栃木県・茂木町にあるマリオット系のオープンしたてのフェアフィールド・バイ・マリオット・栃木もてぎに滞在しましたので、お伝えします。
2020年から一気に国内でオープンするフェアフィールド・バイ・マリオット
マリオットと積水ハウスでは「Trip Base 道の駅プロジェクト」と言うプロジェクトで日本国内に2025年までに25道府県・約3,000室規模のホテル(フェアフィールド・バイ・マリオット)をオープンさせると言うことです。
特徴としては、道の駅に隣接し、地のものを味わい、体感できるようなホテルであり、ホテル自体にはレストランなどの設備は基本的にない設定となっています。
一方で、高級ブラントとしては珍しく、リゾート地以外のホテルとしてはコインランドリーが設置されと長期滞在と言うか転々と流離う人向けなのかもしれません。
基本的には海外で言うモーテルであり、車で移動しながら滞在する形式であり、素泊まりがベースとなっているようです。
日本の場合は道の駅が独自に発展しており、そこでしか食べられないグルメや日帰り温泉などがあり、ある意味、道の駅にパラサイトすることで価値観を提供していけそうです。
栃木県では2020年10月に栃木宇都宮(道の駅うつのみやろまんちっく村)、11月に栃木茂木(道の駅もてぎ)が開業しており、2021年には日光にも開業予定です。
アクセス
フェアフィールド・バイ・マリオット・栃木もてぎは前述のとおり、道の駅もてぎに隣接しています。道の駅と言うくらいであり、車で行くのがベストでありますが、真岡鉄道の真岡駅からは1.6kmほどであり、徒歩で20分程であります。
真岡鉄道のペイントは今にして思うと鬼滅のような柄でもあります。東京からの場合、JRで小山までアクセス、水戸線で下館、そして、真岡鉄道で終点の茂木までと言うパターンになりそうです。真岡鉄道は鉄印帳に参画しており、途中の真岡駅で鉄印を得て、茂木に滞在すると言うのも有りかもしれません。
真岡駅ではSLも見学できるため、鉄道の旅としても良いかもしれません。
もう一つは宇都宮駅からバスが茂木までアクセスしています。一日の本数は限られますが、ホテルのチッェクイン時間帯には2本ほどあり、意外と便利かもしれません。バスのメリットとしてはホテルから徒歩3分ぐらいのところにバス停があります。
写真は南ですが、バス停は道の駅もてぎ北というのがあります。宇都宮駅からは一時間ちょっとであり、運賃は1,300円ちょっととなります。
JRとの接続があまりよくなく、茂木行きのバス停の前に餃子がメインのレストランがあるため、餃子とハイボールとかで時間を潰すことが出来ます。
バスは県道 宇都宮=茂木線をベースに走り、途中、道場宿や道の駅はが(芳賀温泉ロマンの湯)があり、バスの時刻表を見て、温泉に浸かって、バスでホテルに向かうと言う芸当もできそうです。
道の駅が隣接するだけでなく、セブンイレブンが隣接するため、夜間は閉まってしまう道の駅に対して、夜中飲み足りないなどの時にはセブンに行くこともできます。
宿泊記
外観
建物は地上3階建てであり、マリオットの名前の割にはこじんまりとしたところであります。
飛行機に例えるとA330-800というかB747-SPのような拡張性があるにもかかわらず、敢えて一番小型にしているような感じもします。
外観は地方にあるビジネスホテル然りでありますが、サインがマリオットであることを確信させてくれます。
館内は木目調と黒のツートーンであり、幅広い人に受け入れられそうなデザインであります。全国各地共通仕様である点では京都に行っても、三重に行っても同じだと錯覚しそうでありますが、道の駅がそれを差別化してくれることとなりそうです。
設備
1階のエレベーターホールの横にはコインランドリーがあります。日本国内で広く使用されているタイプであり、洗濯機は洗剤自動投入で300円かかります。乾燥機は20分/100円であり、40分もあれば、ゴワゴワの記事のものでも乾きそうです。500円ぐらいはかかりそうです。
出来立てのホテルのため、金属の臭いを感じるくらい使用感がなく、とても良いです。
ルーム
ロビーから継続する木目と黒のツートーンは続きます。このあたりはフェアフィールドとも共通しています。同社のメインのカラーであるマイルドなブルーが顕れます。
ベッドは広く安心感さえあります。この辺りは東横インやルートインではリーチできないポイントでもあります。
冷蔵庫・セーフティボックスは当然あり、スリッパ、お茶などのアメニティも自由文であります。テレビも大画面壁掛けであり、何不自由はありません。
ベッドサイドは何もありませんが、ライトがデザイン的なため何かホッとしてしまいます。
書道的なアートも日本らしくて良いですが、全国のフェアフィールド・バイ・マリオットがすべて同じだと少し残念なのでこれくらいは変化させてほしいところです。字面だけ変えるだけだとがっかりですが。
外の景色は静かな景色が広がります。
水回り
水回りは最も合理的と言えます。これまでのホテルのようにユニットバスで区切っていない代わりに洗面はベッドルームとの連続性から広く感じさせているもののバスタブなしのシャワールームとなっています。
そのトレードオフとしてトイレは完全セパレートとなっており、設備自体はシェラトンなど同様に銀バーのリモコン仕様のトイレとなっており、積水サマサマの感じもします。
シャワーブースはレインシャワーもあり、途中で温泉に浸かってくるのであればあまりに気にしないでしょう。朝シャワーでも逆にシャワーブースとしては広いくらいであり、スッキリできると言えます。
最後に
2025年までマリオット系列のホテルが目まぐるしく開業するとフェアフィールド・バイ・マリオットはコスト的にもホテル修行となりそうです。金曜日の夕方、車で家を出て、金曜日と土曜日でゆず塩ラーメンを食べたり、温泉に入ったりして、月曜日はテレワークなど21世紀のホテル修行ができるかもしれません。
それでいて、コストは抑制できるため、持続可能であり、プラチナ・チタン、ひいてはライフタイムと言う道が見えてくると言え、シンプルで持続可能な21世紀ライフスタイルができるかもしれません。