大陸間区間を2区間、いずれもファーストクラスで利用できるブリティッシュエアウェイズとアメリカン航空のファーストクラス片道が激安のためまとめてみました。
ブリティッシュとアメリカンのファーストクラス
ワンワールドの大御所ともいうべき、ブリティッシュエアウェイズとアメリカン航空のファーストクラスはご立派と言えるものであります。
ブリティッシュエアウェイズ
ブリティッシュエアウェイズのファーストクラスはどんな大きな機材でも14席に限定されており、目の行き届くことを重視しているのでしょう。
シートスペックについては、シーツピッチは78インチ(787型機は73インチ)、シート幅は22インチであります。特徴としてはオープンのもののひとり席が多く、個室感を高めています。特に、ジャンボ機では一人席率が高く、個室感が高くなっています。
アメリカン航空
アメリカン航空のファーストクラスは国内線のファーストクラスとの違いをハッキリさせるために「フラッグシップスイート」と呼ばれています。機材はボーイング777-300ERのみに設定されています。
シートスペックはシートピッチが78インチ、シート幅が21.5インチとブリティッシュエアウェイズに負けないスペックとなっています。
ファーストクラス ブタペスト=ブエノスアイレス片道
今回はゴールデンウィークの真ん中の5月1日に移動するプランを試算してみました。
旅程
ロンドンまで
5月1日の朝7時にブダペストに出発します。何とかの朝は早いと言いますが、市内であれば、ホテルを5時前に出るような時間であります。
朝まで飲み明かす方が良いかもしれませんが、折角のファーストで寝落ちてしまうのも残念なので前日は体調を整えた方が良いでしょう。同区間はA320のビジネスクラスであり、寝るのがもっとも良い方法かもしれません。
ヒースロー空港での過ごし方
ヒースロー空港には9時過ぎに到着し、ターミナル2B到着となります。ロンドンでは7時間の乗り継ぎ待ちとなります。
そして、ターミナルは残念ながら3からの出発のため、ブリティッシュエアウェイズのターミナル5ではないため、コンンルドラウンジとはいかないようです。
ターミナル3のギャラリーズ・ラウンジFirstかアメリカン航空のファーストクラスラウンジの利用となります。
大西洋横断
大西洋横断はブリティッシュエアウェイズのジャンボ機となります。約9時間30分をファーストの時間を楽しめます。
ジャンボ機のファーストクラスは1階の最前方に設置され、ほとんどが1列シートで構成されており、ファーストの雰囲気をもっとも味わえる空間となっています。
マイアミから夜行便
マイアミには夕方6時過ぎに到着し、4.5時間の乗り継ぎでブエノスアイレスに向かいます。マイアミではアメリカン航空のフラッグシップラウンジがあり、シャワー設備もあります。
マイアミからブエノスアイレスはボーイング777-300ERであり、同社のフラッグシップ機材であります。
ファーストクラスは8席であり、こちらもファーストらしい世界に浸れます。夜行便のため、寝てしまうかもしれませんが、それも贅沢な時間であります。
ブエノスアイレスに到着
ブエノスアイレスには時差はありますが、ブタペストを出発してから翌朝の朝8時30分に到着します。市内まで移動してカフェで朝を過ごし、観光に動き出すのが良いかもしれません。
ブエノスアイレスは東京オリンピックの誘致を決めた場所であり、ヒルトン・ブエノスアイレスは「お・も・て・な・し」のプレゼンが行われ、「TOKYO」と言い渡された場所であります。
ヒルトン・ブエノスアイレスはブエノスアイレスの中心部からは徒歩で15分程かかりますが、景色は良いので泊まるのも良いかもしれません。
運賃・予約クラス・FLY ONポイント
運賃・予約クラス・FLYONポイントは以下のとおりです。
運賃 約250,563円
予約クラス 全区間Aクラス(150%積算!!)
FLY ONポイント 14,639FOP
FOP単価 17.12円/FOP
今回は全区間AA便名であり、AAとして積算されます。南米直行ではなく、アメリカを経由するため、距離が増えることもあり、FOP単価は17円台と20円を切り、ワンワールドのビジネスに匹敵する単価です。
アメリカを通過するため、ESTA申請をしていない、または無効になっている場合は申請を忘れないようにしないといけませんね。
これだけ単価が安いとマイル修行と世界一周を両立
ファーストクラスは安いと言ってもFOP単価は最安クラスとは言えず、どちらかと言うと記念搭乗か、マイルで貯めて搭乗が一般的かもしれません。
しかし、FOP単価が10円台となると、このルートを活用しない訳にはいかないと言えます。JGC修行の場合、修行達成に必要なFOPの約3分の1を獲得できるのは強力であります。
今回の運賃ではゴールデンウィークに可能であるため、前後を特典航空券にて挟めることで、コストを負担少なく南米大陸を踏む世界一周もできます。
ブダペストは温泉もあり、ホテル代も比較的安く、滞在しやすい都市であります。
そこから、ファーストクラスで大西洋を渡り、同じく、比較的ホテル代も安く、近代的な街であるブエノスアイレスも滞在しやすい都市であります。飛行機代以外のコストもセーブできます。
また、ブエノスアイレスは北米方面のフライトが多く、日本への接続も良いと言えます。
なによりも約1日で1.5万FOP弱を稼ぐことを考えると、クアラルンプールの往復を繰り返すよりも貴重であります。
最後に
個人的にはJGC/JGP/ダイヤモンドを狙いに行くのであれば、スカイマイル特典やスターアライアンス世界一周特典航空券をうまく組み合わせて、絶対利用したいルートです。
フライト時間の長いファーストクラスが2便続くため、ファーストクラスの真価を味わうことができるでしょう。 アジア域内のファーストよりも濃密な経験ができると言えます。