東京と福岡間を移動する際に、プレミアムポイントを少しでも積算したい場合にルートを考えてみました。大型案件ではありませんが、ちょっとでもプレミアムポイントを積算したい場合はいいかもしれません。
東京=福岡は高いけど、東京=大阪、大阪=福岡は直前まで安い
東京と福岡は新幹線で約5時間、飛行機の方が早いのは周知のとおりであり、飛行機は新幹線に価格対抗しなくても、時間という面で大いにメリットがあります。また、ビジネスとレジャー需要について、ビジネスはフルサービスキャリア(会社経費)、レジャーは自己負担の軽いLCCとスマホで言う「ソフトバンク」と「ワイモバイル」のような棲み分けができています。
しかしこれは、あくまで東京と福岡であり、両区間のほぼ中間地点で区切るとそうとも言えない状況となります。東京と大阪については、フライト時間は短いものの各空港からの市街地までの時間がかかるほか、新幹線は一本乗り遅れてもすぐに次が来るところから、ライバルと言えます。
ライバルと言っても、新幹線と飛行機を供給量をしても両方でシェアするぐらいの需要があるため、価格は安いもののどこか談合のような感じもします。
一方で、大阪と福岡間は新幹線は時速300km/hでかなり走行し、時間的に早いと言えます。
しかし、福岡空港は地下鉄が直結しているため、新幹線の停車駅である博多駅以外の場合でも乗り換え回数は変わらないことが多いと言えます。
そのためか、東京と大阪間と比較すると便数は少ないもののライバルとなり、運賃は安くなっています。
実際の運賃を比較すると
ANAの東京=福岡間を主な運賃を比較してみると下記のとおりです。
スーパーバリュー28 19,290円
株主優待 19,890円
ビジネスきっぷ 34,390円
個人で前もって予定が立てられる人は28日前購入のスーパーバリューがもっともお得と言えます。
そして、次は、株主優待が当日でも購入できながら2万円をしたまわっています。ただし、株主優待券が必要であり、ANAホールディングス株式を保有していなければ、チケットショップ等にて単発で購入が必要と言えます。だいたい1枚5,500円で販売されているため、トータルの運賃は2万5千円ほどとなります。
そして、出張等で利用する方はANAカードを保有し、そのカードでチケットを購入した場合に当日でも変更可能でビジネスきっぷもあります。会社負担ということであれば、このチケットが高くても魅力的であると言えます。
しかし、冒頭に説明したとおり、大阪(伊丹空港)で乗り継いだ場合、下記のような運賃になります。
東京→伊丹バリュー1
伊丹→福岡バリュー1
合計 24,610円となります。
この運賃は2区間別々の運賃となり、それぞれ搭乗日前日まで空いていれば購入可能です。
画像のように伊丹空港では30分の乗り換えで、トータルの時間は2時間50分と直行便と比較すると長いですが、新幹線よりは早いです。
プレミアムポイント比較
次にプレミアムポイントを比較すると下記のとおりです。
スーパーバリュー28 積算率 75% 搭乗P0 850PP
株主優待 積算率 75% 搭乗P 400 1,250PP
ビジネスきっぷ 積算率100% 搭乗P400 1,534PP
バリュー1×2 積算率 75% 搭乗P各400 1,650PP(820+830)
となります。
PP単価は下記のとおりです。
スーパーバリュー28 22.69円/PP
株主優待 20.31円/PP
ビジネスきっぷ 22.42円/PP
バリュー1×2 14.92円/PP
伊丹乗り継ぎが一番安くなっています。そもそも、東京=福岡はマイル修行には向いてはいませんが、どんな移動もプレミアムポイントに資するようにしたい方は、福岡にプライベートで行く必要がある、時間に余裕のある仕事の帰り等、伊丹経由というのも有りかもしれません。
最後に
PP単価的には那覇ルートや海外発券のビジネス・プレミアムエコノミーと比較すると小さなネタではありますが、どこに行くのでもプレミアムポイントを積算したい場合は、細かく調べてみるのも良いと言えます。
マイル修行を晴れて解脱した方には伊丹空港では乗り継ぎパターンによりますが、伊丹空港のラウンジを過ごすことも可能であります。また、飛行機が好きで離陸・着陸を楽しめる方にも倍楽しめるので良いかもしれません。