1泊2日でふらっと長崎へ弾丸旅に行ってみましたので、お伝えします。
博多から長崎に
色々と予定が詰まっていたため、とくたびマイルで発券した羽田⇒福岡線を延期していた分を使い博多に来ました。飛行機が偏西風の影響が延着となったため、エキチカ空港の利便活かして、到着から40分で特急に乗り継げるかと思いましたが、失敗。
駅の外に出てみました。祭日という事もあってか博多駅は混雑していました。
車内で飲み物など調達して、長崎を目指します。白い方ではないかもめが入線してきます。四半世紀ほど経年した列車には見えない雄姿はあと何年続くのかわかりませんが、ずっと続いてもらいたいところです。
一席空いていた最前列のグリーン車に。広くて快適であります。本物の木を使用したひじ掛けまわりのシート操作ボタンも味が出ています。
一方で、石油化学品が多用されている壁などは傷や汚れが目立つ、天然のものに人間は魅力を感じてしまう性かなと再認識しました。
シートが山側であり、かつ快適過ぎて、ほとんどの区間で眠ってしまい、長崎駅に到着です。熟睡したお陰か夜になって元気が出てきて、今夜は散策できそうです。
駅構内には開業日が確定した西九州新幹線座席のモックアップがありました。外観はN700Sなのかと思うような派手な外観ですが、インテリアはこれまでのJR九州の新幹線や観光列車のシートとあまり変わらない印象です。
鹿児島中央と博多間の新幹線と同じように外攻めで開通させていくのかもしれませんが、途中に大都市熊本があったり、時短効果が大きかった過去の成功体験のように行くかは?ところでもあります。
今の国力では10年でフル新幹線として、全通は厳しそうなので、心から良い路線と思われないなかなかかわいそうな新幹線になりそうです。
ホテルにチェックインすると薄暮な時間帯となってしまいました。ラウンジのカクテルタイムをとるか夜景をとるかで結局ラウンジに滞在しました。その後、ラウンジからも見えた稲佐山山頂展望台に行ってみることに。
ロープウェイ乗り場はヒルトン長崎から歩くと15分くらいはかかります。道中は結構暗いところが多いので、気を付けて歩かないとつまずいたりします。
ロープウェイは待ちはなく、一気に山頂に連れて行ってくれます。換気対策で窓が開けられているため、相当寒く、その勢いで山頂に行くと凍えるような寒さでした。
日が完全に暮れて真っ暗となってしまい、凍えるような寒さであり、三脚がないといけない状況で夜景はやはり厳しい感じです。
あまりの寒さと強風であり、一度撮影しては、エレベーター乗り場に行き、寒さと風をしのいではまた、撮影に行く感じでした。
本当は展望台巡りの予定でしたが、あまりの寒さに稲佐山だけで諦めてしまいました。
翌日、昼過ぎにチェックアウトして、夕方の飛行機にアクセスするための間の時間は3時間ほどあり、眼鏡橋に行ってみようと路面電車に乗ってみます。
崇福寺行きの電車に乗ったのですが、途中で降りることを忘れてしまい、終点の崇福寺まで行ってしまいました。
崇福寺でマップアプリを開くと昨夜行こうと思った風頭公園展望台が1kmほどという事で、眼鏡橋に行く前にて行ってみることに。
付近はお寺が多く、個性的な門構えを見ているだけで非日常が感じられるところでした。
風頭公園の最短ルートと出てきた幣振り坂でアクセスすることに。最初は舗装された道で左右にお寺の壁がある情緒ある道でしたが、途中からは石段の階段となります。
そして、左右を見ると墓地であり、照明もそれ程ないので、夜景をと思って昨夜登っていたら、生命的にも心理的にも怖い場所だったかもしれません。
石垣で囲まれた階段が終わると今度は森の中のけもの道のような石段に変わります。途中、何度か迷うようなこともあり、少し不安ながらも森林浴と思い、切れる息の合間に深呼吸しながらと言った感じでした。
石段にはコケではないコインのような葉が無数には生えているのが印象的でした。
途中に山道もあり、全区間上りで時間は長く感じましたが、20分ちょっとで麓から展望台に到着であります。平日という事で誰もおらず、しばらく休憩です。
稲佐山側とは異なり、手前に市街地があり、その先に海が見えるので、夜景はこちらの方が撮影し易いかなと感じるくらいでした。雲一つない天気が坂を上ったご褒美だったかもしれません。
展望台からちょっと離れた場所には坂本龍馬が長崎市内を見下ろしている像がありました。横にはオーストリアの国旗かなと思いましたが、海援隊の旗であり、風になびいていました。
帰りは龍馬通りから降ります。こちらは途中墓地があったりしましたが、住宅もあり、石段が整備されているため、不安なく下山できました。
でも、登りだと結構息は切れたのだろうとも思ってしまいました。夜行くなら、素直にバスで行くのが得策でしょう。
中島川まで出てきました。眼鏡橋は有名ですが、眼鏡橋以外も歴史を感じさせる橋が多く散策してみるのもありかなと思いつつ、自ずと眼鏡橋までは橋の散策となりました。
石のアーチ橋が奥にも奥にも続き、石が作り出す不思議な空間でした。
眼鏡橋に到着です。ここまで来ると観光客が多く、橋の麓に降りる人、飛び石を渡る人など色々でした。水量が少ないためメガネはボストンタイプと言った感じでありました。
麓から眼鏡橋を見上げてみると他の石橋とは石材が違うのでやはり中心的な存在だと実感しました。
この後は空港アクセスバスの乗り場のある長崎新地に向かいつつ、中華街を抜けてみました。横浜のような大きさではありませんが、立派な入口であります。
平日という事もあってか閑散としています。写真は撮影はしやすかったものの、こういう通りは活気があってこそかなとも感じ、ちょっと寂しくなってしまいました。
通ってきた中華街を見納めに撮影してみます。この後は目と鼻の先にある長崎新地バスターミナルに行きます。
空港までのバスは2ルートあり、今回は出島道路経由のバスを利用してみました。バス代は片道1,000円であり、交通系ICも利用できます。
バスは長崎駅などを経由して長崎新地バスターミナルに停車(同バス停はターミナル内ではなく、ターミナル前の道路沿いにある)した後、空港まで自動車専用道の出島道路とその後に続く、高速道路を経由してノンストップで空港に行きます。
長崎新地バス停には6分くらい遅れて来て、高速を降りた後に大村市内で結構信号にかかったため、トータルでは10分くらい遅れて到着となり、空港の展望デッキに行く時間が無くなってしまいしまた。
それでも所要は40分と新幹線+バスでの乗り継ぎにどれ程の効果があるのかという速さでした。
そして、途中には建設中のその新大村駅が見えました。ここからバスは10分くらいかかっていたので、秋の新幹線開通で長崎駅から新幹線とバスで乗り継いだ場合は長崎駅からは40分以上はかかるかなと感じました。
最後に
今回は弾丸でふらっと長崎を訪れてみましたが、色々見所があり、2泊はしたいところでした。長崎市以外にも長崎県は見所が多いので、トクたびマイルで長崎が出てきたら、再度利用してみようかなと思いました。