デルタ航空ホームページより
海外発券にはなりますが、デルタ航空のボストン発北京行きのデルタ・プレミアセレクト(プレミアムエコノミー)が安いので、まとめてみました。
デルタ・プレミアムセレクトとは
デルタ航空ホームページより
デルタ・プレミアムセレクトとはいわゆるプレミアムエコノミーです。従来、米系の航空会社では、エコノミークラスと同一の座席で、前後のシート間隔を広くした〇〇プラスと称した座席が主流でしたが、デルタでは、エアバスA350-900より、これとは一線を画したきちんとした「プレミアムエコノミー」をデルタ・プレミアムセレクトとして提供しています。
シートスペック
デルタ航空ホームページより
シートスペックは、前後間隔が38インチ、座席幅が18.5インチとスターアライアンスやワンワールドの航空会社で提供されているプレミアムエコノミーと同等のシートスペックとなっています。シートの配列はエアバスA350-900で2-4-2配列ということで、ANAではより大きなボーイング777-300ERでのプレミアムエコノミー配列は2-4-2と狭いイメージはありますが、エアバスA350-900の形状などからすると、それほど狭さは感じないと思われます。シンガポール航空のA350-900のプレミアムエコノミーは2-4-2配列のため、それと同等と思われます。シートモニターは13.3インチとプレミアムエコノミー標準と言ったところです。
サービス
日系の航空会社では、食事やドリンクは無料が前提ですが、米系の航空会社におけるエコノミークラスでは、アルコールなどは有料であるため確認をしてみました。デルタ・プレミアムセレクトにおいてはビール、ワイン、カクテル等のアルコールは無料であり、食事は食器に盛り付けられて提供されます。日系のプレミアムエコノミー感覚でドリンクが注文でき、欧州系のプレミアムエコノミーの食事感覚が堪能できます。
ボストン発北京行きデルタ・プレミアムセレクト運賃
デルタ・プレミアムセレクト運賃の検索結果は下記の通りです。
運賃は諸税込みで約664USD(日本円で約74,750円)です。 ボストンから北京までは直行便ではないため、デトロイトで乗り継ぎをします。ボストンからデトロイトまではファーストクラス(ビジネスクラス相当)を利用し、デトロイトからはデルタ・プレミアムセレクトを利用します。デトロイトと北京間は6,631マイルとかなりの長距離フライトです。長距離は上級会員への近道でもあるので、そういう意味ではメリットかもしれません。復路は北京からデトロイトまではデルタ・プレミアムセレクトですが、デトロイトからボストンはコンフォートプラスのため、エコノミーです。2時間程度の旅程のため、長距離フライトの後の搭乗ではありますが、夜に到着するため、ホテルではぐっすり眠れそうです。
デルタ・ワン スイートへのアップグレートの可能性は
デルタ航空ホームページより
デルタ・ワン スイート(ビジネスクラス)へのアップグレードは規定された予約クラスでのアップグレードとなっています。デルタ航空の場合、エコノミーで最も安い運賃クラスはKクラスであり、検索結果は下記の通りです。
デルタ・プレミアムセレクトよりも高い運賃(日本円で約139,462円)となっており、高くて狭い座席に着席することとなります。ただし、アップグレード可能運賃であり、アップグレードはできそうですが、人気の飛行機のシートだけあり、アップグレートがどの程度できるかは不明です。
メダリオン会員になれば有利になるか
上級会員になると通常のエコノミークラスからデルタ・プレミアムセレクへのアップグレードや事前申請でのビジネスクラスへのアップグレードの実現可能性が高まります。Gクラス運賃ではマイルを利用したアップグレードは記載されていないため、インボラを期待する他ないようですが、エコノミーKクラスでは、事前に申請が可能であり、メダリオン会員であれば、プレミアムセレクトへのアップグレードが確定したうえで、デルタ・ワンへのアップグレードへの可能性も考えられます。
メダリオン会員ということで、格安なプレミアムセレクトでもインボラでデルタ・ワンにアップグレードされる可能性もあり、何とも言えないところであります。
デルタ航空ホームページより
メダリオン会員になるには、マイル修行をして、メダリオンになるほか、スターアライアンスやワンワールドの上級会員ランクを利用して、ステータスマッチと言う方法もあのますが、「デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」を保有すれば自動的にゴールドメダリオン資格が得られるため、時間とコストをセーブしてメダリオンになることができます。
最後に
きちんとしたプレミアムエコノミーでありながら、日本円で往復約7.5万円は、北京と日本の往復運賃を加算しても安いと考えられます。日系のプレミアムエコノミーでは米国発でも約2倍の費用もかかる場合もあり、コストだけ考えても魅力的です。デルタ航空の上級会員であれば、もしかしたら、デルタワンスイートへのアップグレートも考えられ、魅力的であります。2018年はステータスマッチとあわせて、スカイチームの搭乗も考えてみたいと思ってしまいました。
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