弾丸世界一周の道中に、サクッとジブラルタルに行ってみましたので、お伝えします。
ジブラルタル
ジブラルタルはスペインの南側に位置し、ヨーロッパ最南端駅のアルヘシラス駅からバスにて1時間程でアクセスできます。マイラーの中には日本最南端の駅で降りて、温泉に行ったこともある人は多いと思います。バスターミナルから国境まで、徒歩5分程で、ジブラルタルの象徴である「ザ・ロック」の方に向かって歩き、車や人の行き交う方向に行くと国境に到着します。スペイン側には自動ゲートのようなものがありますが、何もせず通り抜け、ジブラルタル側に行きます。すると有人のカウンターがあります。チェックはあるもののそのままでは、スタンプし押してくれないため、押してほしいと言うと面倒臭そうに押してくれます。
ホテルはジブラルタルの方が高め
ホテルはジブラルタルとアルヘシラスとジブラルタル隣接のスペイン側の街であるラ・リネア・デ・ラ・コンセプションを比較すると、ジブラルタルが最も高く、ラ・リネア・デ・ラ・コンセプションが一番手頃です。ラ・リネア・デ・ラ・コンセプションはのどかなリゾート地と言った感じで、マリーナもあります。
本当は豪華客船がホテルであるサンボーンホテルに滞在したかったのですが、予約がたくさんあり、スイートしか空いておらず、ビジネスクラスに乗れるくらいのレートであったため、ラ・リネア・デ・ラ・コンセプションのバスターミナル近くのホテルに滞在しました。
ジブラルタルのシンボル「ザ・ロック」に登る
登ると言っても自力ではなく、ケーブルカーで昇ります。ジブラルタル・ケーブルカーはシブラルタル国境から、循環バスの10番のバスに乗るとケーブルカー駅まで行きます。バス停から100メートル程歩くとケーブルカー山麓駅があります。
ケーブルカーは
4月から10月までは9:30-19:15(最終上り)19:45(最終下り)
11月から3月までが9:30-17:15(最終上り)17:45(最終下り)
料金は往復で大人が15.5£、子供が6.5£、学生・シニア(65以上)が14£となっています。
今回は最終ギリギリに到着し、山頂に。山頂は412m。19時過ぎと言っても、まだ、日差しが強い9月であり、夕日がまぶしい姿を見せています。
眼下にはジブラルタルの街が見え、その先にはジブラルタル国際空港の滑走路を挟み、向こうにはスペインのラ・リネアが見えます。
そして、ザ・ロックで最も高いのは426mのオハラ砲台だそうで、展望台の北側に見えます。
今日、車と船とバスを乗り継いで脱出してきたアフリカ方面を見ると曇っており、紺碧の海に貨物船が漂っていました。
そして、この展望台には猿がたくさんいることでも有名のようで、猿がたくさんいます。物乞いをしたり、攻撃をしてくることはなく、のんびりとしています。夕日に黄昏る猿もいます。(挑発するとその限りではないかもしれませんが)
夕暮れに着陸を間近に体験
ジブラルタル国際空港
ジブラルタル国際空港(GIB)はロンドン各空港やブリストル、マンチェスターから就航しているほか、一部タンジェ経由でカサブランカにも就航しています。航空会社はワンワールドのブリティッシュエアウェイズ、LCCのイージージェット、ロイヤルエアモロッコとなります。滑走路は1,628mであり、パイロットからは危険とされている上位の空港です。
是非、この空港から離発着を体験してみたかったのですが、この先の目的地はバスで移動のため、お預けとなりました。
着陸に遭遇
ザ・ロック山頂に別れを告げ、下山。バス停で10番バスを待つもなかなか来ずに、15分程待つとようやくバスが到着。国境手前の終点到着。とりあえず、踏切のある滑走路を見にいくことに。すると信号が赤になり、警官が遮断ゲートを設置し、交通が遮断されます。
すると東側から、イージージェットのシャクレット付きのA320が着陸します。警官は慣れたものなのか、着陸時も余裕のようです。同滑走路は誘導路がないため、ターニングパッドで回転して、滑走路をタキシングし、ターミナルに向かいます。
飛行機が通り過ぎると、遮断ゲートが取り除かれ、信号が青となり、通行が始まります。
滑走路上に立つ
滑走路は歩道も兼ねているため、歩道の上で、滑走路真ん中まで行くこともできます。西側を見ると夕焼けとまっ平らな滑走路、そして、中心線灯が絶妙な光景を作り出します。
沖止めとなれば、空港を自分の足で感じることもできますが、滑走路の真ん中はなかなか体験できないため、いい体験でした。工事は遅れているようですが、同滑走路と道路は立体交差にされるようで、このような景色もいずれは見られなくなるのでしょう。
最後に
弾丸トラベルの宿命のため、シブラルタルを徹底レポートすることはできませんでしたが、個人的に体験したかったザ・ロックに登ることと世界でも有数の危険な空港であるジブラルタル国際空港での着陸を見ることと、滑走路の上に立つことができたため、満足でした。