長崎県の弾丸しま旅をしてみましたのでお伝えします。1回目は五島福江空港です。
五島列島への空路
五島は152の島からなる長崎県西部にある地域のことを言います。多くの島で構成されていますが、大きな島では九州寄りにある中通島と東シナ海側にある福江島が有名であります。前者を中心とした北東の島々を上五島、後者の南西にある島々を下五島と言うようです。
空港は福江島にあり、福江空港(FUJ)であります。特産品に合わせて「五島つばき空港」とも呼ばれています。ANAの予約画面では五島福江空港と表記されています。
滑走路自体は2000mであり、ジェット化はされており、八丈グルグルのようにジェット機で福岡と運航されていた時代もありましたが、現在はプロペラ機で九州の中心都市の福岡と県庁所在地の長崎を結ぶ路線が運航されています。
ANAなのかオリエンタルエアブリッジなのか
今回は福岡からの始発便のORC93便に搭乗してみました。折角なので朝6時ぐらいからスイートラウンジで酒盛りでもしようかなと行ってみます。早朝から白ワインが冷やされています。アンダー500円なワインのようなプラ容器に変わっているのは驚きでありました。
合理性を考えれば、軽さとコンパクトになるプラの方が結局いいかも知れません。箱ワインのコスパを考えるとそういうことでもあります。
そんなことを朝から頭の体操として考えてみましたが、お酒は断ち、トマトジュースにしてみます。ANAラウンジではトマトジュースの付き添いとして、レモン果汁とタバスコと塩と胡椒がきちんとあります。
キンキンに冷えたトマトジュースであれば、何も加えないものがベストかもしれませんが、個人的に感じるのは、トマトジュースに混ぜるものはレモン果汁>タバスコ>塩であります。レモン果汁は一定量を超えるとあまり変化は有りませんが、タバスコと塩は気分に応じて濃いめや激辛にできるので飽きが来ないのもメリットであります。
五島福江路線を担うのは地場企業であり、同社ではオリジナルペイントのDHC8-Q200を3機保有てします。そこから想像するとDHC8-Q400もオリジナルペイントかと思うとAKX機材でした。
オリエンタルエアブリッジはANAと共同事業(JV)をしており、ANXより機材の提供を受けて事業を行っています。パイロットや客室乗務員はオリエンタルエアブリッジであり、OC便名で運航されています。その上でANAとのコードシェアをしており、上上下分離みたいな感じであり、地域の足と事業継続のアンビバレンスと思ってしまいます。
福岡空港から五島福江空港に
飛行機まではバスで案内され、機材に向かいます。第一陣のバスに乗り、予定通りに乗り込みます。しかし、そのあと空港保安検査場が混雑と言うことで最終の第三陣のバスの乗客が乗り込んだ時点で30分遅れで出発します。
遅れを待っていると時間と飛行時間が変わらないという皮肉でもありました。
機内ではオリエンタルエアブリッジオリジナルのCAハンドメイドマップを配布していました。しま旅体験Ver.として対馬、壱岐、五島のガイドであります。
離陸すると低い雲が立ち込めています。プロペラ機なので雲の上と言っても雲が近く感じます。
機内で配られるドリンクはANA仕様であり、とあるアニメ仕様でした。
着陸時は福江島海岸線が雲の間から垣間見え、その後は鬼岳が見え着陸となりました。
ターミナルまでは歩いて移動となります。上下移動がほとんどないので、楽々で出口まで行けます。
福江市街地を歩く
ターミナルから出て市街地行きのバスを確認しに行きます。遅れても飛行待ちをしているかと楽観的な気分で行くと、25分まで待つ記載されており、今回の遅れは30分だったので、無情にも出発してしまって後でした。
仕方なくタクシーを呼び、市街地まで行ってみます。まずは石田城跡に行ってみます。
門はとても歴史を感じる場所でありました。
少し歩くと天守閣のような建物がありましたが、城ではなく資料館でした。隣にもお城みたいな建物は有りましたが、図書館と市内の施設がまとまっていました。
空を見上げると乗ってきた飛行機が離陸していきました。プロペラ機の音は独特なのですぐにわかります。
港側に歩いていくと港の真ん中には常灯鼻があります。灯台と城を守る堤防の役割をしていたようです。現在はその上に神社があります。
市内中心部を歩いて抜けると武家屋敷通りがあります。随分先まで歩いて行けるのですが、バスの時間があり、すぐにバス停に折り返してしまいました。
五島福江空港から長崎空港に
その後、バスはほぼ定時にやってきて10分程で空港に到着します。次は長崎行きのOC74便で長崎に向かいますが、またもや遅延で25分遅れです。
時間だけはあるので空港唯一のレストランで一服します。同じことを考える人はたくさんおり、朝から結構混んでいます。
展望デッキです。飛行機は来ていませんでしたが、開放感があり、炎天下でなければしばらく佇みたい場所でした。
記者会見場に置かれているようなボードがありました。ここで記念撮影と言ったところでしょうか。
長崎行きもANAウィングスの機材で運航されていました。今度は最前列席であり、非常口席でもあります。窓が遠くなので眼下の景色を見るには不得意です。
座席のカラーのAKX機と同じであります。ヘッドレストカバーぐらいはオリジナルでもいいかなと思ってしまいます。長崎までのフライトもあっという間であり、すぐに到着してしまいます。
一瞬だけ軍艦島が見えたりします。上空からでもその異様な光景はすぐに軍艦島であることはわかります。
大村市街が見えます。ボートレース場が見えます。某漫画家の原点なのかもしれません。
長崎空港到着であります。遅延が気にならないくらい次のフライトまで時間があるのでコインロッカーに荷物を預けてちょっと出かけてみます。
最後に
今回は福岡空港から福江空港、そして長崎空港へとフライトをしてみました。遅延もあり、福江市街地での観光の時間が限定的となってしまいました。
1泊したいところでしたが、宿代が高く、また別の機会に再度来てみたいところでした。
福岡→五島福江 113マイル
五島福江→長崎 67マイル