ANAの対象者限定キャンペーンでインターコンチネンタルホテルズグループ(IHG)の最上級会員であるスバイアエリートのステータスマッチがオファーされたためまとめてみました。
たまにあるホテルステータスマッチキャンペーン
ANAではANAマイレージクラブの上級会員向けの対象者限定キャンペーンとしてホテルのFSPプログラムの上級会員を期間限定で提供するキャンペーンが年に一回ぐらいあります。時期としては年度が始まる前が多く、その年のホテル宿泊が楽しみとなります。
ANAダイヤモンド会員であれば、ホテル側のステータスは最上級のステータスが用意されることが多いようです。
あくまで対象者限定であり、IHGリワーズクラブの会員でないとそのステータスは獲得できないため、会員でない場合は新規に登録が必要です。
過去にはヒルトン・ダイヤモンドもあり、エクスペディアで予約したヒルトンのホテルにも関わらず部屋がアップグレードされたこともあります。
IHGのステータスマッチは結構頻繁にあるようです。これはANAがホテル事業を「全日空ホテル」として展開していましたが、ミレニアムを迎える前ぐらいから航空事業である本業にシフトし、抱えていたホテルを合弁と言うかたちで、インターコンチネンタルグループのブランドを活用しながら、ホテルの経営から離れて行ったと言えます。
こうした関係からIHGグループとは関係は続き、そうしたこともあり、IHGのFSPである「リワーズクラブ」へのステータスマッチキャンペーンが多いかもしれません。
IHGグループのホテル
IHGグループのホテルには複数のブランドがあり、まとめてみました。
ブランド一覧
インターコンチネンタル ホテルズ&リゾーツ
リージェント ホテルズ&リゾーツ
キンプトン ホテルズ&レストランズ
HUALUXE(華邑)ホテルズ&リゾーツ
クラウンプラザ ホテルズ&リゾーツ
Voco
ホテル インディゴ
VENホテルズ
avid hotels
ホリデイ・インホリデイ・イン エクスプレスホリデイ・イン クラブバケーションズ
假日度假酒店
ステイブリッジ
スイーツキャンドルウッド スイーツ
安定の高級ブランドであるインターコンチネンタルをはじめとして、モンテネグロやベルリンなどにあるリージェント、立地が良く快適でお手頃な出張向けなクラウンプラザ、知名度抜群のホリデイ・インなどのブランドがあります。
アジアではシンガポールがIHGのホテルが多い
IHGはアジアでの展開が多く、日本でもANAインターコンチネンタルホテル東京をはじめとして札幌から石垣まで30超のホテルがありますが、面積の小さいシンガポールにはIHGのホテルは意外と多いです。
検索すると15件もあります。ホリデイ・インが多いですが、個人的にはインターコンチネンタル・シンガポールが印象的です。空港からは地下鉄で直通のブギス駅で降りれば、すぐであり、隣接のショッピングセンターには雨に濡れることなくアクセスでき便利でもあります。決して最新の構造ではないですが、その古さが良さを感じるホテルです。
クアラルンプール発券が創出される前はシンガポール修行全盛で、その時は良く滞在した記憶があります。多い時は月2回のマイル修行で滞在した場所でもあります。頻繁な時期はWelcome Come Backと迎えられた記憶もあります。
また、クラウンプラザ・チャンギ・エアポートはチャンギ空港に直結したホテルであり、アーリーチェックインが可能となると早朝に東京から到着して、空港のスターバックスで本を読んだり、パソコンで作業して、それも一息ついた頃の10時にチェックインできれば最高かもしれません。
ジムに行って汗をかき、部屋に戻りシャワーを浴びて昼寝をして、シンガポールに市街地に繰り出して、食事を楽しみ、ホテルでゆっくりして、遅めに起きて東京便に搭乗し、機内で空腹を満たせば最高かもしれません。
