エチオピア航空のA350-900でザンジバル島に行って見ましたので、お伝えします。
ボレ空港
結構大きなボレ空港ですが、ハブ空港としての機能が大きいのか、空港外での乗り降りと言うのは特に日中は目立たない感じであります。ここは羽田や成田と違う感覚です。
国際線の入り口も日中は少なめであります。まあ、夜は多めですが、エチオピア航空の本拠地だけあり、スターアライアンス・ゴールド・トラックがあるので快適です。ターミナルに入り、パスポート確認、荷物検査、チェックイン、出国審査、搭乗用の手荷物検査という動線が連続しますが、空港に入る荷物確認とチェックイン、出国審査、搭乗用の手荷物検査はNH*Gが効くので、20分足らずでクリアします。スターアライアンスゴールドで良かったと言うのを感じます。JAL派だとどうなのでしょう。
ここ10年でもっとも近代化した空港と言っても過言ではないくらい変化したボレ空港であります。まあ、オマーンのマスカット空港とかもそうではありますが、随分変化したものです。
搭乗
今回はET801便のザンジバル(ZANZIBAR)行きであります。個人的にはザンジバルというとガンダムであり、ミノフスキー・クラフトではないものの、大気圏で航行可能なジオン公国軍所属の機動巡洋艦が起点であり、時間がある今回、その地を訪れることとしました。
機材はなんとA350-900であります。アディスアベバ(ADD)とザンジバル(ZNZ)間は1,045マイルであり、HND-OKAとあまり変わらない距離でありますが、エチオピア航空はマダガスカルもそうですが、島向けのフライトはA350-900が多いのも特徴です。ETOPSなのかケニア航空対抗なのか不明ですが、利用者には良い点であります。まあ、日本も北海道や沖縄には777や359や787が多い国ではありますが。
サイネージではオンタイムと表示されていましたが、40分程遅れでの搭乗であります。到着も遅れていましたが、降機の客が出発口の方に逆流してしまい、それで15分ぐらいはさらに遅れた感じでした。
エコノミーのシートは3-3-3配列であり、ANA国内線の787ばりの詰め込み仕様であります。JRの秋葉原駅みたいなカラーリングはエチオピア航空のアイデンティティーなのでしょうか。


ただ、シートは国際線機材であり、ヘッドレストがあり、シートモニターもあります。枕やシートベルトは日本のように整然としていませんが、汚いという感じもありません。
こちらも手造りっぽいセーフティカードであります。英字のフォントや右端のラミネート端の紙部分が白かったりします。まあ、別に安全に関する情報提供が劣らないので関係ありませんが。
離陸
滑走路に向けてタキシングしていくとB737ファミリーの多さに驚きます。MAXまで含めてエンジンカウルもそれぞれ違うB3が沢山離陸していきます。日本の国内もB3が再び多くなっていくのかもしれません。
標高2,400mの都市でも周りには山が多く、着陸してくる飛行機はこうした山を旋回してアプローチするので結構、離陸前も景色は楽しめます。また、山の山腹まで都市が広がっていたりと日本にはない景色であります。
離陸であります。ANA787で見慣れたRRのマークのエンジンが見えます。ウィングレットは330とも違いやはり新世代の機材であります。2024年新年早々に犠牲者なしの全損事故はありましたが、それ以外は重大事故はないので安定した機材と伺えます。
Wi-Fiは使えるとのことでしたが、オペレーションはしていませんでした。安定飛行に入ってもこうした画面でしたので、東アフリカ上空の衛星カバー状況なのかよくわかりませんが、3時間弱なのでネットが使えなくても問題はありませんでした。
機内食
A350-900では明らかに余り過ぎという感じであり、3列席を1人で利用できるくらいの満席率でした。そのため、3列席を占有できたので、食事などは隣のテーブルも利用できるのである意味快適でした。
ただ、快適ではありますが、食事はエコノミーであります。こちらも糖質多めであります。今回も結局、主菜のみに手を付ける感じでした。
ワインは同じ銘柄であります。ホットドリンクは紙コップで冷たいドリンクはプラカップでした。今回は時間も早いので1瓶でやめておきました。まあ、ラウンジで結構飲んだと言うのもありますが。
ウガンダやナイロビ、モンバサと言う地名を見るとアフリカにいるのだと言う実感を感じます。フライトに関してはETOSを発揮するようなルートでもなく、ザンジバルシティに向けて降機していきます。
ザンジバルに
ザンジバルは国としてはタンザニア連合国に属していますが、自治権が強く、独特な島国でもあります。イギリスの統治が長いためか英語も通じやすくアフリカ大陸とは違った雰囲気もあり、治安も場所に寄りますが、大陸とと比較するとかなり良いところであります。
着陸前に際して貴重より、着陸の際に強風で揺れるのをご了承くださいとありましたが、風が強い島でもあります。
ただ、A350-900と言う事もあるのか、風は強いもの年間通じて風向きは安定しており、滑走路もそれに合わせて設置されているのか、日本の空港と比較するとスムースな着陸でした。遠くにはカタール航空がいたりと国際空港であること感じます。
ザンジバルはタンザニアではありますが、外国人には保険加入が強制されており、まずはそのチェックが入ります。(45USDくらい)これは事前に調べていて、ネットで完結するので完了後に発行されるQRコードを提示して通過します。
次はビザであります。2024年11月からオンラインビザのみとなり、アライバルビザはできなくなったと言う事ですが、ネットで見たり、ドバイ空港のチェックインの際にアライバルビザと言うとすんなり搭乗券を渡されたりするので問題ないと確信していましたが、その通りでした。
ただ、記入する書類の事項が多く、これで大丈夫かと思うくらいであるのと、50USDとかなり高額であるのは難でした。保険と合わせると入国する多気で1.5万円くらい課金されるので弾丸旅程ではもったいない感じもしました。
通過に関しては、15分くらいで出口に辿り着けました。
タンザニアではUberが使えると言う事で事前にPCで検索して、金額まで把握していたのですが、いざ呼ぶと5分くらい待たされてキャンセルされてしまう羽目に。おまけにネット回線は空港のFree WiFiのみが頼りであり、空港から出るとそれが使えなくなってしまう羽目に。
結局、よく声をかけてきたハイヤーの兄ちゃんに頼ることに。Uberで出て金額より高いですが、距離的には日本のタクシーよりも安く、良心的ですが。車はアルファードでした。ザンジバルではUSDも結構利用できるので、USDを持っていて良かったという感じでした。
最後に
念願のザンジバルに行って見ました。やっぱり飛行機はワイドボディが良いですね。ヨーロッパに行くとワイドボディを知らない人も多いのではないと思うくらいナローボディ機が多いですが、エチオピア航空の場合は、路線によって結構ワイドボディ機があったりと目的地を選んでしまいそうです。