エアチャイナのニューヨーク発券の東京行きのビジネスクラスが安いため、短期決戦かつ快適なANAプラチナ会員取得を考えてみました。
エアチャイナ ニューヨーク発東京行きビジネスクラス運賃
検索結果は以下の通りです。
北京経由で、ニューヨークではジョン・F・ケネディ空港または、ニューアーク空港のいずれか、東京では羽田空港または、成田空港かを選択できます。(最安運賃の空き状況によりますが) ただし、羽田は成田よりも運賃が1区間当たり8千円ほど高くなります。予約クラスはZで、ANAマイレージ加算125%でプレミアムポイントも125%加算、搭乗ポイントは1区間当たり400ポイント加算されます。最低滞在期間はありません。また、事前購入期間もないようなので、8月とかでも検索したような運賃が出てきます。
注意点としては、予約変更や未使用の払い戻しの場合の手数料が高いので、購入の際は決めた日に絶対利用する前提で購入した方が良いと思います。
ビジネスクラス利用のため、出発と乗り継ぎ空港である、ニューヨーク(JFKまたはEWR)と北京、そして東京(HNDまたはNRT)にて搭乗前にラウンジが利用できます。
エアチャイナのビジネスクラス
今回のルートで搭乗が想定されるエアチャイナの機材は羽田=北京間がエアバスA321、北京=ニューヨーク間がボーイング747シリーズ(747-400または747-8)かボーイング777-300ERです。エアバスA321はナローボディー機でビジネスクラスの配列は2-2でリクライニングはフルフラットにはなりませんが、東京と北京間の往復は3時間前後なので十分快適です。以下シートマップはエアチャイホームページより
いっぽう、北京=ニューヨーク間は同社におけるフラッグシップ機です。ビジネスクラスのシートはフルフラットとなり、14時間前後の長距離フライトでも快適に過ごせます。
短期決戦かつ快適なルートでANAプラチナ会員取得を考えてみた
今年も残すところあと5カ月、今から、ゼロスタートでANAプラチナ会員取得を考えてみました。実質・永久スターアライアンスゴールド会員の資格が得られるスーパーフライヤーズ会員資格を取得するためには、ANAプラチナ会員資格基準に到達する必要があります。また、到達後には年会費有料のクレジットカード機能付のカード「ANAスーパーフライヤーズカード」の発行も必要です。カードの発行は与信があり、経済力やこれまでのクレジットカードヒストリーが関与しますが、これは別として、飛行機に搭乗しないと始まらないので、プラチナ到達基準についてエアチャイナのニューヨーク発東京行きビジネスクラス運賃を絡めたルート(できるだけ搭乗回数を少なく快適に)で考えてみました。
プラチナ会員到達基準
年間プレミアムポイント50,000ポイント(うちANAグループ運航便利用分で25,000ポイント)が必要となります。
ルート
エアチャイナのニューヨーク発東京行きビジネスクラスでは、総旅程で21,943前後(EWR,JFK,HND,NRT発着の違いで多少前後)のプレミアムポイントが獲得できます。残り約2.8万ポイントを獲得する必要があり、ANAでのルートを検討します。東京発ニューヨーク行きの場合、エコノミーで10万円以上するわりにプレミアムポイント加算率は70%か50%となり、回数をこなす必要があります。そこで、クアラルンプール発券のニューヨーク行きのプレミアムエコノミー往復と東京発券のクアラルンプール行きのエコノミー往復を組み合わせます。
搭乗時期
搭乗時期は欧米人の移動が多そうな9月を避け、3連休のある10月を中心に検討してみました。ニューヨークでの滞在は違う航空会社(エアチャイナとANA)の乗り継ぎのため、遅延時の対応を考慮し、1泊します。ニューヨークでの滞在は2回必要で、旅程としては1泊3日です。東京=クアラルンプール間はプレミアムエコノミー設定のある羽田往復のNH885/886便を利用した週末旅程とします。
クアラルンプール発券のニューヨーク行きのプレミアムエコノミー往復
10月にてクアラルンプール発券のニューヨーク行きのプレミアムエコノミー往復の検索結果は以下の通りです。
予約クラスはEで、ANAマイレージ加算100%でプレミアムポイントも100%加算、搭乗ポイントは1区間当たり400ポイント加算されます。また、クアラルンプール=東京間はプレミアムポイント搭乗倍率が1.5倍で適用されます。以上よりこの発券で獲得できるプレミアムポイントは25,060ポイントで、運賃は217,590円とPP単価は8.68円と効率的な運賃です。プレミアムエコノミー搭乗ですので、エコノミーと比較して快適な座席で過ごせるほか、以下の通り出発空港でラウンジの利用もできます。
プレミアムエコノミー 空港サービスのご案内(ANAホームページより)
