")
座席幅 約48cm 約48cm 約52cm 約50cm
モニター 15.6インチ (4K) 15.6インチ 15.6インチ (4K) 10.6インチ程度

個人的には気になったのはA321neoのプレミアムエコノミーであります。ナローボディ機で2-2配列となるとほぼビジネスクラスと言ってもいい程で、シートピッチは39インチと言うのも良いですね。

また、ローマから中東やアフリカと言う事で、エコノミーだと疲れる路線であり、他社ではビジネスでないと乗れないところがプレミアムエコノミーで行けるのは良いところかもしれません。ダカールとか乗ってみたいですね。

機材別・主要就航路線(ローマ発着)

機材の運用は需要やメンテナンス状況により変動しますが、現在の主な投入先は以下の通りです。

機材主な就航路線

A330-900neo

羽田(東京)、ニューヨーク、デリー、マイアミ、サンパウロ

※日本路線はこの機材かA350-900が運用されているようです。

A350-900

ロサンゼルス、ブエノスアイレス、サンフランシスコなど

超長距離路線を中心に運用

A321neo

リヤド、ジェッダ、ドバイ、アクラ、カイロなどの中東・アフリカの中距離路線

A330-200

ボストン、ワシントンD.C.、トロント北米路線の一部に投入

ITAエアウェイズのプレミアムエコノミーサービス

プレミアムエコノミー共通の付帯サービス機材に関わらず、プレミアムエコノミーを予約した乗客には以下のサービスが提供されます。

地上サービス

優先チェックインカウンター、優先搭乗、専用の受託手荷物優先タグ。手荷物: 23kgまでの荷物を2個まで無料預け入れ可能。

機内サービス

イタリアの伝統的なレシピに基づいた温かい食事。陶器の食器およびグラスでの提供。イタリアブランドのアメニティキット(長距離線)。ウェルカムドリンクの提供。

評価

SKYTRAX社のWorld's Most Improved Airlines(世界で最も改善された航空会社)では第2位とかなり改善されているようですが、他の欧州スターアライアンス加盟キャリアと比較するとまだまだのようです。

そして、プレミアムエコノミーについてはWorld’s Best Premium Economy Class Airlines 2025では20位と表示されるギリギリでランクインしています。まあ、シートスペックはANAと比較してもかなり良さそうなので、あとはサービスなのでしょうか。

いずれにしても、ルフトハンザグループ加入で何かしらの刺激があると思うので期待したいところです。

ITAエアウェイズのプレミアムエコノミーの予約クラス

さて、これまではシートスペック、運航路線、サービスなど触れてきましたが、マイル積算に大きくかかわってくる予約クラスについてまとめてみました。

P    Premium Flex
最上位の予約クラス。変更や払い戻しの制限が最も緩いクラス。

U    Premium Classic
標準的な予約クラス。早期予約などで適用されることが多く、適度な柔軟性と高いクラス。

A    Premium Saver / Promo
最安値の予約クラス。セール運賃や格安航空券によく見られ、変更制限が厳しいクラスです。
以上の3クラスが存在しますが、現時点でANAマイレージクラブではITAエアウェイズ(AZ便名)は積算対象でないので、いずれも対象外であります。予約クラスのタイプ的にはユナイテッド航空やエアカナダに似ているかもしれません。
ただ、既に確定している点としては、独自のマイレージプログラム「Volare」は2026年3月末で終了し、世界最大級のプログラムである「Miles & More」へと統合されます。

そうすると、ルフトハンザなどと同様にG,E,Nとなり、G,Eは100%、Nは70%の積算率となるのが、流れ的には妥当と言えます。

あと少しですが、成行きに注目したいところです。

最後に

今回はまもなくスターアライアンスに加盟するITAエアウェイズのプレミアムエコノミーにフィーチャーしてみました。プレミアムエコノミーの設定のあったスカンジナビア航空がスターアライアンスを脱退し、プレミアムエコノミーのキャリアが減っていましたが、プレミアムエコノミーの設定のあるITAエアウェイズの加入により、プレミアポイント修行にも少なからず効果はありそうです。

また、北米・欧州だけでなく、アフリカ、中東、インド、東京にも路線があるため、世界中、旅をしながらプレミアポイントの積算もできるので、期待大であります。

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