レイトチェックアウトして、早めにSQラウンジにアクセスして、飲み食いして深夜便で東京に戻る人もいるかもしれませんが。短期修行において、デイユースプランがポイントになれば最高かもしれません。
真新しいホテルを堪能
東京オリンピックや国策のためかここ数年で外資系ホテルの開業が相次いでいます。IHGで現在から過去半年の範囲でスパイアエリートの間に利用できそうな開業した(予定)ホテルをまとめてみました。
ANAインターコンチネンタル別府リゾート&スパ(2019/8)
インターコンチネンタル横浜Pier8(2019/10末)
ホテルインディゴ箱根強羅(2020/1)
ANA ホリデイ・インリゾート信濃大町くろよん(2020/春)
キンプトンホテル(2020/春)
すでに開業しているホテルは結構評判は良いようであり、和のテイストが強く、外資系でありながら、旅館に泊まった感覚も味わえ、日本ならでは宿の風情が味わえそうです。
キンプトンホテルの立地は西新宿であり、甲州街道沿いにあり、東側にはワシントンホテル、西にはパークハイアットがある場所です。
新宿駅からは徒歩10分程であり、渋谷側に面した高層階の部屋の景色は最高かもしれません。
以上のように日本だけでも期間限定のスパイアエリートでも新しいホテルの宿泊は結構楽しめるかもしれません。
最上級会員のスパイアエリートになるためにはどれぐらいの修行が必要か
最上級会員のスパイアエリートになるためには二つの方法があります。一つは宿泊数であり、もう一つはエリート資格対象ポイントとなります。
スパイアエリートになるためには前者では75宿泊、後者では75,000ポイントが必要となります。JALのダイヤモンド修行のような回数(と言っても最低の上級会員資格ポイント獲得は必要ですが)とポイントの二択に似ています。
しかし、エアラインと違う点としては、飛行距離や搭乗クラスや飛ぶエリアの掛け算の組み合わせに対して、ホテルは基本的に支払金額ベースとなり、1USDで10ポイントが基本であり、これでは7,500USD(約)が必要となります。
しかし、ボーナスポイントパッケージというものがあり、同じ宿泊でも多く資格ポイントを獲得できるホテルもあり、そうしたホテルを見つけるとお得かもしれません
何となく、最安のエコノミー運賃があっても、海外発券で積算率の高いエコノミークラスで発券してしまうことに似ており、エアラインマイル修行をしている人にはハマりそうなプログラムでもあります。
スパイアエリートの特典
これは公式サイトを見ていただけるとわかりますので割愛しますが、特徴としてはアーリーチェックインとボーナス100%ではないでしょうか。
もちろん、部屋のアップグレード、プライオリティ・チェックイン、エリート繰り越し宿泊、、レイトチェックアウトを可能であれば受けられる特典もあります。
ヒルトンでは上級会員では朝食無料があり、マリオットでは部屋のアップグレードやレイトチェックアウトを強調しているようであり、それからすると薄く感じるかもしれません。
しかし、マイル修行をしていると意外と時間を持て余すのが早朝着であり、長時間機内にいて、リフレッシュしたくなったり、荷物を分解して、街歩きモードにしたくなったりする場合、一度ホテルにチェックインして、シャワーを浴びて荷物を最小にして出かけたくなります。そうした際にはアーリーチェックインは結構重宝かもしれません。
最後に
ANAダイヤモンド修行(シンガポール時代)をオーバーラップしてしまいます。クアラルンプール修行が全盛となり、ホテル代がずいぶんセーブできていますが、当時が懐かしくなります。
スバイアエリートのオファーは劇薬なのか現状のマイル修行に活を入れる存在なのか不明ですが、8か月間ではありますが、スパイアエリートの経験は貴重かもしれません。2020年は4月以降に濃厚なマイル修行となりそうであり、それを支える存在となるかもしれません。
ANAダイヤモンドでは色々な経験ができ、やはり継続する意義はあるかもしれません。