ANA運航便のご出発に際して空港にてご利用いただける各種サービスをご用意しました。
空港ラウンジ
ご出発前のひとときを、ゆっくりとラウンジでお過ごしいただけます。
【対象空港】下記各空港では、ご出発前にラウンジをご利用いただけます。
日本:成田、羽田
北米:ニューヨーク、ロサンゼルス、ワシントンD.C.、サンノゼ、シアトル、シカゴ、サンフランシスコ、ヒューストン、バンクーバー、メキシコシティ、ホノルル
ヨーロッパ:ロンドン、パリ、ブリュッセル
アジア・オセアニア:シンガポール、ジャカルタ、バンコク、シドニー、ムンバイ、クアラルンプール、デリー
※ ラウンジ満席時は、喫茶券等の提供となる場合があります。
※ ラウンジのご利用は、国際線出発地空港でのサービスとなります。
東京発券のクアラルンプール行きのエコノミー往復
東京発券のクアラルンプール行きのエコノミー往復の検索結果は以下の通りです。
予約クラスは東京発エコノミー最安のSで、ANAマイレージ加算50%でプレミアムポイントも50%加算、搭乗ポイントは加算されません。また、クアラルンプール=東京間はプレミアムポイント搭乗倍率が1.5倍で適用されます。この発券で獲得できるプレミアムポイントはおよそ5,006ポイントで、運賃は62,800円とPP単価は12.54円と今回の旅程では、一番効率が悪いですが、限られた期間でクアラルンプールに直行できるので重要なチケットです。修行最後の旅程がエコノミーと、それまでビジネスクラスやプレミアムエコノミーに搭乗してきた中で少々きついかもしれませんが、中距離ですので、何とか我慢できると思います。
まとめ
以上の3つの発券をまとめると以下の通りです。
獲得プレミアムポイント
Date | 区間 | 区間mile | 獲得mile | 獲得PP | |
9/29 | HND-KUL | 3,338 | S | 1,669 | 2,503 |
9/30 | KUL-HND | 3,338 | E | 3,338 | 5,407 |
10/7 | HND-JFK | 6,723 | E | 6,723 | 7,123 |
10/8 | EWR-PEK | 6,831 | Z | 8,539 | 8,939 |
10/9 | PEK-HND | 1,303 | Z | 1,629 | 2,029 |
10/21 | HND-PEK | 1,303 | Z | 1,629 | 2,029 |
10/21 | PEK-JFK | 6,837 | Z | 8,546 | 8,946 |
10/22 | JFK-HND | 6,723 | E | 6,723 | 7,123 |
10/27 | HND-KUL | 3,338 | E | 3,338 | 5,407 |
10/29 | KUL-HND | 3,338 | S | 1,669 | 2,503 |
43,803 | 52,009 |
費用
ANA東京発券 | 62,800 |
ANA KL発券 | 217,590 |
エアチャイナ NY発券 | 235,210 |
合計 | 515,600 |
獲得プレミアムポイントは52,009ポイント(うちANA便は30,066ポイント)とプラチナ基準を満たしています。費用総額は515,600円です。従って、PP単価9.91円と10円を切ります。ビジネスクラスとプレミアムエコノミーの搭乗で快適なルートとしては優秀です。一気に50万円必要となるのが気になる場合、もしANAのマイルを10万マイル保有していれば、マイルを「ANA SKYコイン」に交換すれば、費用をセーブできます。ANA SKY コインは、ANAホームページ限定で航空券や旅行商品のお支払いに利用できる電子クーポンで、国内線・国際線の航空券購入の運賃に充当できます。ANA以外の便名が含まれている場合は利用できませんが、今回のルートにおいてANA便の発券ではANA便以外は含まれないため、適用できます。マイルとSKYコインの交換率は交換するマイルの多さにより違い、交換するマイル数が多いほど交換率は高くなります。交換率は以下の通りです。
仮に10万マイル保有している場合は、交換倍率1.2倍で、12万円相当のSKYコインに交換できます。ANA便区間は総額280,390円で充当すると160,390円とエアチャイナを含めた総額は395,600円まで下がります。これは別ですが、2回のニューヨーク訪問でニューヨークでしか販売していない商品を購入して、メルカリに出品するのも面白いかもしれません。
今回は、短期決戦かつ快適なSFC修行を想定してみましたが、頻繁にニューヨークに行かれる方にとっても、エアチャイナのニューヨーク発東京行きビジネスクラスはそれ自体だけでも魅力的であると思います。世界の首都といわれるニューヨークは魅力的な場所なので検討してみてはいかがでしょうか。