ANAソウル発券のイスタンブール行きのプレミアムエコノミー往復が狙い目か考えてみました。
ソウル発券プレミアムエコノミー イスタンブール往復
旅程としては、1月と2月と3月の組み合わせとなります。ヨーロッパでの滞在は長めでありますが、もう少し詰めても同じような運賃が出てきます。
羽田からイスタンブールまでは13時間40分、イスタンブールから羽田までは11時間10分と行きはビジネスクラスにアップグレードしたいところであり、帰りはプレミアムエコノミーでもよさそうな飛行時間であります。
イスタンブール行き、ソウル行き、いずれも羽田T2からの出発も良いところであります。T3はファーストレーンが使えるようになったものの、混んでいるのは否めないところです。
運賃・予約クラス・プレミアムポイント
運賃・予約クラス・プレミアムポイントは以下のとおりです。
運賃 267,120円
予約クラス 日韓線 Bクラス(100%+400PP)
日土線 Eクラス(100%+400PP)
プレミアムポイント 15,370PP
PP単価 17.38円/PP
プレミアムエコノミー往復で26万円台と言うのはかなり手が出しやすい運賃であります。しかも、アップグレードのできない70Nではなく、アップグレードのできる100Eであります。また、両サイドを固めるソウル線はBクラスとこちらもアップグレードが出来るクラスとなっています。
イスタンブールより他のヨーロッパの都市の方が良いのでは
イスタンブールは地図で見るとヨーロッパで一番東の地域への路線であり、ロンドンやパリと比較してフライトマイルが稼げないのではないかと言う懸念があります。そこで今回はヨーロッパ各都市の100%積算時のプレミアムポイント片道を比較してみました。
都市名 | PP | ISTとの差 |
---|---|---|
イスタンブール | 6,148 | - |
ロンドン | 6,620 | 472 |
パリ | 6,607 | 459 |
ブリュッセル | 6,467 | 319 |
フランクフルト | 6,329 | 181 |
ミュンヘン | 6,266 | 118 |
ウィーン | 6,099 | -49 |
ミラノ | 6,478 | 330 |
ストックホルム | 5,839 | -309 |
イスタンブールまでのフライトマイルは5,748マイルと一番東ではありますが、一番南でもあり、このご時世の実際のフライトはミラノが一番ロングフライトかもしれません。しかし、フライトマイルとしてはロンドンなどは差が開きますが、フランクフルトとミュンヘンとは差は200マイル以下であり、ウィーンとストックホルムに至ってはイスタンブールの方がプレミアムポイントを稼げることとなります。
運賃的にはストックホルムの方が逆に高くなっており、PP単価的にはイスタンブールの方が良いと言う結果になっています。
また、往復で944PPの差がつく、ロンドンが良いとも言えますが、ロンドンはビジネス(業務渡航)が多い路線でもあります。そして、スターアライアンスで両都市間の直行便はANAのみであり、ビジネスクラスへのアップグレードの競争も激しく、新規路線のイスタンブールの方が今は狙い目かもしれません。
シドニー発券が良いのではないか
シドニー発券は上の旅程のように、全区間エコノミーMクラス(100%+400PP)であります。また、羽田⇔シドニー間は路線倍率1.5倍が大きく効くので良いのではないかと思う方もいると思うので積算するプレミアムポイントとPP単価を比較してみました。以下のとおりです。
イスタンブール行き往復の比較です。
ソウル | シドニー | |
---|---|---|
運賃 | 267,120 | 328,510 |
予約クラス | B,E | M |
プレミアムポイント計 | 15,370 | 27,684 |
PP単価 | 17.38 | 11.87 |
プレミアムポイントとPP単価を比較してしまうとどうしてもシドニー発券の方が魅力的となります。ただ、ソウルまで行く費用とシドニーまで行く費用を加算すると前者は1万円程度、後者は安くても7万円程度はかかるので、その差はかなり縮まるとも言えます。
そして、イスタンブール区間がプレミアムエコノミーとエコノミーから始まる差も大きいと言えます。どちらもビジネスクラスにアップグレードしてしまえば、同じシートでありますが、ビジネスクラスが落ちて来ない場合はエコノミーとプレミアムエコノミーの差が大きいと言えます。単価差分はその保証料と言う事もできますが、シドニー路線もアップグレードが出来なければ苦行となります。
スケジュールの組み立て形としてもシドニーに行くまでとソウルまで行くのでは選択肢と時間が雲泥の差であるので、そこも海外発券エントリーには入りやすいかもしれません。
ちなみに、シドニー発券のプレミアムエコノミー往復は同じBとMクラスで667,110円なので、プレミアムエコノミーとして比較するとソウル発券の方が単価は良くなります。
最後に
ソウル発券でプレミアムエコノミーEの運賃が出てくるのは珍しい気がします。シドニーはEは存在しましたが、高額であり、何故ソウルが安いのか不思議でが、燃油サーチャージも安めなのは嬉しいところであります。シドニー発券は依然として高効率ではありますが、苦行に転じるケースも増えてくるかもしれません。また、新規路線は認知されるまで時間がかかり、そういう意味では今回のルートの運賃は狙い目かもしれません。
色々な比較をしながら2025年もプレミアムポイント修行をしていきたいと思います。