IHGのリワードプログラムがリフレッシュされて、名称やステータスについても変化したのでまとめてみました。また、デジタルな世界では表札ともいえるアプリも更新されました。
いきなりダイヤモンド会員
2020年に結構頑張った功績を一年キャリーオーバーしてもらったスパイアエリートでしたが、ここにきて、ダイヤモンドと言う名称に変化しました。いきなりダイヤモンド会員でもあります。
ただ単に字面が変わっただけでなく、特権も変更になっています。この変更点は数多のサイトで紹介されているので、端的に言うと、これまでなかった朝食無料特典が追加となった点と言えます。
マリオットやハイアットでは基本的にIHG Oneのダイヤモンドに相対する会員(チタン・プラチナやグローバリスト)では朝食無料となっています。
マリオットの場合はそもそもレストランがほぼないフェアフィールドブランドでは提供されないケースもありますが、提供されており、カテゴリーの高い(人によって価値観が違いますが豪華なホテル)ほどメリットはあると言えます。
今回、IHGで朝食特典を付けたのはやはり、マリオットやハイアット、ヒルトンと比較すると差が生じてしまったというところかもしれません。
イギリス系らしく、選ばれし階級みたいなものは得意だったのかもしれませんが、スマートフォンのレンズが世界の目となっている今では何でも可視化され、明らかなディスアドバンテージと言うところだったのかもしれません。
結局、横並びまでもっていかないと土俵に立てないような感じもします。
ただし、その他の特典で見るとワールドオブハイアットのように積算したポイントの途中経過で特典が付与される文字通りのマイルストーン特典が新たに追加になったりしたのも良いと言えます。
しかし、そもそもあるアーリーチェックイン特典が保持されているのが良いところかもしれません。
その昔、OKA=SIN修行をしていた時にたまには息抜きとして、SINのインタコを利用していましたが、無情にも当時は朝早い成田行きしか選択の余地がなく、同ホテルを5時台にチェックアウトしていましたが、その際に逆にタクシーでヨボヨボの欧米系のおじいちゃんが多くの荷物を引き連れてホテルに入っていくのがとても不思議でした。しかし、極端ではありますが、今となるとエリート特典でアーリーチェックインをしていたのかもしれません。
洋の東西を分けるような、時差ボケ当たり前の旅をするとなると意外とアーリーチェックインは重宝されるのかもしれません。
ダイヤモンド会員中にそうしたメリットが享受できるかは不明ですが、夜行便前提のレイトチェックアウトとは違ったメリットがありそうです。
そんなに与えられた期間はないですが、ダイヤモンドと言う称号が与えられたのは何か幸せでもあります。
アプリもアップデート
IHG Oneがリリースされてから気になっていたのが、アプリの存在であります。リリースと同時にバージョンアップするかと思うと結構タイムラグがありました。
そもそも、旧IHGではちょっと前に大きなアップデートがあったのも影響したかもしれませんが、こういうものは日本語で言う「平仄を合わせる」と言うものが重要であります。
ちよっと遅くなりましたが、アプリは更新され、オレンジが印象的であったものが、ダークシアン(当サイトもちょっと前までは基調色でしたが)な色がベースとなっています。
機能自体はあまり変わらず、2020年代とは思えないようなちょっと不思議な各言語対応も変化していませんが。
Apple Walletもリフレッシュされ、ダイヤモンド会員は漆黒・一色紗英であり、他のチタン級会員よりも黒さが強調されています。
ANAカード・プラチナに、IHGダイヤモンド、マリオット・チタン、ハイアット・グローバリスト、ヒルトン・ゴールド、デルタ・プラチナと今年しか見られない光景でもあります。
この境地で生活が変わったかと言えば、そんなことはなく、フライトや滞在は確かに濃厚なおもてなしでありますが、それ以外は変わっていないと言えます。それでもそうした非日常が日常の原動力となっているかもしれません。
どっちが現実かわかりませんが。
最後に
IHGグループと言うと旗艦はインターコンチネンタルと言えますが、新しさがなく、市場を驚かせるようなこともなく、マリオットやハイアット、ヒルトンを冠とするブランドの方が魅力的であります。
一方で、同グループ内で生まれたIndigoやキンプトンはマリオットやヒルトンにはない新鮮で別世界の世界観があります。
IHGの戦略がどうなっているのかわかりませんが、ヴォンボイやワールドオブハイアットにない価値観が合うのであれば、IHG Oneはおすすめかもしれません。
FFPはいまだに一択しやすいですが、FSPはちょっと難しいかもしれません。