中国のフラッグキャリアであるエアチャイナ(中国国際航空)のソウル仁川発、スペインの首都であるマドリード着のビジネスクラスの往復が安いためまとめてみました。
エアチャイナの欧州ネットワーク
中国には航空会社はたくさんあり、フルサービスキャリアでは、いずれも国の資本がからむ航空会社であります。
その中で、フラッグシップのキャリアは中国国際航空(エアチャイナ)と言えます。同国の主席が外交に行く際や、隣国の主席がシンガポールに行く際にも利用されるのはエアチャイナであります。
そうした中で、エアチャイナの欧州就航地を調べてみると、下記のとおりです。
ロンドン、ミラノ、ローマ、ウィーン、アテネ、ジュネーブ、チューリッヒ、ストックホルム、マドリード、バルセロナ、フランクフルト、ミュンヘン、デュッセルドルフ、ブタペスト、パリ、ミンスク、ワルシャワ、モスクワ(DME)、コペンハーゲン
日本の航空会社と比較すると圧倒的に就航地が多いといえます。また、東欧や北欧も充実しており、観光にも十分活用できると言えます。
ソウル仁川=マドリード ビジネスクラス往復
エアチャイナでは最も北京から飛行距離のあるマドリードを目的として、夏休みシーズン(ソウル発8月9日金曜日発、マドリード発は約一週間後の8月17日発)で検索してみました。
旅程
往路はソウルを夕方5:50に出発し、北京首都空港で5時間超の乗り継ぎ時間を過ごした後、夜行便でマドリードに向かいます。マドリードには同日の朝に到着します。スペインの首都は鉄路が充実しているため、スペインの新幹線「AVE」でスペイン各地に朝一で移動できると考えるとかなり利用しやすいと言えます。
復路は土曜日の正午に出発し、北京には翌日の日曜日早朝5時前に到着します。ソウルへのフライトは8:30、仁川には11:35に到着します。
仁川からアシアナ航空で日本への乗り継ぎも可能でありますし、金浦空港に移動して羽田行きのANA最終便には余裕で間に合いそうです。市内に移動してサウナで汗を流し、すっきりして金浦に向かうのも良いと言えます。
機材が気になる長距離フライトはボーイング787-9型機であり、ビジネスクラスのシートはフルフラットとなります。ただし、2-2-2配列のため、窓側を選択する場合は、隣席に人がいる可能性もあり、それが唯一の懸念とも言えます。
運賃・予約クラス
運賃は日本円で203,660円
予約クラス Rクラス
(同社のビジネスとしては最も安いクラス、AMCでは125%加算、搭乗400PPも積算)
プレミアムポイント合計 17,338PP
PP単価 11.75円/PP
同社のビジネスは日本=アジア路線ではもっと単価の良いフライトもありますが、欧州へのフライトとしてはかなり安いと言えます。
近年、スターアライアンス加盟の航空会社でビジネスクラスの安い運賃は積算率を70%、100%加算にダウングレードしており、こうした中で125%加算ができるのはありがたいと言えます。
最後に
エアチャイナのビジネスクラスは思いのほかサービスは熱心であり、あまり機内では気まずさを感じることはないと言えます。
そして、サービスは常にバージョンアップがされており、そのサービスが自分に合えばコスパ最高と言えます。
路線の選択肢も多く、安く優秀に行きたい人には改めて選択肢として考えても良いと言えます。