ANA SFCでもダイヤモンドでもマイル修行に必要なポイントと言えばプレミアムポイント。そのプレミアムポイントで暗記しておくと即断即決が求められる時に有効なものをまとめてみました。
掛け算とか足し算は覚える必要はない
基本的にANA便しか乗らずにプレミアムポイントを積算するとなると積算率や予約クラス、路線倍率、搭乗ポイントを覚える必要はありません。
エコノミークラスとプレミアムエコノミー、ビジネスクラスの運賃でたまに起こる逆転現象を把握するのに理解しておいた方は良いものの、ワンタイム限りの修行となるSFC修行では別なところに頭を使った方が良いかもしれません。
逆に、ANA便以外も含めて毎年ダイヤモンド修行をする人については公式を覚えておく方が良いかもしれませんが、ANA便以外は路線倍率の係数はないので、区間マイレージと積算率の掛け算と搭乗ポイントの有無のみ覚えておけばよいと言えます。
絶対に暗記する10の数字
ANAの就航地は国内線・国際線ともに多くの就航地があり、エコノミーからプレミアムエコノミー、ビジネスクラス、ファーストクラスと4クラス制をとっており、積算率を把握しようとすると大変です。
しかし、マイル修行の観点からすると暗記すればよいのは10でよいとも言えます。
ANAの場合、国際線はほぼ東京発着であり、東京では羽田も成田もこれらと相対する区間のマイル数は同一としています。
国際線
また、関西や中部空港から国際線も飛ばしていますが、季節運休があるほか、便数が少なく、結局安い東京経由とすることが多く、国際線は東京発着と考えればシンプルです。
そして、行く先ですが、基本的にマイル修行となれば、割安でいつも変わらず続けられるところとなります。
国際線 | プレエコ100 | ビジネス125 |
---|---|---|
シドニー | 7,694 | 9,518 |
クアラルンプール | 5,407 | 6,658 |
新規就航地は巷で騒がれているので行ってみたくなったりしますが、基本はいつも割安で複数便設定(の予定)なクアラルンプールやシドニーに専念すれば5万PPはすぐに到達するでしょう。
以前はネット検索やSNSがない世界では割と静かでしたが、何かと盛り上がってウラジオストクとかチェンナイとかなりますが、基本はぶれず行った方が良いかもしれません。
国内線
こちらも基本は羽田発着で考えればよく、その中でもっとも搭乗する路線は結局那覇路線のため、羽田=那覇を覚えておけば、大概のマイル修行は事足りるとも言えます。
羽田=那覇路線でも積算率は国際線乗り継ぎと国内線単独運賃における各クラスから生み出されるポイント数を覚えておけばよいと言えます。
国際線についてくる国内線は原則、普通席ですが、プレミアムクラスにアップグレードできた場合もあるのでその二つを覚えておけばよいでしょう。
国内線運賃ではバリュー・株主優待とスーパーバリューとその運賃でプレミアムクラスに有償でアップグレードできた場合の積算率(プレミアム株主優待)を覚えておけばよいでしょう。
国内線 | 普通席 | プレクラUG時 |
---|---|---|
国際線乗り継ぎ | 1,968 | 2,952 |
バリュー・株主優待 | 1,876 | 2,860 |
スーパーバリュー | 1,476 | 2,460 |
とにかく時間がある人は別として、国際線である程度、一気にプレミアムポイントを積算していく場合は、国内線はそれほど数をこなさなくてよいと考えられます。
支線さらに、乗り継ぎ運賃までくまなく探したり、そうした情報を目にして、再計算して自分の旅程に混ぜ込むとなると結構な時間がかかると言えます。
その時間もお金と考えると鉄板ルートで固めておくのが、時間をかけず、余計な頭を使わなくてよいことになります。
国際線で海外に出られないこの夏も東京=那覇路線は満席が多いのもこうしたことが言えるかもしれません。
以上のように国際線2路線2種類の4つ、国内線1路線2クラス2種類で6つの合計10個を暗記しておけば、とっさに対象の運賃に空席が出た、アップグレード可能となった際も即座に計算できると言えます。
覚えておくべきこと
ここからはダイヤモンド修行向けで、スターアライアンス加盟運航便搭乗もマイル修行したい場合です。
スターアライアンス便に路線倍率はない
100%以上にしか搭乗ポイントはない
スターアライアンス便はアジアでも路線倍率はないため、欧州・アジア乗り継ぎのような旅程でも計算は単純となります。そして、100%以上の積算率でないと搭乗ポイントは付与されないため、オンオフで覚えればよいと言えます。
ちなみにビジネスクラスやプレミアムエコノミーでも100%や70%積算のものもありますが、マイル修行では使わないと割り切ってしまえば、余計な労力は要りません。
スターアライアンス便を混ぜて、ダイヤモンド修行をするとなると世界各地に行くこともあるほか、クラスの理解を体感して知るため、マイラーとしては腕が上がるので本当は良いかもしれませんが。
そうしたツールは下記にまとめています。
最後に
SFC修行ではANAプレミアムポイントを5万PP積み上げることとなりますが、初めての人には良くわからず、スターアライアンス便を利用した方が良いなのか、国内で細かく調べた方が良いのか考えてしまうかもしれません。
ワンタイムの修行ではできるだけシンプルにして、王道を愚直に繰り返した方が余計な時間と労力を使わずにすみます。
そして、数字を10個暗記してしまえば、いちいち調べるよりも、すっきりすると言えます。