ANAプレミアムクラスの短距離ルートを経験してみましたので、お伝えします。
プレミアムクラスの短距離ルート
プレミアムクラスルートで短距離ルートと言うと思い浮かぶのは以下のとおりです。
羽田⇔伊丹
羽田⇔名古屋(セントレア)
羽田⇔庄内
羽田⇔八丈島
伊丹⇔松山
札幌⇔利尻*
沖縄⇔宮古
沖縄⇔石垣
*季節便
伊丹⇔松山はフライトとしては結構あり、バスとJRとのバチバチとの戦いも有り、一部にはプレミアムクラスが入っています。
後は夏場に新千歳⇔利尻はジェット便縛りという事でプレミアムクラスが設定されています。
沖縄県内ルートは県内ではありますが、沖縄本島と先島では東京と大阪くらい離れており、なかかなのフライトであります。今回はその路線である沖縄那覇⇒石垣まで搭乗してみました。
搭乗レポート
羽田でも関西でも石垣でもあまり差の那覇空港であります。沖止めでないのはありがたいところであります。
ラウンジから離陸まで
タクシーで来ると3階から2階に降りると言う動作が伴います。オンラインサービスをしていると別に3階は特に用がありません。
結局、この検査口の勝者はSFC会員であり、飛ばなくても利用できると言うとこにあります。ただし、ここ一年は半身ダイヤが幅を利かせているようでありますが。
相変わらずの混雑であります。AM9時台ですが、かなり混雑しています。ラウンジでも機内でも一時期はダイヤモンド会員としてきちんと取り扱いされないことにヒートアップする高齢者がいましたが、すっかりいなくなりましたね。寿命とともに消えたと言えますが、昭和な時代にどのようにあのようなマインドが形成されたのか研究するのは楽しそうであります。
いざ、機内であります。A32系統は入らないISG路線であります。B3であります。昔も今も、B3であります。
しかし、今日はNG世代のB3であります。床とかもどことなく新しく感じます。
シートはシンプル化された操作パネルであり、ボタンは少ないです。国際線のA320とほぼ変わりません。ほとんど使うことはありませんが。
天井は半世紀近く、B3の仕様を継承しており、ダクトからの送風を手動で絞り込む仕様であります。一方で、電源関連はUSBポートだけでなく、ユニバーサルタイプの電源が設置されています。パソコンはAC電源がないと基本的に充電できないので助かります。
こちらも昔からの仕様である折り畳み式モニターであります。おそらく、液晶になってから30年くらいはこのタイプであります。
前の飛行機が離陸していく中、滑走路に進入であります。那覇空港は滑走路が二つになりましたが、やはり忙しい空港のようです。本日は瀬長島を背にして離陸するパターンであります。
あっという間に離陸、那覇空港ターミナル全景が見えます。国際線のピアも飛行機が着いているので結構、需要は回復しているのかもしれません。この近さでターミナルを俯瞰できるのは羽田にはない景色であります。
那覇港沖合は、寒波のためか北風により、白波が結構立っていました。静かなイメージの沖縄の海ですが、荒々しく見えます。それでも青いのはやはり南国という事です。
寒い日はこうした景色が見られるので悪いばかりではありません。
短時間の機内食
ベルトサインが消えるとすぐに機内食の用意であります。ネコミミのような落下防止装置がついているのが新鮮でした。こんなものがついているとは気づきませんでした。
短距離のメニューは下記のとおりです。
あぐーメンチカツとコールスローサンド
玉子とかに風味サラダのオープンサンド
玉ねぎと茄子のズッキーニのスープ
318kcal
とあまり支線区間でもお目にかからないメニューでした。あぐーとはじまるので地産地消と言うことかもしれません。
実物はこちらであります。箱の色は違いますが、以前のプレミアムクラスの食事以外の時間帯のパッケージにも似ています。ドリンクのカップのエコカップであります。
サンドイッチとおつまみ風なバケットの上に具材を載せたタイプであります。ともに一口でパクッと行けるものであります。
スープも大きすぎず、飲み残しはなく、短時間でいずれにしても済ませる仕様であります。3分で完食しました。普通であれば、ドリンクをもう一杯頼むのですが、さすがに今日はやめておきました。
機内食があると時間が経つのが早い
東京=大阪ぐらいの飛行距離ですが、もっと早く感じます。羽田は離陸に時間がかかるためでしょうか。それとも伊丹着陸にあたり、遠回りをするからでしょうか。
いずれにしても沖縄=石垣路線は飛行時間が早く、ある意味コスパ的にも経営的にも良いのかもしれません。
今年は12月に連続で来た石垣島でありますが、今日はタッチで帰ります。もっとゆっくりしたいのですが、時間が許してくれません。マイル修行の宿命であります。
そして、ISGに到着です。海が近くに見える空港は数々ありますが、訪れる回数も少ないためか新鮮に感じます。そして、ゲートまで時間がかからないのも良いところであります。
ゲートに到着であります。この後、搭乗する78Mが隣にいます。久しぶりの78Mと言うか昨日、搭乗した気もします。石垣路線は結構大きな機材が羽田まで飛んでいるので、便数が少なくフライトを変更できない点は難でありますが、意外と快適であります。
出口に向かわずに右に進み、乗り換え手続きをします。2分ぐらいで手続き終了であります。いくらコンパクトな石垣空港とは言え、乗り換えの醍醐味がある瞬間でした。石垣の南国の空気を一瞬、味わった瞬間でもありました。
最後に
超昔のプレミアムクラスではお持ち帰り袋見たいものを用意され、中身はお菓子のみだったりしましたが、色々変わり現在に至り、新プレミアムクラスなってからは軽食ではありますが、スープ付きの料理が用意されています。
こんな短時間でも食べたいかと思いますが、食べている間は時間が早く進み、フライトを意識しないのがいいところかもしれません。夏場は新千歳=利尻便とか試してみたいところであります。