ANAフライトマイル・プレミアムポイントシミュレーションの使い方の使い方をまとめてみました。特に、国内線の運賃一覧を網羅してみましたのでお伝えします。
ANAフライトマイル・プレミアムポイントシミュレーションとは
ANAフライトマイル・プレミアムポイントシミュレーションとはANAが提供しているフライトによるマイルが自身のステータスや保有しているANAカードの種別により、どれぐらいマイルが積算するか簡単に調べられるほか、ANA上級会員になるために貯めなければいけないプレミアムポイントを簡単にシュミレーションできる仕組みです。
このサービスはマイル修行をされる方であれば、必ず使うと言っても過言ではないサービスと言えます。マイル積算よりもプレミアムポイントのシュミレーションの方が多いかもしれません。
個人的にはANA便の記事を書く場合は必ず、同サービスを利用して計算しています。
国際線と国内線で分けてシュミレーション
ANAの国内線と国際線ではマイルの積算率が微妙に異なり、さらに割引運賃体系も異なり、一律に計算できませんそのために、国内線と国際線でタブを分けています。
国内線の積算率は積算率の高い方から言うと下記のとおりです。
150%,125%,100%,75%,70%,50%,30%
これに搭乗ポイントが400PP、200PP、付与なしと言うパターンが組み合わさります。
国際線の積算率は積算率の高い方から言うと下記のとおりです。
150%,125%,100%,70%,50%,30%
これに搭乗ポイントが400PPか付与なしと言うパターンですが、そのロジックは簡単であり、100%積算以上のクラスとビジネスPクラス、プレミアムエコノミーNクラスが400PP付与と割と簡単です。
上記のようなロジックを覚えなくても、フライトマイル・プレミアムポイントシュミレーションでは、購入した(しようとしている)路線とクラスと自分のステータス状況で試算できるため、頭に余計な負荷をかけずに済みます。
路線や時期は厳格
同サービスでは路線や時期の入力は正しく入力しないとエラーが発生します。特に就航前の路線では就航日以前の日付で入力するとエラーとなります。
また、成田と羽田は同社では区間マイル数を同一にしていますが、成田に就航していて、羽田に就航していない、羽田に就航していて、成田に就航していない路線(例 成田=パースなど)で羽田=バースと入力するとエラーとなるため、きちんと入力が必要です。
国内線の運賃は覚えられない
ANAの国内線運賃はたくさんの種類があり、度々、リニューアルしてルールが改定されるため、なかなか覚えられません。国際線修行でプレミアムポイントを稼ぐことが主流であれば、わざわざ記憶するよりも他の事に集中した方が良いとも言えます。
今回はフライトマイル・プレミアムポイントシミュレーションの国内線バージョンの運賃を網羅してみました。
プルダウンメニューから選択する際に運賃1~13までしか記載がなく、どれだったかいちいち確認しないのが不便と言えます。
運賃一覧
運賃1~13は下記のとおりです。公称値以外にも独自で調べた結果も追記していますので参考にしてください。マイル修行の参考にしていただければ幸いです。
運賃1
積算率150%+400PP
運賃名
プレミアム運賃、プレミアム小児運賃、プレミアム障がい者割引運賃、ANA VALUE PREMIUM(Child)/ANA SUPER VALUE PREMIUM(Child)、プレミアム@Biz、プレミアムビジネスきっぷ
この運賃はセレブ運賃であり、プレミアムクラス利用前提であり、あまりマイル修行では利用するクラスではないかもしれません。
運賃2
積算率125%+400PP
運賃名
ANA VALUE PREMIUM 3、ANA SUPER VALUE PREMIUM 28、プレミアム株主優待割引運賃、プレミアム小児株主優待割引運賃
プレミアム株優がメインとなるクラスですので、運賃2は結構調べることが多いかもしれません。
運賃3
積算率100%+400PP
運賃名
ANA FLEX、ビジネスきっぷ、小児運賃、障がい者割引運賃、介護割引、ANA VALUE(Child)/ANA SUPER VALUE(Child)、ANA SUPER VALUE EARLY(Child)、@Biz
普通運賃、往復やビジネスきっぷ、@Bizなど仕事で利用するケースが多いと思います。伊丹ダイヤもこの運賃が多いかもしれません。
運賃4
