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クレベリンは機内持ち込みだけでなく、預け入れもNG その理由とは

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飛行機

クレベリンは購入にあたり、届け出も必要なく、簡単にドラッグストアで購入でき、消臭効果やウィルス抑制の効果があると言われています。

しかし、航空会社では飛行機への持ち込み・預け入れのいずれもが禁止となっています。預け入れもできないのは結構厳しく、こんな時期にウィルス感染を防ぐものなら何でも利用したいところですが、飛行機でダメな理由を探ってみました。

クレベリン販売好調

クレベリンを構成する物質は二酸化塩素であり、ウィルスの原動力であるタンパク質にダメージを与え、ウィルスの活動を抑制されるとしていますが、その実効性ははっきりしていないことが多く、販売は好調ですが、それが万能であるかは不明です。

一方で、人間が臭いと感じる臭い、化学名で言うとアンモニア、トリメチルアミン、メチルメルカブタン、硫化水素、ネナメールに対しては、その酸化性が効果を発揮して、分解され、人間の感じる悪臭の低減効果はあるようです。これが最大のメリットかもしれません。

クレベリンの販売は絶好調の要因は新型コロナウィルス(COVID-19)による不安心理であることは想像するには容易く、効果があることは何でもしたいと言うことかもしれません。

クレベリンを購入して、あわせて室内掃除をまめにたりすることで、室内の環境をよくすることは、他のウィルスや雑菌対策にもなるほか、快適となるため、ストレス軽減が図られ、それはそれでよいのではないでしょうか。

クレベリンの原料である二酸化塩素とは

危険物

二酸化塩素(ClO2)の沸点(気体になる温度)は11℃であり、人間が生活する空間では気体として存在することが多く、空中を浮遊するにおいの元やウィルスに対しては同条件で効果がありそうです。

二酸化塩素は一方で、下記のような特性を持ちます。

可燃性 酸化性 急性毒性

特に飛行機では関連法規により、その酸化性の特徴から、腐食性物質 として扱われているようです。塩酸のようにすぐに金属を溶かすようなものではなく、仮に機内でこぼした場合も、地上でクリーニングなどの対処で大丈夫そうです。

クレベリンの安全データシートでは個人での利用が多いことから、毒性や可燃性の対策についても記載されています。

安全データシート

また、ANAではクレベリンの持ち込みについて明記しています。

www.ana.co.jp

機内で誤飲した場合に体調不良を訴え、通常の飛行ができなくなったり、機内で発生した火災を助長してしまうこともあり、そうしたリスク回避もあるのかもしれません。

機内の空気は新鮮なのか

エンジン

機内の空気を取り入れる仕組み

旅客機の機内の空気はエンジンから取り込んでいます。エンジンは空気を取り込み、圧縮した空気と燃料を混合させ、それに点火することによる爆発エネルギーから推進力を得ています。

その際に取り込まれ、圧縮されて高温(200℃)となった空気と高度1万メートルの冷たい空気を混合させ、空気清浄機を介して塵などを取り除き、再利用される空気と混合させて、機内に送り込まれています。

地上とは全く異なる高度1万メートルの空気を濃度や圧力、温度など巧みに調整しているのを考えると驚きです。

空気の新鮮さ

空気の循環は高層ビルよりもサイクルは短く、かなりリフレッシュされています。さらに空気清浄機能のあるフィルタも設置されています。

人工的に作られていると言っても過言ではない機内の空気は大自然の新鮮な空気とは言えませんが、問題はないようです。仮に、クレベリンを機内でこぼしてもあまり影響はなさそうです。

むしろ、機内ではウィルスは空気感染よりも人間が触った場所にべったり付着し、そこを他人の手が接触し、その手で目や鼻や口周りを触ることにより、人体に取り込まれることが多いようです。

薄暗く、揺れたりすると肘掛や座席に手をかけることが多く、知らず知らずのうちに、積極的にウィルスを触り、さらに、乾燥しているため、眼や鼻など触ってしまい、結果的に感染するリスクが高くなっているのかもしれません。 

最後に

機内

クレベリンはペンタイプもあり、携帯するのも簡単であり、飛行機にそのまま持ち込めそうですが、含まれる二酸化塩素が腐食性物質として扱われるため、持ち込めません。手荷物検査で廃棄されてしまいます。

飛行機に乗る時はマスクをはじめとした、他のウィルス対策をすることが望ましいかもしれません。 

 

 

 

 

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