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【ラウンジレポート】香港空港 香港航空VIPラウンジ「クラブ バウヒニア」

香港航空ラウンジ

香港空港にはたくさんの空港ラウンジがありますが、そのなかで、香港航空のVIPラウンジの「クラブ バウヒニア」を訪問しましたのでレポートします。今回も独断と偏見にて勝手に評価してみたいと思います。

基本情報

■オープン時間:6:00~1:30

■サービス内容: 食事、飲み物、新聞雑誌、パソコン、Wi-Fi無料、プライベート会議室ほか(香港航空ホーページより)

■ラウンジ入室基準

同社フリーククエントフライヤープログラム「フォーチュンウイングスクラブ」プラチナ(同乗便同行者2名)、ゴールド(同乗便同行者1名)、シルバーカード各会員。また、ラウンジバウチャーを保有の場合(香港航空以外の航空会社のビジネスクラスなどに搭乗の場合にもらえる)も利用できます。

■場所

第1旅客ターミナルビルの出発ロビー23番ゲートの隣にあります。ロビーから1階降りた場所にあります。ANA便など付近からの搭乗が多いため、当ラウンジの入り口が気になっていたのですが、今回、偶然にもエチオピア航空利用にて、念願かなっての利用となりました。

出発ターミナル地図(香港航空ホームページより)

出発ターミナル地図(香港航空ホームページより)

香港航空について

香港航空は香港を拠点とするフルサービスキャリアです。2001年に別社名で設立されていますが、2006年11月に中国のフルサービスキャリアの海南航空に買収され、現在に至っています。アジアを中心として、オーストラリア、サイパンなど約35都市に就航しています。日本へは成田、関西、宮崎、鹿児島、那覇、札幌、岡山、米子に就航しています。親会社の海南航空はスカイトラックス社の航空会社サービス評価において5つ星を獲得するなどサービスに定評があり、その影響なのか香港航空も同社の航空会社サービス評価において4つ星を獲得しています。同社のラウンジ名はClub Bauhinia「クラブ バウヒニア」と言い、バウヒニアの意味は樹木の名前で香港の旗に描かれている花がそれです。英語名はHong Kong orchid treeです。

毒吐レポート

ラウンジ全景

シートの数は同社ホームページによると全部で120席。大きすぎず、小さすぎずといったところです。出発ロビーの階下にありますが、大きな窓の開口部もあり、飛行機を見ることができます。

ラウンジ全景一方で、ラウンジ奥には窓のない空間もあり、暗い場所で休みたい人にも配慮したつくりとなっています。120席ほどのラウンジですが、スタッフの方が多く、写真をパチパチ撮るのが憚られるくらいでした。席に残った食べ残しもまめに回収されており、清潔感が漂います。土砂降りのHKG

デザイン・インテイリア

2014年6月27日オープンしたラウンジであり、かなり新しいラウンジです。モダンなデザインで誰にでも受け入れられる落ち着いたデザインとなっています。食事用のテーブルやワークデスクなどは明るい色の木材を利用しており、スタイリッシュです。

ファシリティ

ワークスペース

Windowsパソコンが据え付けられたデスクが4席あります。さらに、MacPCを配置したカウンターもあります。

windows pc

いずれもインターネット接続は超高速でブログの記事作成のために調べ物が多かったのですが、大変重宝しました。電源は各デスクに設置されているほか、ソファにもそれぞれ設置されていますが、日本のコンセント用の変換アダプタは必要です。

mac pc

コンパクトな複合機も設置されています。操作は英語なので両面コピーなどちょっと大変そうです。今回はここで、日本入国時に必要な税関申告書を印刷しました。

複合機関連記事はこちら

トイレ・シャワー

トイレについては、ラウンジ内にあります。日本式のウォッシュレットはついておりません。清掃は行き届いており、清潔感があります。また、シャワーについては男女1室ずつあり、男女各トイレの中に設置されています。 

仮眠コーナー

他のラウンジにはあまりありませんが、仮眠コーナーもあります。完全なる仮眠室ではありませんが、横になれるソファが4つ設置されています。ラウンジの一番奥にあり、静かな空間となっています。

仮眠ソファー

体重計

なぜか体重計もあります。靴を脱いで上がるようにものではなく、ちょっとした遊びで設置されているようです。

食事・ドリンク

バイキングコーナーでは香港の有名なグルメ(鷄蛋仔、豆腐花、絲襪奶茶、盅頭飯など)のほか、ビーフシチューなど洋食も味わえます。

ホットメニューサラダやデザートもあります。また、ヌードルバーのようなコーナーがあり、コーナーに立っているスタッフに注文すると厨房で調理した暖かい食事も楽しむことができます。

サラダ注文後に調理するため、少し時間はかかりますが、呼び出し機で出来上がりを教えてくれます。呼び出し機

ドリンクについては、フレッシュジュースのほかかなりの種類があります。ビールについては青島ビールとバドワイザーがあります。

ソフトドリンク ビールワインについても、赤と白がそれぞれ2種類、泡が1種類あります。すべてフランス産でした。

ワイン

全自動エスプレッソマシンもあります。

エスプレッソマシーン

食レポ

今回は、生野菜サラダと野菜春巻き、オーダーメニュー(名前は覚えていませんが、厚揚げのスープ)をいただきました。いずれも上品な味です。

厚揚げ飲茶感覚で食べることができ、香港らしさを味わえると思います。さすが地元の航空会社といったところです。

盛り合わせ

スタッフの対応

今回、エチオピア航空のアディスアベバから経由便にて成田までの利用でしたが、アディスアベバから出発が遅れたため、搭乗券には新しい出発時刻と搭乗口が印字されていませんでしたが、受付で「搭乗時間とゲート番号は確定したらお伝えします」ときちんと対応してくれて、ラウンジ内にスタンバイしているスタッフも時間が確定したら、こちらに寄ってきて時間をきちんと教えてくれました。訓練されていると思われますが、皆さん自然な笑顔の対応が印象的でした。

勝手に星評価

それでは、今回も独断と偏見で勝手に星評価です。

設備の充実度

★★★★★★★★★☆

清潔度

★★★★★★★★★★

広さ・寛ぎ度

★★★★★★★★☆☆

ラウンジ内の雰囲気

★★★★★★★★★★

係員の対応

★★★★★★★★★★

フードの充実度

★★★★★★★★★☆

ドリンクの充実度

★★★★★★★★★☆

独自性

★★★★★★★★★☆

100点満点にすると93点です。毒吐レポートといいながら、高い点数となってしまいました。決して採点が甘いわけではなく、いままでレポートしたラウンジのレベルが高いからしょうがないです。香港空港には航空会社のほか独自運営のラウンジなどたくさんあり、いずれもレベルは高いです。私は香港では、スターアライアンス系の航空会社のラウンジ(ユナイテッド航空、タイ国際航空、シンガポール航空)を利用したことがありますが、そうしたラウンジよりも過ごしやすいと感じました。航空会社としては新しい航空会社ですが、スカイトラックス社からの評価も高く、素直にいいと言えるラウンジでした。ラウンジ名のとおり、香港空港のフラッグシップラウンジを目指してほしいと思います。 

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