弾丸トラベルは怖くない!

マイル、飛行機、鉄道、海外・日本国内トラベル情報、ホテル、海外発券など

ANA国内線ボーナスプレミアムポイントキャンペーンの全貌と修行路線を分析

スポンサーリンク

ANAでは2022年4月25日からANA国内線ボーナスプレミアムポイントキャンペーンを開始することを発表しましたので、分析してみました。

プレミアムポイントキャンペーン概要

国内線の搭乗1区間につき、ボーナスプレミアムポイント1,000ポイントを積算。ANAグループ便以外の運航でもコードシェア便でANA(NH)便名で予約・搭乗した場合は対象です。

対象搭乗期間

2022年4月25日(月)から2022年7月31日(日)まで

路線

国内線全路線

前回の2倍キャンペーンでは沖縄を除くといったことがありましたが、今回はそうしたことはありません。

対象運賃

マイル積算率75%以上の運賃

※50%の運賃でプレミアムクラスに有償でアップグレードし、マイルの積算が1.5倍(75%)となった場合は対象外

積算時期

通常のプレミアムポイントとは異なり、ボーナスプレミアムポイントの積算は基本的には搭乗した月の翌月下旬に付与。ただし、キャンペーン開始の4月25日~30日分は6月下旬に付与されます。

また、5月以降の搭乗については搭乗した翌月16日以降に事後加算を行った場合はすべて8月下旬に積算されます。

そして、対象搭乗期間中に搭乗したとしても8月16日以降に事後加算を行った場合、ボーナスプレミアムポイントは積算されないので、注意してください。

どの路線がお得か

2020年や2021年にあったプレミアムポイント特別対応やキャンペーンでは2倍と言う掛け算であり、やはり長い路線がマイル修行に効率的でした。

しかし、今回は+1,000PP/フライトであり、昨年度とは違う特性が出てくるかもしれませんので路線別に分析してみました。

短距離路線

ANAの短距離路線と言うと羽田=八丈島、名古屋や、北海道内路線、伊丹=四国路線、長崎県内路線などありますが、離島については採算が良くないため、あまり安くしていないケースもあり、フライトで積算されるプレミアムポイントよりもはるかに多い1,000PPがつくのは魅力でありますが、ほかに良いものがありそうです。

今回は、地上を移動するよりも効率が良く、飛行機を使うモチベーションになりそうな路線を選んでみました。

上記の福岡=宮崎路線です。

運賃はスーパーバリュー(75%+0PP)であり、通常のプレミアムポイントは196PPであり、これに1,000PPが上乗せ(乗せと言う感じを超えていますが)すると1,196PPとなり、PP単価は6.03円PPとなります。

高速バスやJRで行こうとしても時間もお金もかかる宮崎ですが、修行と時短を兼ねられるので利用する機会がある場合はいいかもしれません。

次は北海道内です。新千歳=女満別です。こちらも札幌からバスや特急では時間がかかるところであります。

運賃はスーパーバリュー(75%+0PP)であり、通常のプレミアムポイントは222PPであり、これに1,000PPが上乗せすると1,222PPとなり、PP単価は6.28円PPとなります。

スーパーバリューは搭乗PPがないため、意外と単価は良くありません。搭乗PPが付与される株主優待割引運賃(75%+400PP)で最安の長崎=壱岐はキャンペーン上乗せで1,499PPで優待券調達費用込みで約7,200円ほどなので、PP単価は約4,83円/PPとなり、イキイキピストンは成り立ちそうです。

バリュートランジット運賃設定ありの路線

次はバリュートランジットであります。バリュートランジット運賃は乗り継ぎの不便がある代わりに安かったりしますが、もう一つのメリットとしては搭乗ポイントが200PPであるものの、二つのフライトにそれぞれ付与される点であります。

そして、南北を乗り継ぐ(沖縄=-北海道など)正統派の組み合わせや関西と北陸を羽田経由で結ぶ変化球の組み合わせが存在するのも特徴的です。

まずは変化球な関西=小松路線であります。サンダーバードを使った方が絶対に良さそうですが、PP単価を確認してみます。

運賃はバリュートランジット28(75%+200PP)であり、通常プレミアムポイントは関西=羽田が620PPで羽田=小松が516PPで合計1,136PPであります。これにキャンペーンが二区間2,000PPが積算されるので3,136PPとなります。

PP単価は3.44円/PPとイキイキピストンよりも安くなります。

次は正統派な長距離路線です。沖縄=秋田(羽田経由)です。こちらもバリュートランジット28であります。

沖縄=羽田が1,676PPで羽田=秋田が618PPで合計2,294PPであります。これにキャンペーンが二区間2,000PPが積算されるので4,294PPとなります。

PP単価は3.12円/PPと変化球路線よりも単価が落ち、距離が長いのでプレミアムポイントも多く積算されます。

結局は沖縄か

しかし、バリュートランジットは二路線に空きがあり、かなり空いていないと安く買えないところでもあります。

結局、供給が多く時間的にやりやすい王道の羽田=沖縄と言う結論に至るかもしれません。

プレミアムポイントは1,476PPであり、キャンペーンを上乗せすると2,476PPとなります。PP単価は3.92円/PPと3円台をキープしています。

VTの秋田路線の方が羽田=沖縄が約1万円で追加で羽田から秋田まで3,600円ほどで行けることを考えるとメリットはありますが。

秋田なら5,000円もらえるONJと行きたいところですが、高いですし、便が少ないので、新幹線ライバルのAXTの方がやりやすいと言えます。

最後に

今回のボーナスプレミアムポイントキャンペーンはフライトごとに固定で1,000PP付与されるので、バリュートランジットのような二区間で安い運賃での単価が下がり、効果的と言えます。

一方でベースで距離が長く、供給が多くて安くなりやすいオーソドックスな羽田=沖縄も当然メリットが出ています。

また、離島路線もプレミアムポイントを効率的に積算するという観点でいろいろな運賃と組み合わせると修行に資するものとなります。

単純な修行でなく、離島空港制覇や訪れたことのない場所に修行を組み合わせてみるのが今年の楽しみ方かも知れません。

Copyright ©Dangan-Lucky All rights reserved.