ソウル発のパリとローマに行けるビジネスクラス往復航空券が3月に安いため、まとめてみました。ラクラクのビジネスクラスでコストをセーブして、最新のブランドコレクションを直にチェックするのも楽しいのではないでしょうか。
欧州の企業の決算月
欧州の企業の決算月は12月決算が多いようであり、経済に詳しくなくても聞いたことがある企業「LVMH」も12月期決算となっています。現在のようにネット販売が主流となっていると決算セールのようなものは少なくなっているようですが、需給のアンバランスというものは存在し、掘り出し物はあると言えます。決算期前後にそうしたものは多いようですが、自分の好みに合ったものが見つかるかは別と言えます。一方で3月などは次のシーズンの最新コレクションを現地で見ることもでき、3月の欧州は寒いですが、かなり心が踊る時期でもあります。
ビジネスクラス ソウル=パリ往復+ローマ滞在
今回は3月の秋分の日前後にソウルからパリに行き、復路でローマに2日滞在してみる旅程でまとめてみました。ブランドの旗艦店が多い、両都市では狙いをつけて、巡る旅程となります。
旅程
3月20日の13:55に仁川を出発し、ローマ・フィウミチーノには同日の18:45に到着します。21:45にパリ向かい、パリには遅いですが、23:25に到着します。パリでは2泊でき、翌日朝から行動が可能です。
パリからローマへの移動は3月22日の昼過ぎに出発するため、ホテルでゆっくりもできます。ローマへは15:25に到着し、ホテルのルームに荷物を置いて、狙いのショップに行くこともできます。ローマでも2泊でき、ローマ出発は15時過ぎのため、遅く起きて、チェックアウトして、アリタリアのラウンジで寛ぐことも可能です。
ソウルには翌日午前10時半頃に到着するため、同日のうちに日本への帰国も可能です。
運賃・予約クラス
運賃は日本円で約188,043円とソウル発券の欧州行きでもかなり安いと言えます。予約クラスはIクラスであり、マイレージプログラムにより、積算率は大きく異なります。同アライアンスのスカイマイル(デルタ航空)では、積算マイル200%、上級会員資格ポイント(MQM)150%となります。一方で、最近提携したANAはクラス的には70%加算、上級会員資格ポイントはなしですが、対象路線ではないため、加算なしです。
積算マイル・MQM
積算マイルとスカイマイルにおけるMQMは下記の通りです。
フライト | 機材 | 区間マイル | 積算マイル | MQM | ||
3月20日 | ICN | FCO | A330 | 5,584 | 11,168 | 8,376 |
3月20日 | FCO | CDG | A320 | 685 | 1,370 | 1,028 |
3月22日 | CDG | FCO | A320 | 685 | 1,370 | 1,028 |
3月24日 | FCO | ICN | A330 | 5,584 | 11,168 | 8,376 |
合計 | 12,538 | 25,076 | 18,807 |
積算マイルは25,076マイルであり、MQMは18,807MQMとなります。MQMについては、ANAダイヤモンド会員がステータスマッチを行い、その後、会員ランクの延長をするためのMQMを一撃できます。もちろん、正規にゴールドメダリオンを取得するのにも割安と言えます。
日本と韓国間のチケットは
日韓間の空路は様々であり、フルサービスのキャリアの運賃もタイミングによっては安いですし、LCCも深夜便などもあり、選択肢が多く、何かしらのメリットのある答えが見つれられると思います。日本初のビジネス往復では30万円以上するため、こうしたところでコストをセーブしつつ、体に優しいビジネスを利用して、最新のアイテムを調達するのも良いと言えます。
最後に
アリタリア航空は70年以上の歴史を持ち、経営面からすると危機もあり、優れていると素直には言えませんが、欧州では名の知れた航空会社であり、近年はサービス改善も進行中であり、なによりも、ローマやミラノにダイレクトアクセスしつつ、パリなどに行けるのはメリットと言えます。日系の航空会社が加盟していないスカイチームはよくわからないのが実情と言えますが、フリーランスやこれからビジネスをスタートアップする人には、コスト的には優しく、マイレージプログラムのフィードバックも高いため、選択肢の一つとも言えます。