ANAの海外発券を比較する記事ですが、第6弾となります。今回は、最近プレミアムエコノミーの設定が開始された羽田=クアラルンプール線もあるクアラルンプール発券を考えてみます。
東京(羽田・成田)=クアラルンプール線
ANAは過去にクアラルンプール線を運航していました。関西国際空港と成田それぞれをクアラルンプールと結んでいましたが、2001,2002年にそれぞれ運休しています。その後、2015年に成田=クアラルンプール線を再開し、2016年に羽田=クアラルンプール線を新規就航しています。
スケジュールついては以下の通りです。
成田線
便名 |
出発 |
到着 |
NH815 |
成田 17:20 |
クアラルンプール23:15 |
NH816 |
クアラルンプール 7:05 |
成田 15:05 |
羽田線
便名 |
出発 |
到着 |
NH885 |
羽田 23:30 |
クアラルンプール6:00+1 |
NH886 |
クアラルンプール 14:15 |
羽田 22:15 |
成田線は北米乗り継ぎに合わせた時間帯で、羽田線は羽田=ロサンゼルス線にも接続できそうですが、日本人向けのフライトと言えます。
ANAのクアラルンプール発券
検索前提
検索サイト
ANAホームページ(安い運賃に空席がない場合は、他の予約サイト(エクスペディア))
検索条件
11月にクアラルンプールを出発する前提で各方面を検索し、プレミアムポイント獲得において効率的なルートを深堀します。今回は、最近設定されたプレミアムエコノミーで考えてみたいと思います。プレミアムエコノミーはプレミアムポイントの加算率が高く、効率的にプレミアムポイントを獲得できる可能性が高いです。
地域別検索結果
欧州、オーストラリア、アジア各都市
設定がありません。クアラルンプールから上記地域に東京を経由した設定はありません。
日本
東京行きは別の記事でも何度かお伝えしましたが、PP単価は5円から6円台と破格の設定となっています。
目的地 東京の場合
検索結果は以下の通りです。
予約クラス |
E |
区間マイル |
6,676マイル |
PPポイント(往復) |
10,814PP |
運賃 |
73,290円 |
PP単価 |
6.77円 |
目的地 沖縄那覇の場合
検索結果は以下の通りです。
予約クラス |
E,Y |
区間マイル |
8,644マイル |
PPポイント(往復) |
14,750PP |
運賃 |
86,870円 |
PP単価 |
5.89円 |
北米
こちらもクアラルンプール=羽田間程ではありませんが、割安です。北米各都市全体に20万円ちょっとの金額です。
直行便ニューヨークの場合
検索結果は以下の通りです。
予約クラス |
E |
区間マイル |
24,061マイル |
PPポイント(往復) |
25,060PP |
運賃 |
215,680円 |
PP単価 |
8.61円 |
マイアミ行きの運賃を深堀
北米で日本より最も遠そうな都市であるマイアミを目的地として、クアラルンプールからのプレミアムエコノミー(北米国内線はエコノミークラス)で検索してみました。
検索結果は以下の通りです。
予約クラス |
E,B |
区間マイル |
25,575マイル |
PPポイント(往復) |
27,374PP |
運賃 |
239,110円 |
PP単価 |
8.73円 |
北米国内線の予約クラスはBでプレミアムポイントは100%加算の搭乗ポイントもつきます。プレミアムポイントを少しでも積算したい場合は、いいかもしれません。
おまけ
ホノルル行き
検索結果は以下の通りです。
単価は北米よりも悪くなりますが、ホノルルまでプレミアムエコノミーで往復する割には安くなります。マイルかアップグレードポイントでビジネスクラスにアップグレードして優雅なハワイの旅もいいかもしれません。
まとめ
クアラルンプール発券はバグ運賃が発生しない限り、ANAの国際線ではもっともPP単価が良いルートと言えます。特典航空券でクアラルンプールに行き、クアラルンプール発券のうえ、プレミアムポイントを積算していくのもよいかもしれません。