ANAアップグレードポイントについて特典分のポイントが付与され、2020年度分が全て揃い、こうしたご時世での使い方を考えてみました。
2020年度分アップグレードポイントがすべて付与
今朝、ANAのホームページを確認するとアップグレードポイントがすべて付与され、60ポイントとなりました。
付与された内訳は下記のとおりです。
ポイント加算・減算日 | 内容 | 加算ポイント |
---|---|---|
2020/03/30 | 2020選択式特典 プラス アップグレードポイント | 4 |
2020/03/30 | 2020年度選択式特典 アップグレードポイント付与 | 12 |
2020/02/01 | プレミアムポイント連動分アップグレードポイント | 40 |
2020/02/01 | SFCカード会員アップグレードポイント | 4 |
44ポイントは2月1日から付与されていましたが、ダイヤモンド会員向けの選択式特典として、ポイントが3月30日に付与され、これで60ポイントがすべて利用できるようになりました。
2020年度特典をアップグレードポイントにした記事はこちらです。
この時はANAの国際線路線拡大で欧米に多く行くことを考えていましたが、こんな事態となってしまいました。
まだ、望みは捨てていませんが、現在のような状態が半年ぐらい続くというような見解もあり、どうしたものかなと思っています。
必要ポイント数別の利用用途
アップグレードポイントは同行者のラウンジ利用にも利用可能ですが、本旨のフライトに必要ポイント数別に利用用途をテーブルにしてみました。
ポイント数 | 利用用途 |
---|---|
4ポイント | 国内プレミアムクラス |
東南アジアプレエコ | |
ハワイプレエコ | |
5ポイント | 欧米プレエコ |
豪州プレエコ | |
6ポイント | 中国・台湾・韓国ビジネス |
ウラジオストクビジネス | |
8ポイント | 東南アジアビジネス |
ハワイビジネス | |
東南アジアプレエコ※ | |
ハワイプレエコ※ | |
10ポイント | 豪州ビジネス |
欧米ビジネス | |
欧米プレエコ※ | |
豪州プレエコ※ | |
12ポイント | 中国・台湾・韓国ビジネス※ |
ウラジオストクビジネス※ | |
16ポイント | ハワイファースト |
東南アジアビジネス※ | |
ハワイビジネス※ | |
20ポイント | 欧米ファースト |
豪州ビジネス※ | |
欧米ビジネス※ | |
32ポイント | ハワイファースト※ |
40ポイント | 欧米ファースト※ |
※印はダイヤモンド会員向けに提供される特典。通常の2倍のポイントでアップグレード対象外クラス(ただし、特典航空券は除く)から上位クラスにアップグレードが可能(搭乗当日に空席があり、要件が整った場合に限る)する場合のポイント数です。
ただし、ポイントがあれば何でもアップグレードできるわけではなく、下記の条件が必要です。
エコ→プレエコ
エコ/プレエコ→ビジネス
ビジネス→ファースト
と基本的にはワンランク上となっています。プレミアムエコノミーの立ち位置が微妙ですが、もともとSFC会員以上にあった特典のプレミアムエコノミーへのアップグレードがなくなり、その移行措置であった下記のキャンペーンも2020年3月末で終了することから少しいびつになっています。
こうした事態を考えると会員特典を厚くして、キャンペーンを延長しても良いのかもしれません。今の状況を考えると2年くらい。
さらに条件があり、
エコ→プレエコではエコの種別はY/B/M/U/H/Q/Vのみ
エコ/プレエコ→ビジネスの種別はG/E/Y/B/M/U/H※のみ
ビジネス→ファーストの種別はJ/C/D/Zのみ
※エコノミーHは日本発券では対象外
と条件があります。アップグレードポイントは上位クラスにアップグレードはできるものの意外と条件が多く、使いこなすのは大変かもしれません。
ユナイテッド航空便でも利用可能
ANAと太平洋・北米で共同事業を実施しているユナイテッド航空では同便の利用の際にもアップグレードポイントを利用できます。
テーブルは下記のとおりです。
ポイント数 | 利用用途 |
---|---|
4ポイント | ビジネス(~1,000マイル) |
6ポイント | ビジネス(1,000~2,000マイル) |
8ポイント | ビジネス(2,000~4,000マイル) |
ファースト(~1,000マイル) | |
10ポイント | ビジネス(4,000マイル~) |
12ポイント | ファースト(1,000~2,000マイル) |
16ポイント | ファースト(2,000~4,000マイル) |
20ポイント | ファースト(4,000マイル~) |
基本的にはANAと同等のポイントマトリクスであり、成田=ホノルル間をエコからビジネスにした場合は8ポイント、羽田からニューアークまでをビジネスからファーストにした場合は20ポイントとなります。
アップグレードが可能な運賃種別は下記のとおりです。
エコ/プレエコ→ビジネスの種別はO/A/Y/B/M/Eのみ
ビジネス→ファーストの種別はC/D/のみ
運賃種別による制限はANAよりも厳しいものの、海外発券を活用すればユナイテッド航空便でもアップグレードを活用する選択肢はありそうです。
使う時間と場所がない
連日、報道されている通り、新型コロナウィルスの感染が止まらず、欧米ではパニックにもなっています。国際線を利用するのは事実上無理ですし、国内線は通常の半数以上は動いているものの、利用できる雰囲気ではなく、たくさんポイントを頂戴したのは良いものの使い道に迷うところです。
半年後(10月)ぐらいに外出ができるようになれば、プレミアムクラス(4ポイント)で15回使いきるか、悪夢の2020年は塩漬けにして、2021年1-3月に利用するといったところです。冬場になればまた、振り返す可能性もあります。悩ましいところです。
最後に
情勢が好転してからで結構ですが、プレミアムエコノミーからファーストクラスへの飛び級アップグレードをダイヤモンド会員へ期間限定キャンペーンとかが実施されれば、好転したらバンバンANAに乗るのですが、財務的に厳しいかもしれませんね。
折角、貰ったアップグレードポイントなので、使える期間は短くなるかもしれませんが、スカイコイン交換以外で使い切ってみようかなと思います。