ANA SUPER VALUE TRANSIT 75(ANAスーパーバリュー トランジット75)について、ゴールデンウィークにお得な路線を調べてみましたので、お伝えします。
ANAスーパーバリュー トランジット75の概要・ルール
ANAスーパーバリュー トランジット75のルールについては下記のとおりです。
概要 同日中に乗り継ぐ指定された便の組み合わせ(2区間)を一括で予約・購入する場合に適用される割引運賃。期間・路線・便によっては設定のない場合がある。
予約期限 75日前まで
購入期限 予約日を含めて2日以内 ただし、支払期限までに予約期限がくる場合には、予約期限に準じる。
予約変更不可
マイレージ加算 75%+200搭乗ポイント
取り消し手数料について
取り消し手数料は下記のとおりです。
解約日時 | 取消手数料 |
---|---|
航空券購入後~55日前 | 取消手数料はなし |
54日前~45日前 | 運賃の約30%相当額 |
44日前~28日前 | 運賃の約40%相当額 |
27日前~14日前 | 運賃の約50%相当額 |
13日前~出発時刻前 | 運賃の約60%相当額 |
出発時刻後 | 運賃額の100%(PFCのみ返却) |
55日前ではかかりませんが、出発直前では60%と結構かかります。元が安いので、安いですが、何が何でも搭乗するしかなさそうです。
また、プレミアムポイントは75%+200PPであり、スーパーバリュー系としては異例でもあります。
乗り継ぎ都市と特徴
トランジットと言う名前だけあり、乗り継ぎが必要でありますが、スーパーバリュートランジットでの乗り継ぎ空港は限定されており、以下の空港が乗り継ぎ空港となっています。
沖縄 石垣・宮古と本州各都市
札幌 道内各空港と本州各都市
大阪伊丹 全国各地、基本的に西から東、東から西
大阪関西 札幌と沖縄三都市(沖縄那覇、石垣、宮古)
東京成田 名古屋と札幌
東京羽田 全国各地、2,034編み合わせは最多
名古屋 仙台と鹿児島、一部札幌
福岡 沖縄と小松
羽田や伊丹がほぼ8割ぐらいと大半を占めており、基本的には東から西、西から東と言うルートでありますが、羽田のみの路線ではくの字(いったん、羽田まで東に行き、そこから西に再び向かうルート、例:大阪伊丹⇒羽田⇒能登)ルートも有ったりします。
また、傾向としては九州から北海道に行く場合、羽田よりも大阪伊丹で乗り継いだ方が安めの傾向にあります。ただし、プロペラ機が多いので、プレミアムクラスにアップグレードするという事はできませんが。
お得な7ルート
以上のような特徴のあるスーパーバリュートランジット75でありますが、お得なルートをコスト面とプレミアムポイント面で調べてみました。
今回はゴールデンウィーク期間である2023年4月28日~2023年5月8日搭乗分を調べてみました。
コスト面
コスト面は単純に安く、それでいて距離が長く、高速バスや新幹線に対抗できるルートであります。
羽田⇔沖縄⇔宮古 13,090円~16,940円
大阪(伊丹/関西)⇔羽田⇔秋田 12,650円
旭川⇔羽田⇔宮崎 17,710円~21,120円
青森⇔新千歳⇔女満別 10,010円~11,660円
長崎⇔大阪伊丹⇔札幌 16,940円~20,130円
すでに満席のところが多いですが、先述のとおり、55日前までは取り消し手数料がかからないため、粘れば空く可能性も有ります。バスや新幹線と比較しても安く、移動時間が圧倒的に短くなるため、鉄道もバスも時間がかかる道内旅程では意外と使えるかもしれません。
プレミアムポイント面
続いてはプレミアムポイント面であります。
旭川⇔羽田⇔沖縄 20,570円~24,530円 2,740PP
札幌⇔関西⇔宮古 21,340円~29,480円 2,759PP
プレミアムポイントについては3,000近く稼げるルートを考えてみました。ゴールデンウィークという事で空席はかなりありませんが、関西空で乗り継ぐルートや札幌ではなく、旭川の方が安く、結果的にプレミアムポイント単価が安くなるケースが多いようです。
もちろん、札幌⇔羽田⇔沖縄のような王道ルートも安いのですが。
最後に
ゴールデンウィークという事でなかなか空席を探すのは大変ですが、ゴールデンウィークでもバス並みに安い路線も有り、大都市以外に出かける場合は利用の価値があるかもしれません。
そして、まだ空いているところも有るようなので、確認してみるのが良いかもしれません。