ANAダイヤモンド修行2020が開幕しましたが、その中でちょっと変化球な宮古タッチをしてみました。
宮古はこれまで1往復のみ
宮古に行くにあたり、これまでの履歴を見てみると実は一往復(フライト)のみでした。しかも、沖縄からのタッチ往復であり、8年前になぜこんな旅程を組んだのか記憶は定かではありませんが、久々でした。国際線もある石垣空港は12回利用しており、結構新鮮でした。
石垣空港は石垣市にあり、石垣市は70年以上の市制のある都市でもあり、宮古空港のある街も宮古は以前からあるかと思うと、以前は平良市の歴史が長く、宮古の名前が入る宮古島市となったのは2005年10月からでした。
宮古と言うと岩手・三陸の宮古市を想起する人も多いかもしれませんが、宮古市と宮古島市の人口は似ており、5万超となっています。宮古空港は1956年からと60年以上の歴史を持つ空港でもあります。
ちなみに宮古島市にはもう一つ空港があり、下地島空港という航空会社向けの訓練空港でしたが、現在はジェットスターや香港エクスプレスが就航していたりします。滑走路は3.000mと同市の主要空港である宮古空港の2,000mを凌駕しており、同一市内に空港が二つもあるのは全国見渡しても特異と言えます。
ダイバード(天候的にはあまりないと思いますが)しても近くて便利であり、今後人気の都市となるかもしれません。
まずはプレミアムクラスで宮古空港に
宮古便の羽田発は正午前の出発と言うこともあり、スイートラウンジにいる時間も長くなります。注意点としてはタッチの際は往復プレミアムクラスも想定され、そうした場合、往路のラウンジでの飲食、往路のプレミアムクラス機内での飲食、復路でのプレミアムクラスでの飲食となった場合、食べ過ぎ、飲み過ぎとなるため、注意が必要です。特に飲み過ぎは積算されるため、羽田空港に戻るころには結構ヘロヘロとなります。
MMYの場合、OKAと異なり、ラウンジがないため、休憩はできるもののタッチとなると折り返し時間が短いため、結構苦行となるかもしれません。
そんなことを考えていてもほろ酔いで機内に。機材はボーイング767-300ER(76P)であり、かつてはSINなどに飛んでいた機材と思うと懐かしさを感じます。
プレミアムクラスの楽しみと言えば食事ですが、ついつい那覇線と勘違いしてしまいますが、幹線ではないため、昼食であってもプラスチックの容器となります。
しかも、昨今の事情のためか、温められることなく出てきます。酒飲みとしては冷たい方が良かったりするのですが、陶器にかぶせられたアルミのふたを開けた瞬間に主菜が小ささにがっかりすることもないのがいいかもしれません。
また、ドリンクについては、幹線ではないため、スパークリングワインなのですが、CAさんはシャンパンや赤ワイン、白ワインと言っており、在庫調整でMMY路線にも搭載しているのかと思うとスパークリングワインでした。
味的にはスパークリングの方が濃くて良かったので、むしろいいのですが。
往路の飛行時間は長いのですが、プレミアムクラスのためか、飲んでいるとあっという間に時間が過ぎ、宮古空港に到着となります。
一瞬の宮古の空気
空席待ちからの購入のため、往路と復路をワンセットに出来なかったこともあり、手間のかからないように一度到着口から出て、手荷物検査を経てというタッチとしてみました。
折角なので、外の空気と思い、外に出てみるとそこは南国のまぶしい光線と熱風の世界であり、一瞬ではありますが、来て良かったと感じる瞬間です。
再びターミナル戻ると日本の地方空港は外見に違いはあるもののパターン化しており、ほぼ同じ形をしているようにも感じます。航空行政の立ち上げ時期からの名残なのかもしれませんが、今後はどうなっていくのか期待もあります。
復路は普通席で逆にゆったり
昨今の事情を考えて見ても、当日カウンターでのアップグレードは相当厳しいのですが、一応お願いして、ゲートに。
同空港にはラウンジはなく、手荷物検査場通過後にある売店でオリオンビールを2本購入し、アップグレードされなくても良いように対策をします。
767型機は古いと思いつつも、切妻や座席の改修をしていると意外と新しく感じるところもまだまだ現役と言えます。同路線ではまだまだ普通席でも空席が目立つ感じでした。
外を見ると南国であり、これから梅雨空の東京に戻るかと思うとちょっと悲しくなります。宮古空港からの離陸は格別であり、畑のスクエア感と青い海が見えるのは格別であります。
離陸後はプレミアムクラスと違い、食事もないため、買ってきたビールを自主的に飲みだします。2本飲み干し、最後は配られたパック入り緑茶で〆ます。
その後はアルコールシートも配られます。アルコールに触れる機会が多くなったなあと自戒(?)も込めて感じてしまいます。
南風着陸ルート
うたたねと思っていると熟睡をしており、いつの間にかベルト着用サインが点灯。
アクアラインが見えるかと思っていると見えず、ディズニー上空かなと思っているとそうでもなく、山が良く見えており、何処だと思っていると渋谷ストリームらしき建物が雲の合間から確認できます。
個人的には初の南風ルートでの着陸となりました。あまり感覚はありませんが、新宿上空でギアを出しており、新宿から羽田は遠く感じますが、飛行機だとあっという間です。
品川駅上空まで来ると一瞥で位置関係がわかるようになります。品川シーサイドを通過し、東海道新幹線の車両基地にN700系が25本以上いるのも特異な光景でしたが、B滑走路22側通過後に駐機している飛行機の数にも驚き着陸となります。
結構楽しいフライトでした。
最後に
羽田発の宮古タッチは初で一日掛かりの旅行ではありますが、結構楽しめます。大半は座っていますが、景色が良く、旅行した感じはあります。
宮古空港はコンパクトですが、アルコール消毒液の設置数が半端なく多く、一丸となって、多くの人を迎えつつ、対策をしているようにも感じました。
やはり、防備はしつつも色々な所に出掛けて行くのは知見を深めることはいつの時代も変わらないと感じてしまいました。