先日、運賃の改定があり、中国路線でマイル加算率70%のビジネスクラス運賃が新設されましたので、調べてみました。
ANAキャリア運賃の一部改定・新設について
9月16日にキャリア運賃の一部改定・新設の発表をしています。
2017年9月21日(木)以降に購入の航空券について適用とのことで、北米、メキシコ、カリブ、中南米、欧州、中東・アフリカ、韓国、台湾、香港、マカオ、フィリピン方面のビジネス、プレミアムエコノミー、エコノミーの運賃改定、適用条件改定と多岐にわたっています。そうした中で、中国路線のビジネスクラス運賃にビジネス「Super Value」(P)が新設されています。
ビジネス「Super Value」(P)のマイレージ加算率
ビジネス「Super Value」(P)のマイレージ加算率は70%であり、プレミアムポイント400ポイントが加算されます。
ビジネスクラスの運賃と言うと125%加算でプレミアムポイント400ポイントが加算というのが過去は当たり前でしたが、最近はツアーでビジネスクラス利用の場合に付与されるコードとしてよく使われることが多く、中国の路線にも登場してきました。
運賃を検索してみました
日本発
日本発の11月の運賃を検索してみました。11月の3連休でもPクラス運賃が出てきたりします。運賃は90,350円とビジネスクラスとしては安いと思いますが、プレミアムポイントは往復で3,132ポイントであり、PP単価は28.8円です。
中国発
続いて、中国発の11月の運賃を検索してみました。こちらの運賃は71,750円と日本発よりも安く、プレミアムポイントは往復で3,132ポイントであり、PP単価は22.9円です。
日本発成都行きの場合
中国行きの路線としてはフライト距離が長い成都での運賃を検索してみました。検索結果は以下の通りです。
運賃は95,350円であり、プレミアムポイントは往復で5,210ポイントとなります。PP単価は18.3円と10円台となっています。距離が長い分だけPP単価は低下しているようです。考え方によっては日本発のシンガポールやクアラルンプール便エコノミークラスよりもプレミアムポイントを加算するのには効率が良いといえるかもしれません。
最後に
ビジネス「Super Value」(P)は運賃としては10万円以下で、日本初のビジネスクラス往復が可能であり、プレミアムポイント加算を無視すれば魅力的です。今回、中国路線でビジネスクラス70%加算運賃が設定されたように、こうした運賃が拡大するとどのクラスでもプレミアムポイントの加算率が厳しくなります。逆にいうとマイラーの方にはたくさん搭乗してほしいということかもしれません。