ボーイング787-8型機のプレミアムクラスの広い方のシートを利用しましたので、お伝えします。
B787-8のクレードルシートに乗る方法は
ANAの国内線専門で運用されているボーイング787-8型機は11機あり、プレミアムクラスのシートは国際線のクレードルシートとプレミアムクラス2.0とでも言うようなレザーシートの2つあります。
いずれもシート配列は2-2-2で縦2列の12席はとなっていますが、個人的にはあまりレザーシートに搭乗した印象がありません。
クレードルシートとなるとシートピッチはレザーシートのもの比較して約20cmも広く、パーソナルモニター装着、リクライニングはゆりかごのように包まれるまで倒れ、明らかに乗り得であり、その喜びから印象が強すぎるからかもしれません。
また、意外とB787-8のプレミアムクラスは前述のとおり、12席と少なく、満席が多く、空席のある別の便を選んでいることも理由かもしれません。
積極的にB787-8のプレミアムクラスに搭乗すれば、クレードルシートに遭遇する率は高いかもしれません。
搭乗記
スイートラウンジの様子
グループ6が案内されるぐらいにラウンジを出る時の様子で空いていますが、ピーク時はかろうじて隣席を空けて座れるぐらいの混雑度でした。
着席しているときは大体マスクを外している人が多いですが、静粛な場なのであまり気になりません。ドリンクや食事を採りに行くときはマスクをつけている人がほとんどでした。
ゲート途中国際線ターミナル側を見るとピーチ機の奥にAir Japanがペイントされた787が止まっていました。貨物便なのか、疎開なのか不明ですが、通常の国際線ターミナルと比較すると色々なキャリアフラッグが見えないのは特別です。
ゲートに到着すると丁度グループ6の案内が始まり、スターアライアンスゴールドレーンも結構混んでいます。
クレードルシート
もうすでにたくさん着席しているため、全景はありませんが、クレードルシートでした。
広いシートピッチやパーソナルモニターアームの質感など国際線そのものなのですが、前方をよく見るとクローゼットの列数が違っていたりするなど微妙に違います。
最後の搭乗だけあり、あまり待たずに扉がクローズ。セーフティビデオが流されます。黒子と言うか青子は時代を先取りしていたのかもしれません。
機内食
ベルトサインが消え、すぐに食事の時間となります。国際線はドリンクのオーダーまで時間がかかりますが、プレミアムクラスはすぐに食事とドリンクが出てくるので待たされ感がなくていいですね。
国際線仕様の大きなテーブルを開けて待っていると食事が用意されます。幹線の食事だけあり、メインは陶器に盛られています。
タコ飯、わかめと油揚げの味噌汁、鯖塩焼き、高菜油炒め、そして、メインは鰺フライと彩り野菜の生姜ソースかけと味が濃いものが多く、酒当てにはちょうどと言ったところです。
ドリンクはシャンパンに。個人的には幹線以外に提供されているスパークリングワインの方が口に合っていると感じるものの、2本目に突入してしまいました。
グラスで飲みたいところですが、再利用までの工程を考えるとプラカップもやむなしと言ったところです。
着陸の際はすぐに立ってしまう癖が
787型機は窓が長いので、通路側からも外が見られて(ずっと見ているのは窓側席の人も気にするのでできませんが)開放感があると言うのも良いところです。
まだ、運休が多いのかゲートまでは順調に到着し、エンジンの音がダウンして数秒後に「ポーン」となります。
自身を含めて癖となっているのか、すぐに立ってしまう人がほとんどでした。機長からのアナウンスで座ってくださいと言われるなど、まだまだ新しい搭乗に慣れるまでには時間がかかりそうです。
最後に
クレードルシートが特徴のボーイング787-8のプレミアムクラスですが、何度搭乗しても広々楽々と感じてしまうのは、インパクトが強いからでしょう。
既に誕生から8年位経過しているため、新プレミアムクラスのシートへの置換が始まると予想できます。
新シートでもパーソナルモニターが装着され、隣席との仕切り壁も大きく、良いのですが、国際線仕様なシートに再び搭乗したいと感じてしまいました。