スターアライアンスの大陸間のファーストクラスが2021年でも強烈な値段のため、記事にしてみました。
パリ=シンガポール往復ファーストクラス
スターアライアンスのスイスインターナショナル・エアラインズのパリからシンガポールまでの往復となります。時期は約1年先の2021年2月と3月の往復です。
往路は2月9日の夜8時過ぎにパリを出発し、1時間ほどでチューリッヒに到着します。80分の乗り継ぎでシンガポールに向かいます。機材は同社フラッグシップのボーイング777-300ERとなります。この記事執筆現在ではほぼ空席であり、夢の1Aの確保も可能です。シンガポールには翌日夕方6時に到着します。この日はチキンライスくらいで良いかもしれません。
復路は3月11日未明の0:05にチャンギ空港を出発し、チューリッヒには早朝到着し、パリには朝9時に到着します。カフェで午前中過ごすのはアフターコロナの時代ではありえないかもしれませんが、こうした時代が再来することを望むばかりです。
復路のファーストクラスも機材はボーイング777-300ERです。
運賃・予約クラス・プレミアムポイント
運賃と予約クラスとANAマイレージクラブのステータスポイントであるプレミアムポイントは下記のとおりです。
運賃約404,638円
予約クラスは下記のとおりです。
CDG⇔ZRH | ビジネス | J | 150%+400PP |
---|---|---|---|
ZRH⇔SIN | ファースト | A | 150%+400PP |
プレミアムポイント 21,709PP
PP単価 18.64円/PP
となります。6,400マイルを超えるフライトのファーストでありながら40万円であり、ちょっと円高に振れると30万円台にもなりそうです。ANAの東京=ホノルルが35万円と比較すると長距離としては破格です。
1年先なのになぜ安いのか
1年先には現在進行形の新型コロナ感染の第一波が収束している可能性もあります。
また、中国ではワクチン開発の第2フェーズに進展しているという(実は元からあり、作為的にそうしているかもと妄想)知らせもあり、1年後には落ち着いていることも想定されている中で、なぜこんなにスイス社がファーストクラスを安く提供するのでしょうか。
理由は色々ありますが、おそらく現在どんどん減っているキャッシュの確保が大きいでしょう。今は先のフライトの採算よりも、安くチケットを売っても現金を得て、事業継続にしたいのかもしれません。
逆に1年後のフライトに搭乗するつもりでいた場合に同社がそれ以前に破綻すると搭乗できないだけでなく、返金されないということも想定されます。
スイスインターナショナル・エアラインズの前身のスイス航空(SR)は同社で発生した事故と同時多発テロにより、破綻した経緯もあり、危機感が強く、多くの方面から資金調達を積極的に実施しているのかもしれません。
最後に
大陸間のファーストクラスが40万円で往復できるのは驚異であり、搭乗してみたいくらいです。
しかし、その背景にはコロナ禍によるダメージに耐えるための方策と思うと辛い気持ちにもなります。コロナ禍に何かしらの光明がいち早くあることを期待するところです。