日本からも近い台北の発券となりますが、台北発のヨーロッパ・アムステルダム行きのプレミアムエコノミー往復が安いので、まとめてみました。
エバー航空プレミアムエコノミー


エバー航空のプレミアムエコノミーについては、以前は「エリートクラス」と呼ばれていましたが、現在ホームページではプレミアムエコノミーと記載されています。そのスペックは下記の通りです。シートの設定はボーイング777-300ER(77W)のみに設定されています。
シートスペック
シート配列は2-4-2配列で、シートピッチは38インチ、シート幅は19.5インチです。同じスターアライアンス加盟の航空会社のANAとほぼ同等のスペースが確保されています。プレミアムエコノミーでは、ノイズキャンセリングヘッドフォンが用意され、エコノミーよりもエンターティメントをより集中して楽しむことも可能です。
機内Wi-Fi
ボーイング777-300ER型機では、インターネット接続も可能であり、有料ではありますが、長距離路線では活躍しそうです。料金は下記の通りです。
機内Wi-Fi接続サービス料金
11.95 USD / 1 時間
16.95 USD / 3 時間
21.95 USD / 24 時間
以前、成田=台北間でエコノミーとして開放されていた同クラスのシートに座ったことがありますが、ANAなどのプレミアムエコノミーと同等であり、長距離でも快適に過ごせると思います。
台北発アムステルダム行きプレミアムエコノミー往復運賃
台北=アムステルダム間のBR75/76便
台北=アムステルダム間はバンコク経由の経由便で便名はひとつです。ANAマイレージクラブの場合、マイル加算は区間計算されてしまうため、バンコク経由で遠回りをしても、台北=アムステルダム間の直行便の区間で計算されてしまいます。一方で、同区間のフライト(BR75/76便)は、バンコクで途中降機も可能であり、敢えて台北=バンコク間を別のエバー便を利用する旅程として、バンコク=アムステルダム間(BR75/76便)を利用することで、それぞれの区間がマイル計算され、プレミアムエコノミー100%加算のため、1フライトにつき400搭乗ポイントも加算されるため、遠回りをする甲斐があるといえます。
運賃とルート
検索結果は以下の通りです。
台北を早朝に出発し、バンコクで2時間余りの乗り継ぎ時間の後、BR75便でアムステルダムに向かいます。アムステルダムには夜8時前に到着します。
帰路は、アムステルダムを夜9時過ぎに出発し、バンコクには翌日の午後到着し、3時間足らずの乗り継ぎ時間の後、台北に向けて出発し、夜10時前に台北桃園空港に到着します。日本から利用する場合は台北での宿泊が必要となりますが、遅延等がなければ、バニラエアの成田=台北の深夜便を利用すれば、宿泊しなくても接続も可能です。バニラエアはANAの特典航空券でも利用できます。
運賃は36,880台湾ドル(日本円で約138,300円 1TWD=3.75円で計算)となります。予約クラスはP(ANAでは100%加算)です。 検索では、長期滞在または、欧州発日本行き往復と組み合わせを前提として長期間で検索していますが、短期間でも安い運賃は日によってはあります。
積算マイル数
台北=バンコク間 1,547マイル
バンコク=アムステルダム間 5,727マイル
往復総計
(1,547+5,727)×100%×2=14,548マイル
マイル単価
138,300円÷14,548=9.51円/マイル
プレミアムポイント
台北=バンコク間 1,547マイル
バンコク=アムステルダム間 5,727マイル
往復総計 (1,547+400+5,727+400)×2=16,148PP
PP単価 138,300円÷16,148=8.56円/PP
ライフタイムマイル(参考)
往復総計 (1,547+5,727)×2=14,548マイル
最後に
ヨーロッパ方面はエコノミーでもなかなか安い運賃がなく、プレミアムエコノミーでも日本発の場合ですと往復20万円をこえるものも多い中で、バンコク経由と遠回り(マイラーにとっては嬉しい)で時間はかかりますが、快適に安く行けるのは魅力的であると思います。