
リトアニアの首都であるヴィリニュスの中心部にあるHOTEL PACAI(パカイ)に宿泊しましたので、お伝えします。
HOTEL PACAI
ホテルパカイとはデザインホテルズに加盟しているホテルであり、同ネットワークは小規模なブティックホテルが多く、高級とおもてなしがキーとなっています。
ホテルパカイの建物は16世紀から18世紀にかけての当時の国家であったポーランド王国およびリトアニア大公国時代に建てられたものです。
1677年が最初の建物ができた年であり、約450年を経過しています。建物を建てたのは貴族のパカイであり、ホテルの名前もそこから来ています。
ホテル自体は2018年にオープンしており、建物は古いですが、中身はとてもピカピカのホテルです。
ロケーション

ヴィリニュスの旧市街に位置し、近くには市役所広場があります。この辺りは高級ブランドのショップも多く、買い物にも便利であります。

ホテル前のストリートを下っていくと途中にヴィリニュス大学があり、そこを過ぎるとヴィリニュス大聖堂があります。その右方には急な丘の上にポツンとゲディミナス城が建っています。

さらに博物館を通り過ぎるとネリス川が見えてきます。川の土手を歩いて、川を渡ると近代的な建物が多くなり、ショッピングセンターなどがあります。
ウォークングを兼ねて歩いて市内散策するのも良いかもしれません。
空港からの距離は8kmほどであり、25分程でタクシーやUberでアクセスできます。
Didzioji Street 7 ビリニュス, 01103 リトアニア
ホテル外観

通りに面した建物は一階がショップやスパサロン等であります。そのファサードをくぐるとちょっとした広場となっています。

レセプションは向かって右側の建物であります。
ホテル向けにリニューアルしたとはいえ、450年前もこうした威厳と鮮やかさがあったと感じます。
ルーム

1Kingベッドルームであり、ベッドとデスク(奥行が狭い)という単純な構成でそれほど広くありません。

狭いものの室内はピカピカであり、清潔感があります。
窓からの景色

室内はワンルームでありますが、バルコニーもあり、チェアとストーン製のテーブルが置いています。隣室との区切りもあり、何となくワンルームマンションのベランダのようです。

ただし、景色は同市内でもなかなかであり、向かいにある教会をはじめとして、ヴィリニュスにいることを昼も夜も感じることができます。

室内設備

ルームキーはカードタイプであり、なぜかターキッシュエアラインズの広告が入っています。確かにヴィリニュスにはTKが就航していて、ヴィリニュス発券は意外と安かったりします。




4つ星ホテル以上にある設備(セーフティボックス、ミニバー、コーヒーメーカー等)は完備されているため、不便はありません。
電源はヨーロッパタイプのみですが、一緒にUSBポートもついています。USBポートと電源プラグの位置が近すぎで大きいプラグの場合、USBが利用できないケースもありそうです。


ミニバーについては冷やしているドリンクはアルコール類もあります。ちょっと量が少なめだったため、ルームサービスを依頼してしまいました。
バスルーム

水回りについては、新しく、清潔感、水量、使いやすさなど最上級です。黒大理石と間接照明がとても高級感を演出しています。


バスタブがあり、シャワーも2タイプ設置されています。

アメニティはモルトンブラウンです。この他、フェイス、アイパックがあります。タオル類はふんだんにあり、一人だとそれほど要らないと思うのですが、あると気持ち的に豪華になります。

フィットネス・スパ

フィットネス・スパは地下にあります。地下に行くほど古い建物であることを感じさせられ、歴史建物探訪のようです。
残念ながらフィットネスは改装中で利用できませんでした。
朝食

朝食はレセプション横にあるブラッスリー&バーで食べられます。手前にバーがあり、奥にブラッスリーがあります。Buffet形式であり、高級ホテルで用意されているような料理がほとんどです。

一つ一つの料理は丁寧に調理されており、大規模ホテルのBuffetとは一味違います。デザインホテル加盟と言った感じがします。
最後に
ヴィリニュスという歴史ある街で歴史ある建物に滞在すると、とても旅をしている感があります。しかし、建物は古いですが、設備自体は新しく清潔で快適であります。
ホテルのサービスはデザインホテルに加盟しているだけあり、とてもきめ細やかであり、おもてなしを感じるホテルでありました。