中国東方航空(China Eastern、MU)ビジネスクラスの成田=ジャカルタ往復がデルタ・スカイマイル修行向けに安いためまとめてみました。
中国東方航空とは
変遷
上海を本拠地とする航空会社であります。中国本土のフルサービスキャリアはもともと、国営でしたが、地域毎に分割民営化されており、北京を中心したのが中国国際航空、上海を中心としたのが中国東方航空、広州を中心としたのが中国南方航空となっています。
分割時は6社に民営化されたものの、最終的には上記3社に収斂しています。
日本の国鉄にも似ていると言えます。北京、上海、広州を押さえている航空会社は日本で言う本州3社に近いと言えます。
中国を代表するキャリアと言えば、最高指導者の外遊に使用される中国国際航空であります。
しかし、上海両空港(浦東・虹橋)をハブとしているほか、西安、昆明、武漢など日本からも直行便がある都市を焦点空港としており、実力としてはエアチャイナにも匹敵すると言えます。
就航都市
日本とアジアへの就航都市はかなり多いと言えます。日本では、北海道から北陸、四国、九州、そして那覇と国内キャリア並みに日本各地に就航しています。
アジアではANAやJALの比でないくらい就航しており、一帯一路を実感させられます。
ビジネスクラス 成田=ジャカルタ往復
今回はデルタ・スカイマイル ステータスマッチ・チャレンジ2019が有効となる7月上旬で想定してみました。
旅程
往路は7月6日土曜日の午前11時前に成田を出発し、上海には13時半前に到着します。4時間ほどの乗り継ぎ待ちでジャカルタに向かいます。ジャカルタには同日着であり、夜10時30分に到着します。
復路は弾丸旅行の宿命であり、翌日の夜11:30に出発します。上海には朝7時到着し、成田行きの便4時間15分後となります。成田には夕方4時前に到着します。
機材は成田=上海間は往復ともにA320/321シリーズ、上海=ジャカルタ間はエアバスA330となります。
中国東方航空ではA330も独自の呼び方があるようで、33Eはビジネスクラスにおいては2-2-2配列のシートであります。一方で、33Hでは1-2-1配列のヘリンボーン配列となっています。Hはヘリンボーンの意味と言えます。
運賃・予約クラス
運賃と予約クラスは下記のとおりです。
運賃 118,400円
予約クラス Iクラス(スカイマイル150%加算)
MQM 計11,504MQM
MQM単価 10.29円/MQM
ライバルのエアチャイナに比べると大人なしめでありますが、10円台はビジネスクラスとしては許容できる範囲と言えます。
スカイチーム加盟のアジアのキャリアで150%加算は2社
スカイチームに加盟している航空会社は下記のとおりです。
大韓航空、中国東方航空(China Eastern MU)、厦門航空(XIAMEN Air MF)、チャイナ・エアライン(中華航空 CI)、ベトナム航空、ガルーダインドネシア航空
がありますが、ビジネスクラスにおいて150%の積算率が可能なのは大韓航空と中国東方航空となります。
ちなみに、2019年元日からスカイチームを脱退した中国南方航空ですが、2019年中は猶予期間なのか、スカイマイルでもMQMが積算できます。(ビジネスは100%加算ですが)
マイル修行するとなると積算率が重要であり、2社は重要と言えますが、運賃が安いのはMUであり、事実上の一択とも言えます。
最後に
スカイマイルステータスマッチの有効期間は3か月であり、その間にゴールド12,500MQM、プラチナ18,750MQMであります。
弾丸で獲得しようとするとビジネスクラスを活用するのが良いと言えます。さらに、ビジネスにおいては積算率が高い航空会社の方がよく、中国東方航空は適任と言えます。