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ANAがウィーン路線にプレミアムエコノミーを設定しない理由をまとめてみました

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2018年10月23日更新

2018年10月23日時点で、ANA公式サイトを確認するとプレミアムエコノミーの設定がされておりました。プレスリリース時点で決まっていたのか、リリースが間違っていたのか、急遽計画を変更したのか不明ですが、設定されましたので、参考記事として読んでいただければと思います。

ANA機材

2019年2月より羽田=ウィーン間で毎日就航を2018年10月15日に発表しましたが、気になる点がありましたので、まとめてみました。

羽田=ウィーン就航

羽田=ウィーンは毎日就航であり、時刻表は下記の通りです。

NH205便 羽田1:55→ウィーン6:00

NH206便 ウィーン11:50→羽田6:55

 であります。時間の有効活用と言うコメントが記事では目立ちますが、深夜帯と言う発着枠の隙をついたスロットでの就航であり、スモールスタートとも言えます。フランクフルトの成功を基に、旅客と貨物でバランスを取りながら育てるようなイメージなのでしょうか。

ボーイング787型機で就航にも関わらずプレミアムエコノミー設定はなし

プレミアムエコノミーシート

2018年10月15日時点のプレスリリースでは、ビジネスとエコノミーのみと記載されています。

羽田=ウィーン線を新規開設します|プレスリリース|ANAグループ企業情報

今回の発表で個人的に気になったのは、ボーイング787型機の就航であります。同機材であれば、ロンドンとフランクフルト以外は同機で欧州各地に就航しており、普通と言えますが、プレミアムエコノミー設定がないということです。2クラス(ビジネスとエコノミー)の新造機を割り当てるかと思いましたが、座席数はビジネスクラスが48席、エコノミーが167席ということで、B787-9型機で215席はプレミアムエコノミーが21席設置された機材を用いることとなります。

同シートは開放エコノミーシートとして扱われ、ダイヤモンド会員や幼児連れに割り当てられると思います。上級会員であれば、エコノミークラスの運賃でもプレミアムエコノミーのシートが割り振られるため、良いですが、一方でプレミアムエコノミーのプラスαのサービスが提供されないため、欧州便で利用しなれた人には物足りなくかもしれません。

プレミアムエコノミーが設定されない理由

プレミアムエコノミーが設定されない理由を考えてみると幾つかあります。

早朝到着のフライト

羽田発、ウィーン発いずれも到着は朝6時台であり、多くの人は機内で眠ることとなります。特にプレミアムエコノミーにその運賃でなくとも搭乗できる上級会員はラウンジ飯で満腹状態であり、機内では寝る前提としているのかもしれません。また、初就航路線のため、短期クローズを防ぐために、コストを極力セーブする必要があり、機内サービスの原価も抑え、ビジネスクラスで提供されるコストもセーブし、その結果プレミアムエコノミーは提供しない方針となったかもしれません。

同盟キャリアとのねじれと戦いの回避

今回の運航スケジュールはスタートとしては共同運航の取りにくい時間帯であり、そのメリットが良くわからないと考えられます。また、マイレージプログラムにおいてもオーストリア航空のプレミアムエコノミーはANAマイレージクラブでは、一部のNクラスでは70%加算であり、ANAのプレミアムエコノミー換算が100%加算の中、一気に変化させるのもオーストリア航空以外(ルフトハンザやユナイテッドとの関係性)との判断がつかないと考えられます。

さらに、ウィーン発のプレミアムエコノミーを考えるとアジアまで直行(テクニカルストップもありますが)便はオーストリア航空とエバー航空があります。さらに、スカンジナビア航空、LOTポーランド航空、スイスインターナショナル・エアラインズ、ルフトハンザも経由便としてはあります。特にスカンジナビア航空とエバー航空はプレミアムエコノミーでは欧州発券の東京行きは安く、便全体の収益を下げるようなことを回避したかったのではないかと思います。

フランクフルトのバイパス路線

ウィンールート

羽田=フランクフルト路線は1日2便、同社最大のボーイング777-300ER型機で就航しており、共同事業を実施しているルフトハンザの便があっても、人気のようであります。実際、特典航空券などではビジネス、ファーストクラスを予約するのはかなり難しく、就航した当時は変な時間帯に出発するので空席が有ったのは今となっては思い出と言えます。

フランクフルト線の利用動向を考えると中欧・東欧への乗り継ぎが多く、フランクフルト線の余裕確保と中欧・東欧アクセスへの利便性の確保が考えられます。

ウィーン路線の活用術

オーストリアのメリットと言えば、ヨーロッパ大陸の真ん中に位置し、中欧・東欧・南欧に空路、鉄路・道路でのアクセスが便利であることが言えます。

鉄道であれば、スロバキアの首都のブラチスラヴァは1時間程であり、ハンガリーの首都のブダペストはウィーン市内から鉄道で3時間程度でもあります。また、観光資源の多いチェコにも同空港から1時間弱で乗り継げるほか、ポーランド、ウクライナ、バルト三国等にも就航しているため、比較的広範囲にアクセスが良いと言えます。

さらに、レンタカーを借りれば、高速道路が充実しているため、ドイツやイタリア、スイスまで足を延ばすこともできます。車が一番便利かもしれません。

ANAウィーン便はどのクラスを利用すればよいのか

羽田からウィーン路線については、ウィーン行きは偏西風の影響もあり、半日近くかかります。出発時間は丑三つ時であり、眠い最中であり、ビジネスクラスを利用して、睡眠時間を確保して、早朝のウィーンからアクティブに廻るのが良いと言えます。よって、ウィーン行きは特典ビジネスまたは、エコノミーアップグレード運賃でビジネスにアップグレードするのが良いと言えます。

まだ、運賃は出ていないようですが、エコノミー運賃は日本発券ではアップグレードできるクラスは安くないため、ソウル発券の日本でストップオーバーできる運賃を活用するのがいいかもしれません。

特典航空券の場合は、人気殺到が考えられるため、かなり先の予約かダイヤモンド会員となり、優先的な予約ができる地位に立つことが必要かもしれません。

最後に

ウィーン路線は観光重視の日本人から期待できる路線でありますが、ビジネス需要はフランクフルトのバイパス需要として考えているかもしれません。そのためか、就航を継続するため、利益に不確実な要素を取り除き、ビジネスとエコノミーに絞り、勝負をして見極めているのかもしれません。

特典航空券については、欧州の路線が増えたことにより、特典枠が増える期待があるかもしれません。当初はそうかもしれませんが、定着すると現状と変わらない可能性もあります。しかしながら、2020年に向けて羽田の発着枠も拡大し、欧州の新たなルートも出てくることも想定されるため、ウォッチが必要と言えます。

ハルシュタット

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