日本最南端の石垣空港から出国してみました。搭乗記と合わせてまとめ見ました。
海外までの片道航空券
一方で、海外発の航空券は、こうした条件が少なく、出発する国によっては、かなり割安な場合もあります。現地発の航空券を利用するには、日本からその国に行かなければなりません。また、日本発の海外行きの片道航空券は高い場合が多く、特典航空券をオープンジョー(簡単にいうと行きの到着地と帰りの出発地が違うルート)で利用する方法もあります。行きは予約を帰りの現地発で購入した航空券に平仄を合わせて予約し、復路はマイルが少ない時期にとりあえず予約を入れておいて、タイミングが合わなければ、予約変更して先延ばし(ANAの場合、1年間しかできませんが)するような感じです。しかしながら、こうした弾丸旅行をしていると隘路に入ることもあります。特に、香港路線などは、直前ではLCCでも航空券がフルサービスキャリア並みに値上がりすることもあり、特典航空券の復路の使用期限が決まっているときは、八方塞がりということもあります。
スターアライアンスで格安香港片道チケット
そんな香港で割安でANAでマイルが貯まるルートを検討してみました。
キャリア |
ルート | スケジュール | 運賃 | 加算 マイル数 |
プレミアム ポイント |
ANA エアインディア |
HND-KIX KIX-HKG |
9:10-10:20 14:10-16:50 |
13,790円 15,540円 |
210 774 |
820 774 |
【参考】ANA | HND-OKA | - | 28,190円 | 738 | 1,876 |
ANAのマイルとプレミアムポイントが加算され、割安なルートを6月初旬にて計算してみました。
エアインディアは土曜日発でいいですが、関西空港での乗り換えが長いのとエアインディアは遅れがちなので、現地での滞在時間が少なく可能性もあります。
また、加算マイルとプレミアムポイントもANA+エアインディアはいい方ですが、プレミアムポイントについては、沖縄に行くよりも貯まりません。
では、沖縄まで行って、香港まではどうでしょうか。
ANA Peach |
HND-OKA OKA-HND |
8:40-11:25 13:15-14:55 |
28,190円 11,680円 |
738 | 1,876 |
LCCのピーチが那覇と香港線があり、よさそうです。では、もっと良いルートはないか探してみました。
ANA 香港express |
HND-ISG ISG-HKG |
6:20-9:30 11:40-12:55 |
39,790円 12,880円 |
918 | 2,236 |
南には南があり、石垣から香港までのフライトもあります。LCCの香港エクスプレスが週三便就航(頻繁にスケジュールは変更しているので注意してください)しており、羽田の朝は早いですが、香港には13時前には到着できます。現在は土曜日発はないので、金曜日か日曜日発となります。
国内線区間の運賃は特割で算出していますが、国際線乗り継ぎ運賃にしたりすると那覇も石垣もあまり変わらない運賃になります。
日本最南端出国レポート
今年の2月はオフシーズンということもあり、石垣-香港の運賃は8,000円、東京-石垣も国際線乗り継ぎ運賃という海外発券のオプションにて約10,000円で済みました。
始発の地下鉄でバスタ新宿に行き、リムジンバスで羽田に。ずっとトンネルの首都高で地上に上がると第二ターミナルにあっという間に到着します。出発50分前にチェックインですが、ダメ元でアップグレード空席待ちをして、エスカレーターを2回上がり、ラウンジでアイスカフェラテを作り、程無く搭乗時間になりました。機材はB738でプレミアムクラスのシートも少ないため、アップグレード空席待ちは失敗したものの、非常口席は確保されていたので、割とゆったりと石垣空港に。早朝ということもあり、ほとんど眠ったままでした。
石垣空港 国際線ターミナル
乗り継ぎ時間は十分あったのですが、気になるため、国際線ターミナルに。いったん、南国の生暖かい外気に当たり、200メートルほど歩くと到着。成田空港なんかより歩きません。石垣空港の国際線ターミナルは非常にコンパクトで入口のドアを抜けるとカウンターがあります。カウンターは一つです。日本語ではない言語でガヤガヤしている中、チェックインはスムースに終わり、「待合室には売店はありませんので、買い物をされる場合は、国内線ターミナルでどうぞ」と言われ、時間もあるので、再び国内線ターミナルに。日本最南端のスターバックスで一息入れ、再び、国際線ターミナルに。
出国手続きもとても短いです。荷物検査の後出国審査がありますが、なんというか、ちょっとした田舎にある自治体が運営している温泉施設のように、受付で料金を支払い、脱衣所に行き、浴場に行くような導線と距離です。
待合室には、当然売店もなく、免税品を買うような場所もありません。トイレと喫煙所とベンチと自動販売機しかありません。
香港エクスプレス搭乗記
搭乗時刻になり、徒歩で飛行機に。香港エクスプレスは紫と赤を基調としたデザインですが、飛行機は赤と黄色を基調として「香港航空」の機材(譲渡されてリペイントしていない)でした。タラップを上り、機内。機内も香港航空そのもので、むしろシートピッチがよく、ふんわりしたシートでした。また、意外と空席があり、隣席も空いており、ゆったり過ごせました。機内食とドリンクはクレジットカードで購入できるので、時間も有効に活用できます。香港では沖止めで、到着しました。
まとめ
日本から出国の最南端更新が目的でしたが、それなりのコスパとマイル加算ができました。香港エクスプレスは、たまにサプライズ運賃が出るので、そのタイミングを狙って同路線を利用するのも一つかと思います。マイル修行をしているとLCCに疎くなりますが、たまには搭乗してみるのもいいと思ました。ちなみに、香港からの帰りはANA(国際線)を利用しました。