
ANAマイレージクラブのプレミアムメンバーとSFC会員向けに提供されていたアップグレードポイントがまさかの廃止になるため、記事にしてみました。
ANAアップグレードポイントの廃止
ANAトップページのお知らせ欄にしれっと以下のお知らせが出ていました。
ANAプレミアムメンバーならびにスーパーフライヤーズ会員に提供しているアップグレードポイントにつきまして、2026年度の提供をもって終了と言う内容です。
2026年度と言う事なので、2027年3月31日となり、あと1年半後の終了となります。
同社としてはマイルで座席のアップグレードが国内線でも利用できることになることを理由に挙げています。
また、ANA「ダイヤモンドサービス」メンバー限定のアップグレードポイントによる座席アップグレードサービスも合わせて同日に終了とのことです。このサービスはダイヤモンド会員向けのサービスで国際線において、アップグレードが出来ない運賃でも通常の2倍のアップグレードポイントを使うとアップグレートが出来ると言うものです。
積算率の30%の格安エコノミーでもビジネスクラスにアップグレードができたり、アップグレードできないヒジネスクラス運賃でもファーストクラスにアップグレードが可能なサービスでした。
サービス終了後、2027年度「ダイヤモンドサービス」メンバーなる会員には、これまでのご愛顧への感謝の気持ちとして、50,000マイルをプレゼントする予定となっています。手切れ金みたいなものでしょうか。
ダイヤモンド会員になる時にプレミアムポイント10万プレミアムポイントの積算が必要ですが、それに連動してアップグレードポイントは40ポイントが付与されます。
そして、欧米への国際線ビジネスクラスのアップグレードでは1区間、10ポイントまたは28,000マイルが必要となるため、逆算すると112,000マイルをプレゼントしても良さそうですが。

今後につきましても更なるマイルの利便性向上や特典・サービスの改善に努めてまいります。
と言う事ですが、これはプレミアムメンバーにとってはかなりのデグレードと言えます。アップグレード廃止でデグレードと洒落とは言えないところです。
マイルを持つ者が優先される
今回のアップグレードーサービス廃止により、アップグレードは国内線では有償もありますが、国際線ではマイルのみとなります。もしかしたら、国内線の有償アップグレードもこの後、なくなる発表をするかもしれませんが。
今回のサービス終了に伴い、毎年10万PPを貯めてダイヤモンド会員よりも、ライフソリューションサービスでマイルを山のように貯めている平会員の方がアップグレードを行使できる数が多くなると言えます。
もちろんアップグレードの空席待ちの順番待ちでは優先されるわけですが、結局、お金持ちと同じ考え方になってしまいます。持つ者が優先されることとなります。
まあ、ANAとしてはアップグレードポイントがなくなれば、マイルの消費が拡大し、経営の重荷が減るのでそうした事情はあると思いますが、プレミアムメンバーのサービスをどこかで厚くして欲しいものであります。
最後に

今回はまさかのアップグレードサービス終了と言う事で緊急的に記事にしてみました。個人的には、今年10万PP達成すると18個のダイヤモンドとなり、2026年もダイヤモンド修業をすれば19個となります。そして、2027年も続ければ20個となります。
達成後にANAマイレージクラブから離れようかなと感じてしまいました。アップグレードと言う楽しみはマイルで行えばよいのですが、何か飽きてきたので、20個を機に卒業と言うのも有りかもしれません。
あと、1年半の間に何かモチベーションアップするようなサービスや制度導入があれば再び、気持ちも変わるかもしれませんが。