積算率100%+0PP
運賃名
各種アイきっぷ、プレミアム包括旅行割引運賃、海外乗継割引スペシャル
同運賃はマイル修行で気になる国際線乗り継ぎ国内運賃ですが、それは後に出てくる9を参照してください。
運賃5
積算率75%+400PP
運賃名
ANA VALUE 1、ANA VALUE 3、株主優待割引運賃、小児株主優待割引運賃
普通席で割と直前運賃となります。ビジネスでの立替清算も意外と多いのではないかと思います。
運賃6
積算率75%+200PP
運賃名
ANA VALUE TRANSIT、ANA VALUE TRANSIT 7、ANA VALUE TRANSIT 28
国内で乗り継ぎ割引が適用されるクラスであり、プレミアムポイントが200PPが特徴的です。2区間で合計400PPで直行と同等と言うカラクリです。
運賃7
積算率75%+0PP
運賃名
ANA SUPER VALUE 21、ANA SUPER VALUE 28、ANA SUPER VALUE 45、ANA SUPER VALUE 55、ANA SUPER VALUE 75、ANA SUPERVALUE EARLY、いっしょにマイル割(同行者)、ANA SUPER VALUE 75 & JR きっぷなど
この辺りは事前予約が必要ですが、PP単価が5円台など突出するクラスであり、結構使う人も多いと思います。
運賃8
積算率50%+0PP
運賃名
個人包括旅行割引運賃、包括旅行DP割引運賃、訪日包括旅行DP割引運賃、DP限定旅行用特割運賃(包括旅行MDP割引)、スマートU25、スマートシニア空割、ANA SUPER VALUE SALE
国内線最底辺クラスです。ホテルとセットなどの運賃がこの辺りになります。マイル修行ではあまり縁がありません。
以下は国際線乗り継ぎ国内線運賃となります。国際線は搭乗ポイント400PPがありません。
運賃9
積算率150%+0PP
運賃名
国際航空券(国内区間 プレミアムクラス)ブッキングクラス F/A
国際線有償ファーストクラスとセットとなることが多いクラスです。
運賃10
積算率100%+0PP
運賃名
国際航空券(国内区間 普通席)ブッキングクラス Y/B/M
公称では上記クラスですが、国際線ビジネスC/D/J/Z/PやプレミアムエコノミーG/E/Nとの組み合わせもこの選択肢となります。
運賃11
積算率70%+0PP
運賃名
国際航空券(国内区間 普通席)ブッキングクラス U/H/Q
国際線エコノミー70%加算がそのまま国内線にも適用される路線です。
運賃12
積算率50%+0PP
運賃名
国際航空券(国内区間 普通席)ブッキングクラス V/W/S
国際線エコノミー50%加算がそのまま国内線にも適用される路線です。マイル修行のスタートにする人が多いかもしれません。
運賃13
積算率30%+0PP
運賃名
国際航空券(国内区間 普通席)ブッキングクラス L/K
国際線エコノミー30%加算がそのまま国内線にも適用される路線です。ライフタイムマイル修行をしている人で国内が安いため、追加するケースが多いようです。
時間的に考えると国内の移動時間を別の国際線にシフトした方が最適とも思えますが、国際線乗りすぎると国内線に乗りたい心情になるのかもしれません。
ANA便にスターアライアンス便が混在している場合
以上のようにANA運航便はANAフライトマイル・プレミアムポイントシミュレーションで網羅できますが、一つの旅程にANA便以外のフライトが混在している場合もあります。
その場合は、ANAフライトマイル・プレミアムポイントシミュレーションでは計算できないため、他の手段で試算します。
個人的にはMileCalcを利用してます。誤差はありますが、これまでのマイル修行で失敗したことはなく、シンプルで有益なサービスと言えます。
このサービスとANAフライトマイル・プレミアムポイントシミュレーションを合算して、PP単価などを算出しています。
最後に
ANAフライトマイル・プレミアムポイントシミュレーションはマイル修行の基本であり、定規や計量カップのようなものです。なんとなく感覚をつかんでいれば、いちいち参照しなくても良いですが、ピッタリの値で料理したり、描いたものは外れはないと言えます。
そうした意味では、マイル修行では必ず同サービスで参照してマイル修行をするのが間違いないでしょう。飛行機に搭乗する前にすべて計算済みで搭乗し、機内ではゆっくりするのが良いかもしれません。