ANAマイレージプログラムのステータスポイントについてこれまでとシステムと変える
とどうなるか考えてみました。
ANAのステータスポイントプログラムの仕組み
ANAマイレージクラブのステータスポイントプログラムは基本的に飛んだ距離でカウントされ、1月から12月の間までに搭乗に基づくステータスポイントの積算により、上級会員クラスへの道が判定されます。
JALではフライト回数の選択肢がある他、特定の期間ステータスポイントが倍増する施策を展開しています。
ANAはオープンにはそうしたことはしておらず、JALよりも難易度が高いプログラムになりつつあります。
国際線での就航数も多く、提供座席数も多くなり、運賃は高くなっていますが、サービスレベルも高くなっており、経営的には追い風状態なのかもしれません。
そうした中で、ステータスポイントのプログラムを鑑みると、一 年で貯めきりの制度であります。
デルタやルフトハンザでは貯め過ぎた(ステータス基準を超えた)ポイントはキャリーオーバーすることができます。
別に民間の企業であるため、客が好き勝手に搭乗したフライトまで手当てする必要はなく、たくさん搭乗する人はあまり関係ないかもしれません。
ANAのマイル修行は目的を達成したらまるでやる気がなくなる
ANAのマイル修行は前述のとおり、目標に達すると、年が変わる前から素晴らしいサービスはありますが、ポイントをそれ以上獲得しても、公には(裏があっても大差にはならない)優遇もないサービスです。
強いて言うとアップグレードポイントに制限はなく、そのためにプレミアムポイントを獲得する意義は一応あります。
しかし、そのメリットが薄いため、それを断念し、コスパを最適化するために2年に一度プレミアムポイントを貯めるような人もいます。
こうしたことを考えると飛ぶ需要があっても、他の飛行に乗りたくなります。他の飛行機に乗ってもサービス改善等により、最上級ステータスがなくともアッパークラスを購入すれば、それに近いことが実現されます。
そういう意味においては収益機会の損失にあたるかもしれません。
10万PPを超えた会員には
10万PPを超えた会員には繰り越しをする権利を選択式に付与するのも面白いかもしれません。
一方で、アップグレードポイントをさらに欲しい場合は、繰越なしとかが面白いかもしれません。
こうした制度を導入すると1年で10年以上先までダイヤモンド会員を担保される会員も出てくると思いますが、ピラミッド具合では業績には軽微という結論ができるかもしれません。
正当にプレミアムポイントを貯める人にそれが反映されるとすれば、普段の利用で普通に貯めようと言う気持ちが芽生え、2倍キャンペーンとかなくても純粋に貯めるのではないでしょうか。
最後に
ANAマイレージクラブについても米系やシンガポール航空のマイレージサービスのように支払い実績ベースの制度を導入してくるかもしれません。
プレミアムポイントを色々と考えても結局はまとまった支払いが必要であり、それを考えると札束で頬を撫でるような施策もあり得ると思います。
その代わりに、時間的な制限に猶予を与え、最上のサービスを思う存分楽しんでもらうようなシステムの方が歓迎されると言えます。
そして、機内サービスの改善や多くの人がものも申すラウンジでのサービスを改善できれば良いのかもしれません。