ANA海外発券において、長距離路線のオスロ発券が往復11万円台とあまりにお得なため、記事にしてみました。
座席数がもっとも少ないプレミアムエコノミーはなぜ安いのか
ホノルル路線のA380の73席を除けば、各クラスの中でもっとも座席数が少ないのがプレミアムエコノミーです。その座席数は14~21席とまさにプレミアムなシートであります。
しかし、座席が少ないにも関わらず、運賃は安かったりします。なぜ、安いのか不思議ではありますが、その存在感がエコノミーやビジネスと比べる微妙なのが理由かもしれません。
しかも、2018年からはプレミアムにもかかわらず、ビジネスクラスへアップグレードできないNクラスが誕生し、ますます微妙になったこともあり、安さに拍車をかけているのかもしれません。
プレミアムエコノミー オスロ=成田往復
ルート
今回はシルバーウィークのある9月で検索してみました。その前月の8月はこのような安さはありませんでした。
往復ともにブリュッセル経由の成田往復となります。オスロ=ブリュッセル間はスターアライアンス加盟のブリュッセル航空の運航のエコノミーとなります。
往路は70分の乗り継ぎ時間、復路は5時間とブリュッセル市内を散策できるくらいの乗り継ぎ時間であります。散策の後にブリュッセル空港の同社ラウンジもよさそうです。
運賃
運賃と予約クラス、プレミアムポイントは下記のとおりです。
運賃 118,110円
予約クラス エコノミー区間 Bクラス
(100%積算、プレミアムポイント400付与)
プレエコ区間 Nクラス
(70%積算、プレミアムポイント400付与)
プレミアムポイント 合計11,468PP
PP単価 10.29円/PP
欧州路線はPP単価があまりよくありませんが、10万円ちょっとで、PP単価10円であり、貯まったマイルをスカイコインに交換して、運賃に充当したりすると安い時期は頻繁に欧州往復とかもできそうであり、面白そうです。
他の予約クラスの運賃は
プレミアムエコノミーNクラスがこれほど安いと、マイルがより積算されるクラスやエコノミークラスはどうか気になるところであります。
ざっと同じ旅程で調べてみると下記のとおりです。
プレミアムエコノミーEクラス 約22万円
エコノミーMクラス 約22万円
エコノミーHクラス 約17万円
いずれもビジネスクラスへのアップグレードができるクラスですが、PP単価は今回フィーチャーしたプレミアムエコノミーNクラスにはかないません。ビジネスへのアップグレードを諦めて欧州を頻繁に往復することになりそうです。
最後に
今回のPP単価は燃油サーチャージが下落したことにより実現したことが大きい要因ではありますが、往復10万円ちょっとで欧州をプレミアムエコノミーで利用できるのは大きいと言えます。マイル修行と言えばクアラルンプールですが、新たな選択肢にもなりえるかもしれません。